貧乏な少女と大金持ちの男子たちが出逢うことで動き出す、切ないラブストーリー。酒飲みの父を持ち、貧しい家に生まれた女子高生の大川敦子(おおかわあつこ)。ある日、敦子は大金持ちの少年、至(いたる)・遼(りょう)・信也(のぶなり)と出逢い、彼らに宮殿のような豪邸に連れていかれる。そこで敦子が乃木グループの跡取り息子・至と瓜二つであることが判明。敦子は至の身代わりとなり「王子」として過ごすことを余儀なくされた。一方、本物の「王子」である至は、ある秘密を抱えて夜の街で働き始める。
敦子は、この世で一番不幸なことは人を好きになることだと思っている。ブサイクなことも、貧乏なことも、バカなことももちろん不幸だが、何より人を好きになることが不幸なのだと、母を好きになった父が敦子を押しつけられたことが証明していた。父からは虐げられ、学校でもいじめられ、お金もなく辛い日々を過ごす敦子。そんな敦子が大金持ちの少年たちと出逢い、彼らにさらわれたことから物語が動き出す。敦子が至と瓜二つであることがわかり、至は彼女を自分の身代わりに仕立て上げることにしたのだ。「王子」となった敦子は「宮殿」で過ごすこととなり、そんな彼女を至の異母兄である遼がフォローする。敦子は至として生活していく中で、美しい王子が抱える悲しみや弱さを知る。
秘密を抱えた少女とツンデレ男子が織りなすラブストーリー。主人公の葉月まひるは、特待生として学校に通っている地味だが優秀な生徒。実は彼女は学校に内緒でコスプレ喫茶でバイトをしており、メイド時の姿は普段の地味さが嘘のような美少女だった。ある日、まひるは同じ高校に通う少年・日向幸季(ひなたこうき)と、メイド姿で遭遇。咄嗟に別人を装い難を逃れるのだが、メイドの正体がまひるであると気づいていない幸季は彼女に一目惚れしてしまっていた。
まひるの父は医者だが、ボランティアばかりで世界を飛び回っており、家にはお金がない。そのためまひるは学費が免除になる特待生であり続けるため勉強に励み、叔父が経営しているコスプレ喫茶でバイトをしている。まひるの学校では特待生はバイトが禁止されているため、もちろんコスプレ喫茶で働いていることは誰にも内緒。そんなまひるにピンチが訪れる。客の忘れ物を届けようとメイド服姿で店外に出たところ、同級生の日向幸季と遭遇してしまったのだ。幸季は社長令息でイヤミな性格をしており、自分の成績がいつも学年2位であるため、学年1位の座をキープしているまひるを目の敵にしている。相性最悪の2人がどのように恋愛していくのか、続きが気になって仕方なくなる作品だ。
お金を憎む少女がアラブの石油王と恋をするセレブラブコメ。須軽(すがる)まあやは、父親の借金が原因で貧乏暮らしを強いられている女子高生。彼女はお金を憎んでおり、夢も恋も信じない徹底した現実主義者だった。そんなまあやの前に、ある日突然アラブの石油王・シークが現れる。彼はまあやの身の上は自分が譲り受けたと言い出した。シークが持っていたのはまあやの父のサインが入った契約書。この日からまあやは、斜め上の行動を取るアラブの石油王につき纏われることになる。
まあやの高校生活は円満とは言えなかった。ろくでなしの父親がこしらえた借金地獄のせいでボロアパート暮らし。バイト三昧の日々を送るため、学校で友人もできない。それもこれも全てお金が悪いのだ。そう考えるまあやの前に、大量の一万円札と褐色の肌の美男子・シークが降ってきた。彼はまあやのもとにやってきた借金取りを大金で退散させ、警戒するまあやを気にすることなくマイペースに口説き始める。アラブの石油王であるシークの感覚はまあやとは大きく異なっており、プレゼントに大量の羊を贈ろうとしたり、ラクダで移動したりとやりたい放題。しまいには、まあやと同じ高校に留学してきた。シークのスケールの大きすぎる言動と、それに振り回されるまあやの姿を楽しもう。
ネガティブ貧乏女子高生が国宝級美男子と同居することになる少女漫画。主人公の帰山美玲(きやまみれい)は15歳の貧乏少女。ある日美玲は、新聞配達のアルバイトの帰りに不注意でバイクの前に飛び出し、運転手に怪我をさせてしまう。バイクの運転手は、国宝級美男子の真野典哉(まのふみや)。事故をきっかけに何故か美玲のことを気に入った真野は、美玲に自分の家にも新聞配達をお願いしたいと言い出す。翌日、美玲が教えられた真野の家に向かうと、そこは明らかに高級そうなマンションだった。
高校入学を控えた春休み。美玲は朝・夕の新聞配達に勤しんでいた。幼い頃から家が貧乏だったせいで、何かと侘しい人生を送ってきた美玲。自分でお金が稼げるようになった今、ようやく人並みの生活を送ることができる、新しい高校の制服が買える、と美玲は喜んでいた。彼女が求めていたのは、周りから笑われないような人並みの女の子になること。それさえ叶えば良いと思っており、恋なんてものは自分には遠い世界だと感じていた。そんな美玲が、事故をきっかけに美男子・真野と出逢い、彼に気に入られた結果、家政婦として雇われ一緒に暮らすことになる。美玲を通して、高級マンションで繰り広げられる真野とのドキドキな同居生活を堪能しよう。
貧乏女子高生と傲岸不遜な金持ち男子高校生の恋を描いた恋愛漫画。主人公は女子高生の大森美緒(おおもりみお)、17歳。超貧乏な彼女は家計を支えるために、夜遅い時間のバイトに励んでいた。ある夜、美緒は男たちが喧嘩をしている場面に遭遇。警察を呼ぼうとするも1人の男に捕まり、何故か「俺が買ってやろうか」と金を渡され唇を奪われてしまった。その後、美緒は自身のファーストキスを奪った男が、大森家の隣にある大豪邸の息子だと知ることになる。
見知らぬ男にファーストキスを奪われた翌日、美緒は病気で入院中の母親の見舞いのために病院へ向かい、そこで母から陣内家のお手伝いさんになるよう告げられる。陣内家は大森家の隣の家で、美緒たちの住む地域の大地主。大森家も陣内家の所有地に建てられており、美緒の亡き父は陣内家と親しかった。陣内家には息子がおり、彼は品行方正で成績優秀、人望の厚い完璧な男・陣内将英(しょうえい)。美緒と同じ学校に通っている、王子様のような男子高校生だ。美緒はお手伝いさんの件で将英に自宅へと呼ばれるのだが、そこで将英こそが自分のファーストキスを奪った男であるという事実に気づく。最悪の出逢いから美緒と将英がどう恋愛関係に発展していくのか、ドキドキの展開から目が離せない。