怪獣に変身する能力を持ってしまった主人公が怪獣と戦うSFバトル漫画。街に出現する怪獣と戦う防衛隊。日比野カフカは退治された怪獣を解体、清掃する仕事をしているが、かつて防衛隊を目指し、夢破れた男。カフカはある日、後輩の市川レノと解体処理をしている最中に怪獣に襲われて入院。その最中に怪獣に寄生され、怪獣へと変身する力を得てしまう。
本作の主人公のカフカは、幼い頃に年下の幼馴染、亜白ミナと共に防衛隊に入って怪獣を倒すと誓った。だがミナが防衛隊のエースとして活躍する一方、カフカは何度も試験に落ち、怪獣の解体処理会社へ就職した。ある日、アルバイトで入ってきたレノから、試験の年齢制限が引き上げられたことを知らされる。そんなカフカとレノは、仕事中に怪獣に襲われて怪我をして入院することに。その時、小型の怪獣に寄生されカフカは怪獣へと変身。レノと共に病院から脱走するが、カフカは怪獣姿で他の怪獣に襲われている人を救助。世間から「怪獣8号」と呼ばれるようになったカフカは、正体がバレれば処分される危険がありながらも、レノと共に防衛隊へ入隊する。
女性の下着を被ると変身する男子高校生を描いたギャグ漫画。男子高校生、色丞狂介は殉職した警察官の父の正義感と、SM女王である母の変態の血を受け継いでいた。狂介はある日、女性のパンティを被ったことによりその血が目覚め、正義の味方「変態仮面」に変身、悪人たちを成敗していく。2013年に『HK 変態仮面』のタイトルで実写映画化。
本作は女性のパンティ(他にもブルマやアンダースコートでも可)を被ることによって変態仮面という正義の味方に変身する主人公を描いたギャグ漫画。変身する時の雄叫びや、変態的な姿に反する紳士口調の独特なセリフ回しも特徴的である。主人公の狂介は一見するとごく普通の男子高校生。だが狂介は両親から受け継いだ特性から正義の心を持つ変態で、普段は変態であることを隠していた。そんな狂介は同級生のお嬢さま、姫野愛子に恋している。狂介は変態仮面として悪人に狙われた愛子の危機を何度か救っているが、彼女や周囲の者に正体を隠している。その理由は変態だと知られたくないからだ。しかし愛子は自分を救ってくれた変態仮面が気になっていた。
悪魔の力を得た少年の戦いを描いたダークファンタジー漫画で、永井豪の代表作のひとつ。気弱な少年、不動明は親友の飛鳥了からデーモン族の復活とそれによって起きる侵略を知らされる。明はデーモン族に対抗するためにデーモンと合体し、デビルマンとなった。だが明が護ろうとした人々は過酷な運命へと誘われる。1972年TVアニメ化、スピンオフ作品化多数。
悪魔の力を得て悪魔たちと戦う主人公を描いた物語。主人公の明はデーモン族の勇者「アモン」との合体に成功してデビルマンとなった。元々の明は大人しくスポーツよりも読書を好むような少年だった。しかしアモンと合体した明は好戦的な性格になっていく。しかし明の中にある「大切な人たちを護りたい」という気持ちは変わらなかった。襲い来るデーモン族の刺客たちに苦戦しながらも勝利する明。そんな明がデビルマンであることを知るのは親友の了だけ。その秘密を知られれば明が愛する少女、牧村美樹やその家族に危険が及ぶからだ。しかし美樹は明の秘密を知ることに。さらに悪魔への恐怖から暴徒と化した人々が明の大切な人たちに牙を向けるのだった。
父の死の謎を探るために怪盗となった少年を描いたクライムアクション漫画。男子高校生、黒羽快斗はマジシャンだった父を尊敬しており、自身も手品が得意。そんなある日、8年前に事故死した父が怪盗キッドであり、何者かに殺害されたことを知る。父の死の真相を探るため、快斗は二代目怪盗キッドとなった。そんな快斗の前に謎の組織が立ちはだかる。2010年TVアニメ化。
父の死の謎を探るために怪盗キッドとなった主人公の活躍を描いた物語。同作者の代表作『名探偵コナン』にも準レギュラーとして登場する。本作の主人公である快斗は天才マジシャンだった父、盗一の才能を受け継いだ少年。快斗は父の付き人であった寺井黄之助から、8年前の盗一の死は事故死ではなく何者かに殺害されたのだと知らされる。父の正体であった怪盗キッドとなって活動する快斗。やがて快斗の正体を知る謎の組織が現れ、快斗はこの組織が父の仇だと確信。そんな快斗の幼馴染である中森青子は、怪盗キッドを追う警察官である中森銀三の娘。キッドを捕まえることのできない父の無念を青子も憤っている。青子のことを幼馴染以上に想っている快斗は正体を隠さなければならなかった。
『サイコメトラーEIJI』に登場した名物キャラ、福島満を主人公にしたスピンオフ&ギャグ漫画。福島満は女装癖があり、極度の肥満体形で何をやってもダメな人間。満は仕事をクビになっても女装趣味が辞められず、多額の借金を背負う。そんな満は自殺のために訪れた富士の樹海で、自分そっくりな女性が白骨死体となっているのを発見、彼女になり済ますのだった。2016年テレビドラマ化。
自分そっくりな亡き女性に代わり、彼女の裕福な生活を手に入れようとして大騒動に巻き込まれるギャグ漫画。何をやってもダメで仕事もクビになり、それでも趣味が辞められず借金で破滅した満。そんな満が富士の樹海で見つけた白骨死体は、身分証明書や持ち物から裕福な上に自分にそっくりな女性、福島満子だと知る。彼女の裕福な生活を手に入れようと女装して「満子」となった満は、彼女が教師を務める高校に赴任することに。だがその「帝辺高校」は常識の通用しない不良たちの巣窟であった。本物の教師でないことどころか女装していることがバレた日には命の保証がないと思わせる生徒たち。そして本物の満子は何者かによって殺されており、満の身にも危険が迫るのだった。