特定の集団や身分、職業を表す記号として着用される制服に、特別な存在感を感じる人も多いだろう。今回は「カッコイイ制服」が出てくる漫画を特集。学生服から軍服まで、見目麗しいキャラたちを紹介しよう。
カッコイイ&凛々しい制服が出てくる漫画を紹介
出典:小学館
特定の集団や身分、職業を表す記号として着用される制服に、特別な存在感を感じる人も多いだろう。今回は「カッコイイ制服」が出てくる漫画を特集。学生服から軍服まで、見目麗しいキャラたちを紹介しよう。
出典:マンガペディア
幼い頃に両親を亡くした少女・天上ウテナ。悲しみにくれていたウテナに、生きる力を与えてくれた男性がいた。ウテナは彼から、バラの刻印があしらわれた指輪を受け取った。そして、年に1回、ウテナのもとに、彼からと思われる手紙が届くようになる。彼にもう1度会いたいウテナは、手紙を手掛かりに鳳学園へ編入。だが、ウテナを待ち受けていたのは「決闘」の日々だった。1997年にテレビアニメが放送された。
主人公・ウテナは運動が得意な男装の美少女。バラ色の学ランを愛用している。ウテナのオリジナルデザインで、活発な彼女に似合う短パン仕様である。本作には、ウテナのライバルとして、鳳学園生徒会メンバーが登場する。彼らが着用するのは、一般学生とは異なる、軍服のような飾り紐が付い学生服。それは彼らが「決闘者」であることの現れだ。生徒会メンバーは全員、謎の存在「世界の果て」が選んだ若者。彼らは「世界の果て」の指示で、世界を革命する力を持つ「ディオスの剣」と「バラの花嫁」を手に入れるため、決闘を繰り返している。ウテナが持つ「バラの刻印があしらわれた指輪」は、決闘者の証だった。ウテナも決闘者となり、運命の渦に飲み込まれていくこととなる。
出典:SQUARE ENIX
巨匠・石ノ森章太郎の傑作『サイボーグ009』を原作とし、2012年に公開されたアニメ映画のコミカイライズ作品。かつてサイボーグ戦士として戦っていた主人公・島村ジョー。戦いが終わった後、彼はごく普通の男子高校生として生活をしていた。しかしあることをきっかけに、彼らは戦いに身を投じていくこととなる。お馴染みの戦闘服に身を包んだサイボーグ戦士たちが、世界を守るために再び集結した。
本作の舞台は2013年の地球。六本木ヒルズのような、現代の日本に実在する建築物が登場する。物語の開始時点で、かつての「00ナンバー」たちは、それぞれの故郷で暮らしている。主人公・島村ジョーは、精神的な負担を減らすために3年ごとに記憶をリセット。ごく普通の男子高校生として暮らしていた。そんな彼らの服装は、ごく一般的なもの。しかしある時、サイボーグ戦士たちに「彼」の声が届く。それを機に、世界各地で起こる「超高層ビル連続爆破事件」に関わっていくことになる。「00ナンバー」の証である戦闘服を身に着けたサイボーグ戦士たちを待ち受けていたのは、神との対峙であった。
出典:マンガペディア
本作の舞台は日本のどこかにある三門市。「近界」と呼ばれる異世界からの門が開き、近界民(ネイバー)の侵略に脅かされていた。男子中学生・三雲修は、近界民と戦う民間組織・ボーダーに所属している。ある日、修のクラスに風変りな少年・空閑遊真(くがゆうま)が転入してきた。そして転入初日に、遊真は不良に絡まれてしまう。助けようとした修の前に、恐ろしい近界民が現れた。2014年にテレビアニメ化された。
三門市に侵略してくる、異世界の住民・近界民(ネイバー)。それに対抗するための民間組織・ボーダーに所属する男子中学生・三雲修。ボーダーのメンバーには、「トリガー」と呼ばれる武器が支給されている。トリガーを使用することで、修たちは強大な力を持つ近界民に対抗できるのだ。トリガーを発動させると、持つ者に合わせて武器と服装が戦闘用のものに変化する。修たちが持つトリガーはボーダーからの支給品のため、汎用性が重視されている。そのため、戦闘服も同じ規格のものが多い。修は、ボーダーの中でも「玉狛支部」に所属している。玉狛支部では、トリガーの研究が盛んに行われている。そのため、他の支部に所属するメンバーよりも、より個々に合ったトリガーが支給されている。また、戦闘服も独自の形態をとっている。
出典:マンガペディア
19世紀のヨーロッパをモデルにした、架空の国家による軍事物。ヴァイセン王国の青年将校・ベルント・バルツァー少佐。彼は、ある日、同盟国・バーゼルラント邦国の王立士官学校に、軍事顧問として出向するよう命じられた。時代遅れな軍事訓練を行っている同盟国への出向命令に、落胆するバルツァー。しかし士官学校の特務教官となった彼は、旧態依然としたバーゼルラント邦国の軍制改革に情熱を燃やす。日々、平和ボケに染まった他の教官たちや生徒たちの意識改革に悪戦苦闘。そこへバーゼルラント邦国の命運を握る戦いが始まった。
主人公は、ヴァイセン王国の青年将校・ベルント・バルツァー少佐。彼は、上官から「軍国の軍人訓育の成功例」と言われるほどの理想的な軍人。だが何故か、軍事後進国の同盟国・バーゼルラント邦国の王立士官学校へ出向することになる。物語の舞台は、この士官学校である。バルツァーをはじめ、教官や生徒もみな軍服に身を包んでいる。軍服は、国や階級によってデザインが異なる。この士官学校には砲兵科、歩兵科、騎兵科ほか、いくつかの科がある。中でも騎兵科は貴族出身の者が多く、他の士官学校生に比べて軍服も豪華で派手だ。しかしそれが見世物的な存在であり、騎兵が時代遅れになっていることも描かれている。筆者による巻末の解説も読みごたえがあり、軍事物初心者にもおすすめの一作だ。
出典:マンガペディア
人間と吸血鬼の闘いを描いたバトル作品。小説家・鏡貴也の脚本と、作画担当・山本ヤマトの描くビジュアルが、連載当初より注目を集めた。吸血鬼により、人間の子どもたちが血液用に飼育されている世界。主人公・百夜優一郎と百夜ミカエラは、地下都市で飼われていた孤児だ。2人は他の孤児たちとともに、地下都市から脱出を試みる。だが、地上に生還したのは優一郎だけ。そして優一郎は、吸血鬼たちの殲滅を誓う。2015年にテレビアニメ化された。
謎のウィルスにより大人が死に絶え、生き残ったのは子どもだけ。人間世界は吸血鬼たちによって支配されている世界。主人公・百夜優一郎は、地下都市の孤児院で、吸血鬼により血液用として飼育されていた。しかし、吸血鬼たちから逃れて地上に生還。その後、日本帝鬼軍の中佐・一瀬グレンに力を認められ、吸血鬼殲滅部隊の一員となる。日本帝鬼軍の軍服は、黒を基調にしたシックなデザインだ。ネクタイや上着の長さがキャラによって異なり、それぞれの個性となっている。一方、彼らの敵である吸血鬼たちの衣装も、世界各国の軍服をもとにしたデザインだ。男性吸血鬼は中世の西洋風軍服、女性吸血鬼がゴシック風のドレス。一部を除いて、吸血鬼は男女共「白」を基調とした軍服を身に着けている。
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