・戸川 清春(とがわ きよはる)
小学生の頃、父にピアニストとしての期待をかけられるも、中学で短距離走に出会い陸上部に入部。当時スプリンターだった彼は、全国大会の決勝レース中に骨肉腫(骨のガン)が悪化し、大事な片足を失う。術後のショックで引き込もりになるが、虎とヤマに出会い少しずつ前に進み、やがて車椅子バスケの世界へ引き込まれていく。
「タイガース」に所属しており、日本代表候補にも選ばれる高い技術を持っているが、エゴイスト故にチームメイトとの衝突も多い。
孤独だった彼が病気の再発と闘いながら高みを目指し、変わっていく姿に注目!
・野宮 朋美(のみや ともみ)
名前と年齢に不釣り合いな強面。チームメイトと対立し、誰よりも熱心に打ち込んできたバスケを辞めてしまう。追い打ちをかけるようにバイク事故で夏美を下半身不随にしてしまい、ついに高校を退学。罪悪感に苛まれながらも、戸川との出会いにより自分を変えようと思い始める。夏美の見舞い、就職、プロバスケのトライアウト挑戦など、いつか自分のゴールに繋がる道であることを信じている。
もう一人の主人公ともいえるムードメーカーな存在であり、いつの間にかタイガースにもとけ込んでいる姿が印象的である。
・高橋 久信(たかはし ひさのぶ)
「Aランク」の男。自尊心が強く、何かと周囲の人間をランク付けして見下している。
父親の影響で小学生からバスケを始め、野宮と同じ西高でバスケ部のキャプテンをしていた。成績・容姿も優れており周囲から一目置かれる存在だったが、ふみかと盗んだ自転車で交通事故に遭い脊髄を損傷、下半身不随となってしまう。
受け入れ難い現実に自分は今何ランクなのか?と募る不安。何もやる気が起きない久信だったが、施設で出会った花咲、スコーピオン白鳥と共に三銃士を結成しリハビリを再開する。
次第に心を動かされていく久信の今後については、ぜひ最新14巻で確認してほしい。