剣の戦いは絵になるが弓の戦いは絵にならない……そんなことはない。遠距離攻撃の特徴を持つ弓を得意とするキャラはそれだけで特別な存在であり、注目に値する。希少価値とまでは言わないが、絵になる弓使い男性キャラ10人を選び、その能力と魅力を再確認したい!!
剣術が重宝される中、弓術も弓道も立派な武芸であり、もっと脚光を浴びていいはず。そんな弓使いの男性キャラを10人選んで注目してみたい!!
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剣の戦いは絵になるが弓の戦いは絵にならない……そんなことはない。遠距離攻撃の特徴を持つ弓を得意とするキャラはそれだけで特別な存在であり、注目に値する。希少価値とまでは言わないが、絵になる弓使い男性キャラ10人を選び、その能力と魅力を再確認したい!!
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この作品の主人公で辺境の地を治める伯爵の称号を持つ貴族ながら民衆の気持ちをつかむ能力を有し、若くして軍の総大将を務めるに至る。弓の技術は天才的で「黒騎士ロラン」との一騎打ちでは弓の滞空時間を利用した時間差攻撃で歴戦の勇者の戦意を喪失させ降伏させるに至っている。弓の腕でのし上がった印象もあるが、智将でもあり、戦争は戦う前から始まっていると考え、あの手この手の戦略や策略を巡らせ、確実な勝利を得る事に力を注ぐ。これは至極当然のことに思えるが、この中世を舞台にした作品の中では革新的な考え方であり、この主人公の有能さを的確に描いている。恋愛事情にはやや疎いが勝利の女神とも言える七戦姫の全てから好意を持たれるモテ男であり、この点でも勝利は約束されている。重厚で続きが気になる戦記物であるが、この七戦姫と主人公との関係が深まって行く恋愛要素も盛り込まれている点も中々面白い。原作はラノベ小説で完結してるが、アニメ化はまだ物語の途中で続編が望まれる。
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人類が吸血鬼たちから逃れるべく文明を捨てて生活する世界で吸血鬼に対抗する先頭集団として組織された「日本帝鬼軍」の一員で主人公「百夜優一郎」とはクラスメイト。また戦闘時も同じ部隊の後方支援として弓を扱う。この弓「月光韻」は鬼の呪いが封じ込まれていて、その鬼の呪いを制御できないと扱えない悪魔の武器になっている。当初は本人の優しい性格が災いして鬼の呪いに取り込まれそうになるが、主人公の支援もあり、見事に悪魔の武器を使いこなせるようになっている。姉を吸血鬼に殺されていてその復讐心のために志願して兵士となっているが、その優しさと包容力によって吸血鬼を完全には憎みきれていない面もあり、新たな道を模索する様子も見て取れる。攻撃的な主人公に対して守備的な存在としてバランスの取れたチームになっているが、敵は強大にして強力で予断を許さない。なお、アニメはマンガ原作をベースにしていて、他に小説があり、小説はマンガやアニメの8年前の世界を描いていて「早乙女与一」も「百夜優一郎」も登場しない。
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主人公「黒崎一護」のクラスメイトで死神と敵対する対虚退魔眷族「滅却師(クインシー)」の一族で、主人公のライバルとして位置づけられるが、互いに協力して別の強敵と戦うケースも多く、互いは認めていないが仲間同士になっている事も多い。細身でやや神経質な性格であり、またそれを卑下するどころか誇りにすら考えている所があり、人望もやや薄いが希少な滅却師であり、弓使いでもある点からどこか特別待遇として扱われている。当人もそれを当然のように受け入れている。実家は総合病院を経営する裕福な家庭であるが、その医者であり滅却師でもある父親とは確執があり、自身は一人暮らしをしている。どこまでも孤高の人である。数々の戦闘時にも難敵を相手にすることが多く、まずは相手との舌戦で技あり、もしくは有効・効果のアドバンテージを取ってから本腰を入れる戦法が多く、力押しの主人公との違いを見せつけているが、結局最後は主人公に美味しい所を持っていかれる不遇な扱いもこのキャラの人気の一つになっている。
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あらゆる望みが叶うという聖杯を手に入れくべく7人の魔術師が7人の各時代の英雄の英霊を召喚してサーヴァントとして手足のごとく活用し、最後の一人になるまで戦う「第5次聖杯戦争」が舞台で、魔術師「遠坂凛」の召喚した英霊がこの「アーチャー」で、真名は物語の中で明かされる。当然ながら弓の達人であるが、双剣使いでもあり接近戦も得意とする。主人公「衛宮士郎」とは因縁浅からぬ関係で、「衛宮」「遠坂」連合チームが結成された時にも隙あれば「衛宮士郎」の命を狙う異常さも持ち合わせている。聖杯戦争の勝利者が手にする事が出来る願望は表立っては見せておらず、マスターである「遠坂凛」の勝利のために尽力するが不利な状況が多く、結果的には夢を叶えるには至っていないが、これは彼の持つ宿命、運命の永久ループなのかもしれない。元々はゲームの形を取ったビジュアルノベルであるが、やはりアニメ化によって知名度を一気に向上させ『Fateシリーズ』となる別作品が多く登場している。原点はこの作品となるので、『Fateシリーズ』は、この作品から出発してもらいたい。
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『Fate』シリーズの中で異彩を放つ「聖杯戦争」ならぬ「聖杯大戦」と称して7人のマスターと7人のサーヴァントが赤の陣営と黒の陣営に分かれて勝敗を決める新しいルールが採用された物語となっている。その中で黒の陣営の「アーチャー」として召喚されたのがこの「ケイローン」で真名はギリシア神話に登場する、半人半馬の怪物であるケンタウロスで、ラテン語でケイローンとなる。マスターは「フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア」で足の不自由な車椅子で生活する女魔術師で、黒の陣営の中の魔術師として高い能力と見識を持っている。「ケイローン」も良識と正義の心を持ち、暴走する赤の陣営を取り押さえ得るべく、その身を犠牲にして黒の陣営の勝利と「フィオレ」の未来のために全てを捧げている。私利私欲もなく、清廉潔白な英霊であるが、真の勝利を掴むためには、多少の腹黒さや駆け引きは必要ではある。しかし、それすら不純なものとして排除して正々堂々と戦う姿には真の英霊の姿と言える。
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パルス王国の王子「アルスラーン」に従う将の一人で元々は流浪の楽士と称して自由奔放な生活をしていた。旅の中で磨いた剣術や弓は卓越していて、特に弓の技術は神技に近い技量を有しており、多くの戦場で勝利に貢献している。将としての扱いを受けているが、部下は持たず、単身で行動することが多く、戦争がない時はフラッと宮廷を後にして度に出る事も多い。その甲斐あって「宝剣ルクナバード」の所在地を突き止める功績も持っている。女性とお金に対しても自由で、この点でも欲望通りに生きている。女性を口説く為に話術も楽器の演奏も上手く、本望ではないが、「アルスラーン」が失意の中に陥っている時、この話術と音楽が癒やしとなり、復活の気持ちを蘇らせた意外な功績もある。「芸は身を助ける」である。しかし、女神官「ファランギース」だけは彼の手に落ちることなく、常に敗北を期している。そんないい加減さもあるが、決める所はキッチリ決める有言実行のナイスガイとして意外と誰からも愛されているキャラになっている。
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聖闘士の最高峰「黄金聖闘士」の一人で射手座の聖衣を纏う。弟は獅子座の黄金聖闘士「アイオリア」で聖闘士として優秀な家系と言える。しかし、主人公「ペガサス星矢」が青銅聖闘士として活躍する頃には既にこの世にはおらず、射手座の聖衣は「ペガサス星矢」に託されている。射手座ゆえに弓の攻撃を得意とし、「星矢」もこの聖衣を纏い、弓の攻撃を行う際には最終決着をつける時となり、見せ場の一つになっている。アイオロス自身はアテナの化身としてこの世に生を受けた「城戸沙織」が教皇の手によって刺殺されようとしている所に偶然出くわし、アテナを救い出し、教皇から謀反人の汚名を着せられ、山羊座の黄金聖闘士「シュラ」の追撃で深手を負いながらも偶然出会った「城戸光政」にアテナと射手座の聖衣を託し、息絶える。真の勇者であるが、その汚名が晴れるのには「ペガサス星矢」の活躍する時期まで待つ必要があった。ドラマチックな展開であり、黄金聖闘士の真の強さを見た気がする。
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西暦1600年の関が原の戦いの中で主人公「島津豊久」は異世界に転生し、「織田信長」や「那須与一」と出会う。この「与一」が弓の達人であるが、長髪で少女と見間違うほどの美貌の持ち主でもある。異世界でまだ勢力が弱い主人公たちの陣営の中で「与一」による弓の長距離攻撃は効果的で多大な戦果を上げてその存在感と格好良さを強烈にアピールしている。格好いいだけでなく色っぽさも持ち合わせていて、人気も高い。またその人気に驕ることなく、勝利のために日々の努力の後が見受けられ、本物の武士であると再認識させられ、更に高感度は上がっている。しかし「与一」に限らず、登場人物のそれぞれが個性的で魅力に溢れ、放つ一言一言が心に突き刺さる名言の数々で絵柄も含めて骨太で読み応えのある作品になっている。惜しむらくは休載等が多く、物語が進まない点にあるが、待てば待っただけの期待の結果が得られるので、ここは黙って次のストーリーを待ちたい。
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アヤカシに取り憑かれるやすい体質と言われる「四月一日君尋」と同じ「私立十字学園」に通う同級生で親友がこの「百目鬼静」で学級委員長を務め、弓道部に所属している。頭脳明晰で運動神経も抜群で女生徒からの人気も高いが本人は気にしていない。表情に乏しく、感情もあまり表に出さない。口数も少なく付き合いにくいタイプであるが「四月一日」と学校のマドンナである「九軒ひまわり」は屈託なく「百目鬼」に絡んでくる。おそらく当人が持つアヤカシに対する浄化作用が自然と2人を引き寄せているのであるが、これに気づいていいる者は居ない。当人はアヤカシを見る能力はないが、その弓はアヤカシを浄化する能力を有し「四月一日」より役に立っている事も多い。主人公で物語の根幹を支配する「壱原侑子」に対して少し距離をおいていて「四月一日」から遠慮する必要はないと言われるが、これは直感的に主人公の真意・正体に気づいていたためではないかと思われる。実に優秀なキャラクターと言える。
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主人公「菊川仁義」が率いる仁義軍団に参加した「上州赤城」を勢力圏に治めている独眼竜の弓使い。正確にはアーチェリーであり、スリングショットも愛用している。当初は硬派で口数も少なく、重要ポイントで効果的な活躍をする将棋で言えば、飛車角レベルの飛び道具であり、有能なキャラクターであったが、連載が再開された現状においては、かなりコミカルなキャラクターに性格付けが変わっている。「仁義」の右腕でありNo.2であり、義兄弟の契りを交わした「黒田闘吉」とニコイチで扱われる機会も多く、不本意さもあると思うが、貴重な登場シーンでその存在感をアピールしている。現在、物語はまだ仲間集めの段階で、将来的に展開されるであろう西日本の雄「武島将」との戦争や外国勢との戦争で本来のあるべき弓技を駆使して活躍する時を夢見て、今は耐える時として弁えていると思われる。今度こそ「未完」ではなく最良の完結を望みたい。
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