『刀剣乱舞-花丸-』刀剣男士便覧「平野藤四郎」60 Pt.

刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』に登場する「刀剣男士」たち。刀を男性として擬人化することで女性から多くの支持を得て、そこから実際の刀に対し興味をもつ“刀剣女子”が生まれるきっかけにもなった。そんな人気アニメでもある『刀剣乱舞-花丸-』のキャラクターを、実際の刀の情報と合わせて紹介する。

内番服は「粟田口」揃いの紺色軍服に、ショートブーツ。内番服も刀派揃いの白シャツに濃い灰色のリボンを結び、下は長ズボンを履いている。濃茶の髪は短めのおかっぱで、大変凛々しい顔つきをしている。性格も真面目で、とても礼儀正しい。
作中では「本丸」に来たばかりの「鶯丸」と会話するきっかけになればと、四葉のクローバーをあげようとしたり、カステラを茶請けに持参するなど心優しい。
とはいえ、まだまだ兄である「一期一振」は恋しいようで、彼が顕現した時には大はしゃぎする子供らしい一面もある。

号：「平野藤四郎（ひらのとうしろう）」
刀長：九寸九分（約30センチ）
刀工：「粟田口吉光」
制作時期：鎌倉時代
主な元所有者：「平野道雪」、「豊臣秀吉」、「前田家」、「徳川家」
保存場所：山里御文庫御剣庫蔵（宮内庁管理）

短刀作りの名手「粟田口吉光」によって打たれた刀。「吉光」作の短刀の中では大振りで、一説には最高傑作との呼び声も高い。大阪の商人「平野道雪」が所持していたことから、名前がつけられた。
長い間「前田家」で大事にされていたが、明治初期に天皇へ献上されている。現在も皇室御物であるが、皇后陛下の「枕刀」（就寝時、枕元に置く護身刀）として今なお現役で使用されている。