既に有名声優だが、若年代にはFateシリーズのキャラクター遠坂凛の方が認知度が高い。それを逆手に、Fateシリーズから声優植田佳奈を知り興味を持った人向けに、Fate以外で次に視聴するおすすめアニメを紹介する記事。
年々人気を加速させ、様々なメディアミックスを果たしたタイプムーン原作の人気作品『Fate』シリーズ。その『Fate』三大ヒロイン「遠坂凛」を担当した声優「植田佳奈」さんが声を当てたアニメキャラクターの中から、ぜひ注目してほしいキャラクターと作品を10選出した。あのキャラとあのキャラの声優は同じ人――そんな豆知識を頭の片隅に置いておくとまた違った角度からアニメを楽しむことができる。「遠坂凛(植田佳奈さん)」の声が作品によって七変化している様に注目しながら、一度観たことがある作品もこの機会にもう一度楽しんで欲しい。
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既に有名声優だが、若年代にはFateシリーズのキャラクター遠坂凛の方が認知度が高い。それを逆手に、Fateシリーズから声優植田佳奈を知り興味を持った人向けに、Fate以外で次に視聴するおすすめアニメを紹介する記事。
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『Fate』と同じくタイプムーン原作の同人ノベルゲーム「月姫」をアニメ化した作品。アニメーション制作は「とある魔術の禁書目録」や「とらドラ!」などが評判高い「J.C.STAFF」。
本作では原作である「月姫」から設定や展開を大きく改編したオリジナル色が強い。そのためゲーム原作ファンからの評価は高くないが、アニメの雰囲気やBGM、当時の若手(現在のベテラン)声優の人気と実力のポテンシャルから、原作を知らない、あるいはオリジナルアニメとして観た場合は決して評価の低くない作品である。
植田佳奈さんが担当したキャラクター「琥珀」は、主人公「遠野志貴」の実家に仕えるメイドの一人として登場する。アニメが全12話と短めで、1話では数回のセリフでしか登場しないため、いきなり植田佳奈ボイス全開で堪能することはできないが、前述の通りアニメ作品そのものとしておすすめできるので、1話で話の雰囲気や世界観が少しでも気になったらぜひ継続視聴をおすすめしたい。
原作はPCゲームという点と、制作年から長い時間を経ているため(リメイクも発表されているが……)、熱狂的な人気を博した原作の雰囲気を知りたい、知りたくなったという方はマンガ版「月姫(作画 佐々木少年 が目印)」を手に取ると良い。
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コバルト文庫から刊行された小説が原作のアニメ。実写化もされている。レーベル的にはライトノベルだが、コバルト文庫がティーンズ向けの恋愛を特徴としているため、本作もそれ向けの色合いが強い。アニメでも少女漫画のような絵柄でキャラクターを動かしており、物語のジャンルは百合モノ(女性同性愛)となっている。とはいえ、百合成分は非常にライトな表現の範囲内に収まっているため、たとえそれに興味がない人が観たとしてストーリーの邪魔になることなく楽しめる作品である。
植田佳奈さんの担当キャラクター「福沢祐巳」は主人公として登場するため、声優ファンからすれば申し分ない。題材が女学園での学園生活を描いたもので、OVAを含める全4期とボリュームもたっぷり。学園恋愛モノ、少女の成長を描いた作品が好きな人には特におすすめ。
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植田佳奈といえば、という代表作の一つ。「魔法少女リリカルなのは」の続編、2期にあたる本作はTVシリーズとTVシリーズをリリメイク、総集編にした劇場版がある。1期も同じくTVシリーズと劇場版があるが、1期に関しては登場するキャラクターの数が少ないため、劇場版で手早く把握するのもおすすめできる。ただし「魔法少女リリカルなのは」シリーズはOPやED曲も印象に残るものが多く、いずれも評判が良いので余裕があればOP曲だけでも把握しておくと、良い意味で作品に対するイメージを変えてくれるかもしれない。
2期はキャラクター数の増加に伴い、エピソードが多いため劇場版だけではフォローしきれていない部分も多い。TVアニメ1期or劇場版1st→TVアニメ2期→劇場版2ndの順で視聴するのが良いだろう。
植田佳奈さんが担当する「八神はやて」は関西弁のような話し方をする。これに対し声優が無理やり作ったエセ関西弁などと揶揄されることがあるが、植田佳奈は関西圏での生活が長く(奈良県出身大阪育ち)、地方によって微妙に異なるそ関西弁の機微も理解、把握している。業界内では「関西弁マイスター」と呼ばれるほどである。
「八神はやて」の関西弁が実在するものと異なるのは、監督の裁量、演出によるものであり、両者の間で実際とは異なる趣旨を話した上で、キャラ作りのため敢えてそう演技したと話している。
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NHK教育テレビにて放送された作家「あさのあつこ」氏による文学作品アニメ。中学生になったばかりの主人公「磯崎 蘭」に、植田佳奈さんが声を当てる「名波 翠」がテレパシーを送るところから物語が始まる。
テレパシーという題材や主人公達が幼いこと、アニメの絵柄が独特なこともあり、やや子供向けと感じる人も多いが(実際ジャンルとしては児童文学ではあるが)、映画、ドラマ、アニメなど様々なメディアミックスを果たした、小説『バッテリー』の原作者でもある作家「あさのあつこ」氏によるシナリオは、あらゆる世代に向けたメッセージ性も作中に孕ませている。作家のシナリオ力が感じられる本格的なストーリーを、色眼鏡を外してぜひ楽しんで欲しい作品。
植田佳奈さんは出演していないが、「あさのあつこ」氏の世界に興味を持った方は、ノイタミナ枠で放送されたTVアニメ『NO.6』もチェックしてみて欲しい。
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植田佳奈さんといえばこの作品を挙げる人も多い作品。
本作は野球の甲子園のように、麻雀が競技として熱狂的な人気を誇るという世界観になっている。植田佳奈さんが声を当てる主人公「宮永咲」はひょんなことから、麻雀部に所属する全国中学生麻雀大会(インターミドル)個人戦優勝の経験を持つ実力者「原村和(はらむらのどか)」と対局することに。勝負には敗れるものの、「咲」の打ち筋に疑問を感じた「和」は理由を尋ねる。その「咲」の答えは……。これはぜひ視聴して確認して欲しい。
植田佳奈さんの超代表作とされる所以は、植田佳奈さん本人が麻雀を深く嗜んでいるからであり、その度合いは一人で雀荘に足を運ぶことも当たり前だったほど。全自動卓を譲り受けてからは、声優仲間と自宅で打つこともあり、植田宅は「雀荘うえだ」と命名された声優界の雀姫。
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ライトノベル原作の学園ラブコメバトルアニメ。軽微なお色気要素もあり、所謂よく聞く学園アニメにカテゴライズされるが、最も注目すべき点は主人公「瀬能ナツル」を演じる「井上麻里奈」さんの演技力にある。
平凡な男子高校生だった主人公「ナツル」は、ある日目が覚めるとケンプファーと呼ばれる戦士になっていた。更にケンプファーは女性でなければならないため、その能力を発動する際に女性になるというTS(性転換)要素を持った作品である。
声優を目指した理由が『男役をするため』と話す井上麻里奈さんにとってまさにハマリ役といえる。男性時と女性時の「ナツル」の使い分けはアニメに興味があり、これから色々な作品に触れたいと考えている人に是非聞いてもらいたい。
植田佳奈さんは敵側のサブキャラとして出演するに留まるが、そのキャラクター性とインパクトは少ない登場時間ながら演技力に長ける植田佳奈ボイスの一面を見ることができる。
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『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。小説ほか、電撃コミックなどでも連載されている。植田佳奈さんはジャッジメントという風紀委員「固法 美偉」役で出演している。サブキャラクターではあるが、物語にしっかり絡んでくる立ち位置。
超電磁砲、レールガンなどの略称で広く親しまれている本作は書店やレンタルDVDショップなどでの扱いも大きいため、ライトノベルコーナーに足を運んだり、アニメDVDを借りに行ったことがある人なら一度は目にしたことがあるといっても過言ではないだろう。
有名だけに今更取り上げるものでもないが、アニメが好きでまだ観たことがない人には間違いなくおすすめできる作品なのでここで紹介させていただいた。レールガンの世界にハマッたらそのままの流れで『とある魔術の禁書目録』も楽しめる二重においしい作品だ。
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ある日、幼い子供を預かることになったサラリーマン「河地大吉」、通称「ダイキチ」と、その預けられた子供「鹿賀りん」、通称「リンちゃん」との共同生活を描いた心温まる物語。
原作はマンガで、実写映画化もされている。マンガ、アニメはどちらも評価が非常に高く、どちらかを観たら必ずもう一方もチェックしたくなるのは間違いない。実写映画に関しては「りん」という少女が女の子から女性へと育っていくというコンセプトの表現が難しいため、原作ファンからの批評はある程度やむを得ない部分もある。
アニメ版「りん」のその可愛さは、視聴者が「りんちゃん」と自然に呼ぶようになり、初めて子供が欲しくなったと言わせるほどである。りんちゃんのためだけに観る価値がある。観ればアニメ好きからそうでない人まで、万人がその価値に気付くであろう奇跡のような一品。
植田佳奈さんは「ダイキチ」の従妹「」として登場する。子持ちの母親役であり、子育てについて「ダイキチ」と言葉を交わすことが多い。担当キャラクターと歳が近いこともあってか、本来声優ラジオでしか聞けないような自然体な植田ボイスが楽しめる。
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格闘ゲーム原作のTVアニメ。原作がビジュアルノベルゲーム形式のストーリーを展開しているので、ゲームもアニメも好きな人には馴染みがあるが、そうでない人はややとっつきにくい感があるのは否めないが、金髪ツインテールゴスロリ吸血鬼のお姫様というこれでもかと設定を詰め込んだキャラクター「レイチェル=アルカード」を演じる植田佳奈さんボイスは必聴の価値あり。佳奈様ボイス、と言われる所以が分かるようになる、かもしれない。
補足として、原作がいわゆる中二病を地で突き進む上に、設定も複雑で専門用語も多い。アニメからの初見ではまず世界観を理解するのは難しいので、いっそ『ブレイブルー(格闘ゲーム)』公式ラジオ、『ぶるらじ』との同時視聴をおすすめしたい。
『ぶるらじ』では、主人公「ラグナ」役「杉田智和」さんの他、「今井麻美」さん、「近藤佳奈子」さん他有名声優さんによる、ゲーム以外の面白トークもふんだんに混じっているためこちらは初見でも十分に楽しめるだろう。
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『小説家になろう』発のライトノベル作品のアニメ化。1話のストーリー構成が非常に上手く、1話を見たら2話を見ずにはいられなくなる。アニメ化を機に爆発的なヒットを記録し、ここ最近アニメを見始めたという人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。
アニメって面白いの? と言われたら黙って1話を観せれば良いレベルの、アニメの入門とも言える作品。45分後、それが全ての答えとなっているであろう。未視聴の場合はぜひ視聴をおすすめする。
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