ロボットが自我に目覚めたら?オススメ漫画5選77 Pt.

技術の大幅な進歩によりAI・人工知能を搭載したロボットが活躍する時代になった。人型のロボットも存在するが、まだまだ可能性は未知数といえる。近い未来に実現するであろう、人間と同じ感情や知性を持ったロボットをテーマにした5作品を紹介する。

作成日時:2020-01-07 10:00 執筆者:マンガペディア公式


『アトム ザ・ビギニング』

『鉄腕アトム』が誕生するまでの前日譚、ロボット作りに情熱をかける大学院生とロボットたちの物語である。原因不明の大災害が日本を襲ってから5年。練馬大学大学院の第7研究室に所属する天馬午太郎(てんまうまたろう)とお茶の水博志は、それぞれの志を胸に「自我」を持つロボットの開発に邁進していた。苦心の末開発したヒト型ロボットのA106(エーテンシックス)ことシックスを携えて、二人は「ロボット・レスリング」へ参戦する。2017年にテレビアニメ化。

シックスは人とふれあうことにより、言葉を覚え、感情を育てていくタイプのロボットだ。1000馬力もの力を備えており、戦闘に適したハイスペックのロボットであるが、自分の判断で人助けをするなど「心やさしき科学の子」としての一面を持つ。ロボット・レスリングでも、対戦した宿命のライバル「マルス」に心で語りかけるなど、人の心を持つロボットとして覚醒していく。しかし、シックスの妹分であるA107(エーテンセブン)ことユウランは、戦闘中にプログラミングを自ら書き換えることで「暴走」を引き起こしてしまうなど、課題も山積みだ。人間が生み出した「ロボット」の理想と現実はどのような道をたどっていくのか、展開から目が離せない。


『Dr.スランプ』

『Dr.スランプ』

出典:集英社

架空の村を舞台に、少女型アンドロイドとその友人たちが騒動を巻き起こすハチャメチャコメディ漫画。ペンギン村に住む科学者の則巻千兵衛(のりまきせんべえ)は発明の一環として、少女型アンドロイドを完成させた。余りの完璧な出来に自画自賛の千兵衛は、機械かどうかバレないかを試すために村の喫茶店へ連れていく。冷や冷やする行動を取りながらも何とかバレずに済み、「アラレ」と名付けられたアンドロイドの破天荒な日常が幕を開けることになった。1981年にアニメ化。

アラレは13歳の千兵衛の妹という設定で暮らしている。アンドロイドとバレないよう生活しているが、突如自分の首をもいだりするなど突飛な行動に千兵衛は振り回されっぱなしだ。性格は天真爛漫で誰とも仲良くなれるため、同級生の木緑(きみどり)あかねや不良の空豆(そらまめ)タロウとその弟のピー助、生意気な保育園児の皿田(さらだ)きのこなどの仲間が次々とでき、一緒にドタバタ騒動を巻き起こす。とてつもない怪力と頑丈な身体の持ち主で、車とぶつかっても車の方が大破したり、素手で地球を割ったりと規格外の身体能力を発揮するさまも面白い。千兵衛のライバルであるDr.マシリトが作り出したロボット「キャラメルマン」との対決や、後にアラレと結婚することになる少年型ロボット「オボッチャマン」とのふれあいも見どころだ。


『TWIN SIGNAL』

『TWIN SIGNAL』

出典:amazon

人型のロボットと少年の絆を描いたヒューマンドラマ。小学生・音井信彦は、ロボット工学者である祖父の音井信之介の元へやってきた。信之介が開発中であるHFR(ヒューマンフォームロボット)の「A-S SIGNAL(シグナル)」を見せたところ、信彦はその姿に一目惚れし「たよれる兄貴タイプの人格をプログラミングして欲しい」と頼み込む。しかし、シグナルは信彦のくしゃみによって幼児の姿に変身してしまうバグを引き起こすようになり、それをきっかけに二人の壮大な物語の幕が開く。1996年、2001年にOVA化(VHS版・DVD版)。

不本意なバグにより幼児姿となったシグナルは、チョコレートが大好物だったり、子供らしい振る舞いを見せたりと、愛らしいキャラクターだ。打って変わって青年姿のシグナルは戦闘能力に長け、大型動物相手を圧倒するほどの能力を備えている。前半はシグナルと信彦の二人を中心にほのぼのとした日常が描かれているが、後半はHFRの存在意義を問うシリアスな展開が待ち受けている。身勝手な人間と自我を持つHFRたちの対比に考えさせられる作品である。


『万能文化猫娘』

『万能文化猫娘』

出典:双葉社

猫の脳を持つ人型アンドロイドと、飼い主たちのふれあいを描いたほのぼのコメディ漫画。とあるクリスマスイブの夜、ベンチでやさぐれる父と子の前に瀕死の状態の猫が倒れていた。時は流れ1年後、双葉大学のテニスコートを駆ける美少女・夏目温子(なつめあつこ)の姿があった。数多の男性の誘いを断る温子の正体は、なんと「猫脳アンドロイド」と呼ばれるロボットだった。1998年にテレビアニメ化。関連作に『新万能文化猫娘 誕生編』がある。

温子の正体は、クリスマスイブの時に倒れていた瀕死の猫だった。猫を拾ったのは、自分を追いやった学会に復讐を企てるマッドサイエンティスト・夏目久作とその息子・夏目龍之介である。プレゼントはいらないから猫を助けてほしいと泣きながら懇願する龍之介に、久作は一世一代の動物実験を行う。こうして生まれたのがニャンボットこと猫脳アンドロイドの「ヌクヌク(温々)」だ。ヌクヌクは頭脳明晰でスポーツ万能な双葉大学のアイドルとして振る舞っており、男子学生の憧れの的である。しかし、男子学生の誘いを振り切って家に帰るとヌクヌクとしての本性を現す。クリスマスプレゼントのコタツに喜んだり、龍之介たちに甘えたりと、見た目は美少女なのに中身は猫というギャップが愛らしい。


『ヨコハマ買い出し紀行』

『ヨコハマ買い出し紀行』

出典:講談社

近未来の日本を舞台にした人型ロボットと人間たちが織りなすスローライフ漫画。「お祭りのようだった世の中」が終わり、「夕凪の時代」と呼ばれる近未来。三浦半島でカフェを経営する主人公・初瀬野アルファは、フラリと出て行ってしまったオーナー・初瀬野先生の帰宅を待ちわびる「ロボットの人」だ。コーヒー豆がなくなればスクーターに乗って横浜まで買い出しに行き、道中出会った「おじさん」と語らうなど、カフェを通してさまざまな人との出会いと別れを繰り返す。1998年にOVA化。

アルファは自身がロボットでよかったと思っている。オーナーを何年も何十年も待っていられるからだ。アルファはオーナーから届けられる宅配便やメモ書きを日々の楽しみにしていたが、ある日、宅配の配達員であった同じくロボットの鷹津ココネと意気投合し、以来親交を深めていく。アルファは無理に人間として振る舞うこともなく、ありのままの姿で暮らし、時間ができれば常連客の前で月琴を弾くなど、そこには静かな時間が流れていく。アルファたちが過ごす夕凪の時代は、海面が上昇し、大都市だった横浜も昔日の面影はなく、緩やかに滅びゆく日本を示唆している。しかしそこに悲壮感はなく、時代を見つめ悠久の時を過ごすアルファの視点で描かれる日本の風景が儚くも美しい。本作のキーワードである「てろてろ」とした時間を過ごすのにもってこいの作品だ。


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