自由に創造せよ! 「ガンプラ」漫画オススメ5選62 Pt.

車や城、キャラクターなどプラモデルは種類が豊富だが、ガンダム好きならばガンプラ作りに夢中になったことがある人も多いのではないだろうか。今回は、ガンプラを作る喜びや魅力が満載の5作品をご紹介。進化し続けるガンプラの奥深い世界をご堪能あれ。

作成日時:2021-01-30 19:00 執筆者:マンガペディア公式

自由に創造せよ! 「ガンプラ」漫画オススメ5選

出典:KADOKAWA


『HGに恋するふたり』

『HGに恋するふたり』

出典:KADOKAWA

OLと女子高生がガンプラを通じて友情を育んでいく青春コメディ漫画。三十路手前の神崎さやかは容姿端麗で業績も良い優秀なOL。だが、人付き合いは悪く、人には言えない秘密があった。それは、大が付くほどにガンダム好きであるということ。偶然、街で女子高生・高宮宇宙(そら)とぶつかった拍子に宇宙が持っていた紙袋から見えたのは、さやかが一番好きなモビルスーツであるストライクガンダムのガンプラの箱。さやかは宇宙と出会えたことで、ガンダム愛を誰かと分かち合える喜びを知っていく。

ガンダムは男性に限らず、女性人気も高い。特に「機動戦士ガンダムSEED」は女性ファンも多いという。本作の主人公のOL・さやかも、14歳の時にこの作品に大きな衝撃を受けた一人。しかし、彼女が興味を持ったのはモビルスーツのストライクガンダムGAT-X105で、作品を愛好する大半の女子と視点が異なっていた。趣味を共有できる友人を持てないまま、ガンプラ作りを夢のまま終わらせようとしていたさやかが出会ったのは、ガンプラが大好きで知識も豊富な女子高生の宇宙。憧れのモビルスーツのガンプラを自らの手で作り上げる達成感に、性別も年齢も関係ない。ガンプラを前にキラキラとした表情で語り合う二人の姿から、ガンプラの魅力が伝わってくる作品だ。


『ガンプラ戦記 ジャブローズ・スカイ』

『ガンプラ戦記 ジャブローズ・スカイ』

出典:amazon

ガンプラ作りを趣味としている人気絶頂の俳優の生活と、彼が考えたオリジナルのガンダム戦記が同時進行していくコメディ漫画。桜庭陸人(さくらばりくと)は外では女性の心を鷲掴みにし、数多くの賞も獲っている人気俳優。だが、プライベートでは秘密の趣味であるガンプラ作り一筋の生活を送っている。彼の脳内には自分だけのオリジナルガンダム戦記「ジャブローズ・スカイ」が展開されており、そこに登場する“オレ設定”のモビルスーツ「水中用ザク」をガンプラで表現することに全力を尽くしていた。

主人公の桜庭は、外では今をときめく俳優として大人気だが、自宅ではそのオーラは消え去っている。趣味のガンプラ作りに没頭し、見た目も気にせず一心不乱にヤスリがけを行っており、恐らくこの姿を見て桜庭だと気付く人はほとんどいないだろう。しかし、スーパーモデラーの神作に、桜庭の趣味用の裏アカウント「邪武郎」がフォローされたことをきっかけに、桜庭であることを隠しながらのスリリングな交流が始まる。その一方で展開されるのは、桜庭作のオリジナルガンダム戦記「ジャブローズ・スカイ」。一つの作品で二つの物語が同時に楽しめるだけでなく、ガンプラの完成度を上げるテクニック紹介も織り込まれており、実際にガンプラを作る際に参考にしてみるのも一興だ。


『超戦士 ガンダム野郎』

『超戦士 ガンダム野郎』

出典:講談社

ガンプラを題材としたロボットバトル漫画。天地大河(あまちたいが)は八百屋の息子だがSDガンダムが大好きで、知識も豊富な少年。ある日、川口名人と知り合ったことをきっかけにガンダム研究会のテストを受け、東京支部に補欠で入会を果たす。杉本ヒロシなどのライバルたちと切磋琢磨し合う一方で、大暗黒SD連合などの強敵を相手にスーパーコンピューターを用いたバトルを重ねながら、ハイパーガンダム創造を目指していく。同作者の『プラモ狂四郎』の世界と繋がっている。

本作では、作中の登場人物たちが自作したガンプラを機体とし、スーパーコンピューターを用いてシミュレーターで操縦して戦うバトルが行われている。物語の中心であるG研ことガンダム研究会は全国に支部を持つ大きな組織で、目的は究極のハイパーガンダムをつくり出すこと。名古屋支部の杉本ヒロシ、長野支部の豪多亜留(ごうたある)は、主人公・大河のライバルだったが、後に3人はトリオを組み、「G研三銃士」と呼ばれるほどの中心的存在となる。大河たちの前には大暗黒SD連合や将軍Xなど強力な敵が現れ、激しいバトルが繰り広げられていく。戦闘力はSDスピリット指数で表され、パーツの組み合わせによって数値が変化するところも、ガンプラファンの心をくすぐるのではないだろうか。


『アイアンアッガイ』

『アイアンアッガイ』

出典:KADOKAWA

ガンプラ好きの高校生男子が自らの体を用いた「究極のガンプラ」を目指すコメディ漫画。熱山(あつやま)は模型部に属し、ガンプラ作りに長けている高校生。様々なガンプラを作りすぎたせいで、普通のものでは満足できなくなってしまっていた。そんなある日、模型店で目に付いたのが「アッガイ」の古いキット。徹夜で製作したことで髪の毛が広がり、まるでアッガイのような形になっていた。そのことをきっかけに、ガンプラ作りから自らをアッガイ化する計画が始まった。

ガンプラ作りがマンネリ化しかけていた主人公・熱山が見つけたのは旧キットのアッガイ。丸みを帯びたフォルムが人気を呼んでいる水陸両用のモビルスーツだ。ガンプラは「HG」「RG」「MG」など、グレードによって大きさや難易度、値段が変わってくる。旧キットだとレトロ感はあるものの、単純すぎる構造。そこで改造を重ねてみるも、「HG」のアッガイ同然のものができあがり、徒労感に凹むという結果に。その際に偶然生まれた髪型をきっかけに、熱山は自らをアッガイ化しようという思い切った方向へと思考が変わった。更には美少女との出会いが戦隊シリーズからのヒントを呼び寄せ、まるで戦隊ヒーローのような「アイアンアッガイ」なるものを誕生させる。予想の斜め上をいくストーリー展開から目が離せない。


『ガンダムビルドファイターズA』

『ガンダムビルドファイターズA』

出典:KADOKAWA

ガンプラを題材にしたテレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」の公式外伝作品。プラフスキー粒子の発見によってガンプラに命が吹き込まれ、操縦者によるガンプラバトルが繰り広げられるようになった近未来を舞台にしたバトルアクション漫画。若きガンダムビルダーのイオリ・セイとレイジにとって、「紅の彗星」ことユウキ・タツヤは最強のライバル。本作ではタツヤがガンプラバトルにおいて頭角を現すようになったきっかけなど、彼の過去を中心に描かれている。

テレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」では、イオリとレイジを中心に描かれていたが、本作では彼らのライバルであるタツヤが主人公。タツヤは私立聖鳳(せいほう)学園の高等部3年生の生徒会長。ガンプラ製作技術、操縦技術に長けており、ガンプラバトル選手権世界大会出場経験者でもある。しかし、以前の彼はアニメなど全く見ない真面目な少年で、ガンプラとも縁遠い生活を送っていた。転機となったのは7歳の時、同世代の少年のサツキ・トオルと出会ったこと。トオルは父親からガンプラバトルの最新のシステムを与えられており、それに興じていた。トオルからガンプラ製作とバトルの技術を教わったタツヤは、トオルと親友になり、ガンプラビルダーとしての道を歩みだす。


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