「月刊コロコロコミック」のギャグ漫画特集!24 Pt.

「月刊コロコロコミック」に連載されたギャグ漫画をピックアップ!

「月刊コロコロコミック」のギャグ漫画特集!

出典:小学館

子どもたちの流行の最先端である「月刊コロコロコミック」。読んでいたマンガで世代がはっきりとわかるほどだ。「月刊コロコロコミック」に連載された中から、一世を風靡した珠玉のギャグ漫画たちを紹介。


作者・曽山一寿の代表作であり、長寿連載となった1話完結型の不条理ギャグ漫画。主人公・じーさんは、一見すると厳しそうな外見。孫に「世の中の危険から生き抜く方法を教える」と言うが、その内容は理不尽なものばかり。じーさんは、あらゆる常識を無視して暴走していく。続編に『でんぢゃらすじーさん邪』『なんと!でんぢゃらすじーさん』がある。

主人公・じーさんは、立派な口ひげを蓄えたキャラクターで、服装は、年中ランニングシャツに腹巻き姿だ。じーさんは見た目こそ典型的なおじいさんだが、その非常識な行動力は若者以上だ。ハイキングに行って遭難したり、謝り方を教えるために人が大切にしているものをバズーカで破壊するなど、彼の行動は周囲に迷惑をかけるものばかり。死亡したキャラクターが次の回では復活しているなど、ハチャメチャな展開がいっぱいの爆笑必至のギャグ漫画だ。ときには「大長編」として100ページ程度のシリアスなストーリーが展開される。その際、じーさんは「道を踏み間違えた者に教え諭す」という年長者としての一面も見せる。


文房具の「ケシゴム」を主人公とするギャグ漫画。自称「文具界ナンバーワン」の主人公・ケシカスは、小学4年生の少年・ボウズの持っているケシゴムだ。エンピツを子分にし、修正液などのライバルたちと張り合っていた。だが、答案の答えを間違って消してしまったり、2つに割れてしまったりと、ケシカスの行動はやることなすこと迷惑ばかり。やりたい放題のケシカスと文具たちは、教室を暴れまわる。

主人公・ケシカスは、消しゴムが擬人化されたキャラクター。先端部分が頭で、ケースに入った部分が胴体だ。頭の後ろにある突起から、消しカスが伸びていく。主人公・ケシカスの性格は理不尽かつ横暴。「文具界のアイドル」を目指しており、修正液や下じきなどライバルの文具や学校の備品たちにイタズラをする。持ち主のボウズは最たる被害者で、テストの度に問題や解答を消されるなど、いつもひどい目に遭わされている。主人公・ケシカスと擬人化された文房具たちが織りなすギャグ漫画だ。


謎の宇宙人転入生が巻き起こす騒動を描くギャグ漫画。主人公・田中太郎は戸成小学校5年3組の転入生。田中太郎は謎の宇宙人で、頭にはツノが生え、目からは怪光線を出し、腕は伸び縮みする。あらゆる意味で人間ばなれしている田中太郎の行動に、地球人たちは驚かされるばかり。クラスメイトとなった堀町タカシも、田中太郎に振り回されつつ、次第に友情を感じていく。

主人公・田中太郎は謎の宇宙人で、無口で意味不明な行動を連発する。「コロコロコミック」のギャグ漫画の主人公は、元気で明るくアグレッシブなキャラクターが多いが、主人公・田中太郎はそれとは一線を画する。”コロコロギャグ”の歴史を変えたキャラクターだ。背中のレバーを回すと尻からアイテムの入ったガチャガチャのカプセルが出たり、笑いすぎで頭を飛ばして太陽を割るなど、不条理で奇妙なギャグが多数描かれている漫画だ。


作者・樫本学ヴの代表作である、学園ギャグ漫画。主人公・ヤマザキは、私立冠学園小学校6年3組に転入してきたキャラクター。ヤマザキ王国の王子を名乗るヤマザキは、学級委員長になること、つまり“学級王”になることを目論む。ヤマザキは、部下のワタナベと共に平和な学園内に騒動を巻き起こすが、クラスメイトたちにことごとく阻まれて毎回失敗する。

主人公・ヤマザキは、ヤマザキ王国の王子様。3本のツノが生えたような髪型とマント姿が特徴な小学生だ。ヤマザキの一人称は王子らしく「わがはい」で、語尾に「なのだ」をつけて話す。ヤマザキは、独善的でわがまま、欲深い性格をしている。学園征服、ひいてはヤマザキ王国拡張を目標に様々な作戦を思いつき決行するが、欲を出しすぎて暴走し最後には失敗してしまう。ヤマザキのアイディアとその暴走っぷりが抱腹絶倒のギャグ漫画だ。また、「おっパイよ~!」や「パイなら!」などの下ネタ絡みの挨拶ギャグがよく使われ、小学生の間でブームを巻き起こした。


作者・藤子・F・不二雄が描くSFギャグ漫画。主人公・デンカたち王さま一家は、母星・ウメ星が爆発したため宇宙を漂流していた。運良く地球に漂着し、少年・中村太郎に拾われ、彼の家に居候することになる。かくして、王さま一家は王国の再建を夢見て、地球での奇妙な生活を始める。連載誌は複数に及ぶが、一時期「月刊コロコロコミック」でも連載された。

作者・藤子・F・不二雄が得意とする、「日常の中に入り込んだ異分子」が巻き起こす騒動を描いたギャグ作品。序盤は、王族らしく偉そうに振る舞う王さま一家と地球の平凡な一家との感覚のギャップが笑いを誘う。だが、デンカの「くよくよしても仕方がない」という鷹揚な性格や、居候先の少年・中村太郎の根っからのお人好しぶりが心を和ませる。同作者の他作品ほどのシニカルさはなく、牧歌的でおおらかな笑いに包まれた作品となっている。デンカの「宇宙船から便利な道具がでてくる」というアイディアは、後に『ドラえもん』の4次元ポケットに繋がるものであったと作者が語っている。


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