一体どんなところ!? 死後の世界を描いたマンガ。186 Pt.

人間がいつか迎える「死」。死後の世界をテーマとしたマンガを10作品ご紹介。

作成日時:2018-02-03 19:00 執筆者:マンガペディア公式

一体どんなところ!? 死後の世界を描いたマンガ。

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概要

死後、人間は一体どこに行くのか!? どうなるのか!? 一度は思ったことは無いだろうか!? そんな死後の世界が描かれているマンガを集めてみた。  

『ホテルヘルヘイム』

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冥界にある伝統と格式ある老舗ホテル「ホテルヘルヘイム」。かつては冥界一と呼ばれたそのホテルは今では見る影もなく、廃れきり変わり果てた姿に。そんな廃業寸前のホテルで従業員として働く「メイ」。幼い頃、かつて煌びやかだった「ヘルヘイム」を訪れた「メイ」はこのホテルに憧れ、ここで働くことを夢見ていたのだった。ある日、「ヘルヘイム」に1人の男が姿を現した。男の名は「田中」。生前、死後ともに「最強のホテルマン」と語り継がれる伝説の一流ホテルマンだった。廃れた「ヘルヘイム」を前に「田中」は「ホテル ヘルヘイムを冥界ーのホテルにしてみせる」と宣言する。見た目は非常に地味な「田中」だが、その力量は確か。「1を100に増やすのではなく、0から100を生み出す努力をせよ」は「田中」の名言である。ひょんな事から支配人になってしまった「メイ」は「田中」と共に「ヘルヘイム」を以前のような立派なホテルへと再建出来るのだろうか!? 冥界の一流ホテル、死後にぜひ行ってみたいものである。

『死役所』

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この世とあの世の境界に存在する「死役所」。ここでは自殺や他殺、事故敷死に病死など様々な人々が訪れ、自分の死後の手続きをすることになっている。ここで働く職員は「シ役所職員」と呼ばれ、皆同じ理由で死んだ者たちである。その理由で死んだものは条例により成仏することが出来ず、強制的に職員採用試験を受けなければいけない事になっている。ちなみに試験を辞退すると真っ暗闇を永久にさまよう事になる「冥途の道」行きとなるのだった。「シ役所」職員は皆独特な面々揃いで、主人公の「シ村」のモットーは「お客様は仏様です」というある意味不謹慎なものだが、死後の世界では正論なのかも知れない。職員たちが「死役所」で働く理由、そして「死役所」の存在意義、そして職員や「死役所」を訪れる人々が「自分の人生は何だったのだろう?」といろいろな事を考えながら過ごしている。「命」、そして「人生」。生きていた時には深く考えることのテーマを、登場人物と共に今一度考えてみてはいかがだろうか!?

『トガリ』

主人公の「統兵衛」は生前、極悪非道の人斬りであった。しかし地獄に落ちてから300年間、全く反省もせず何とかして逃亡しようとして、失敗を繰り返す日々を送っていた。そんな時、地獄の首魁「エマ」は「統兵衛」に「咎狩」という木刀を授けた。「咎狩」は罪を狩ることが出来、これを使い現世に存在する数多くの罪、「咎」を集めてくることを命ずる。期間は108日、そして集める罪の数は108。この試練をこなせば新たな生を与えられるという。悪を以て悪を討つ「統兵衛」は300年ぶりに現世に降り立った。その頃現世では、女子高生の「浅木いつき」が連続殺人犯に命を狙われて、死の危機に直面していた。その時、「統兵衛」が現れ、殺人犯の罪を回収する。他人の命を何とも思わない極悪非道な「統兵衛」が現世でどうやって「咎」を集めて行くのか!? そして期限内に達成することが出来るのか!? 読んでいて物語に引き込まれて行くこと間違いなしである。

『スカイハイ』

「怨みの門」。そこは不慮の事故や殺人により命を落とした者が訪れる場所である。そこにたどり着いた者たちはここの番人の女性に出会うこととなる。長い黒髪に黒の着物、そして無表情な番人「イズコ」は死者に現世の記憶や残された者たちの様子を見せ、3つの選択を迫る。「死を受け入れ、天国で再生を待つか」「死を受け入れず、現世で彷徨い続けるか」そして、「現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くか」……。猶予は12日間。その間にどの未来を望むのか選ばなくてはならないのだ。ここに来る人々の死因は様々。殺され犯人に激しい恨みを抱く者、突然の事故で状況が理解出来ないままたどり着いた者、残された人々の様子を見て胸を痛める者……。自分の進む先は自分が決めなくてはいけない。非常に過酷な選択である。「イズコ」が死者を送り出す時に言う名台詞「おいきなさい」は天国へ行く者には「お生きなさい」、現世で彷徨う者には「お行きなさい」、地獄へ行く者には「お逝きなさい」と、それぞれ意味が違っているのだ。あなたなら、どの「おいきなさい」を選ぶだろうか……!?

『鬼灯の冷徹』

地獄。現世で悪い行いをした者が死後落とされるという場所。しかし、昨今の人口増加や悪霊の凶暴化により、地獄に亡者が溢れ返っていた。「獄卒」と呼ばれる亡者を痛めつける職員たちも人手不足で、地獄は大混乱。それなのに「閻魔大王」は非常に呑気で、隙あらば仕事をさぼろうとしたり愚図ったりして威厳が感じられない。そんな「閻魔大王」に変わって地獄全272部署を治めるのが第一補佐官の「鬼灯」である。「鬼灯」は地獄でも有名な有能な補佐官。そして、とんでもないドSであり、上司である「閻魔大王」をはじめ誰にでも情け容赦ない態度で接する。とても個性的な獄卒たち、天敵と呼んでも過言ではない中国の神獣「白澤」、「桃太郎」とそのお供たちなどなど、「鬼灯」を中心としたにぎやかな地獄の様子が描かれている。また、日本だけでなく、国や地域に基づいた冥界も存在している。神話ネタ、おとぎ話、妖怪や想像上の生き物も登場しかなりカオスな空間になっている。こんな地獄なら行ってみたくなるかも……!? ただし「鬼灯」の仕打ちに耐えられるなら、の話であるが。

『エンマ』

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あらゆる時代、あらゆる場所で老いも若きも人間は無駄な殺生をする。そのお陰で「冥界」には死者が溢れかえる。この状況を打破するために「閻魔王」から命を受け、人間界へ遣わされた少女「エンマ」。彼女はどんな時代、どんな場所にでも現れ、無駄な殺人を犯す、もしくは殺人を犯す予定のある人間の側で様子を伺う。そして、自分の素性を明かした上で殺生を止めるように説得する。しかしそれでも気持ちを変えない者には「エンマ」が全身の骨を素手で抜き取り殺害し、裁きを下す。いかなる理由があっても人殺しを犯した人間は「エンマ」の手から逃げる事が出来ない。日本、エジプト、中国、インド、ローマなど、世界各国、いろんな時代に「エンマ」は現れる。「エンマ」が裁きを下す者の中には必ずしも「悪人」ではない者もいる。彼らの死を悲しみ嘆く者、苦しみや葛藤、そして何故彼らは人の命を奪う選択をしたのか……!? 「エンマ」は裁きを行いながら、徐々に彼らの行動の意味を追求していく様になる。その先にあるものは一体何なのだろうか……。

『ソウルリヴァイヴァー』

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死を迎えた人間はまず「魂」だけになり、その後「死」と「無」の狭間にある「死界」に送られる。そこには「ゴブリン」と呼ばれる鬼がおり、煩悩の数と同じ108回「ゴブリン」に殺されるとその「魂」は無になってしまう。「ソウルリヴァイヴァー(魂の救出屋)」と呼ばれる「ジン」と「クララ」は「死界」に自由に出入りすることが出来る人間である。彼らは死んだ人間を現実に戻す力を持っており、殺害された罪のない人間の「魂」を高額な報酬と引き換えに秘密機関から依頼を受け、「魂」を100%現世に戻すことが出来るのだった。そんな彼らの元には様々な依頼が舞い込んでくる。しかし、そこに「魂」を「無」に戻すために「死界」と「現実」を行き来する「シンカー(沈没屋)」という存在が現れ、2人はその者達とも戦う事になる。「ジン」は元刑事で殉職後、10日後に墓から蘇り右目と引き換えに「リヴァイヴァー」となる。そして「クララ」は高校時代に両親と弟を殺されその殺人犯に復讐しようと心臓と引き換えに「リヴァイヴァー」となった。そんな2人の活躍はぜひ作品で楽しんで欲しい。

『闇の末裔』

死者の生前の罪を裁く冥界の機関「十王庁」。その中にある閻魔庁の「召喚課」は閻魔大王自らが指揮しており、死者に関するトラブルを専門に扱い、職員は「死神」と呼ばれていた。「召喚課」に所属する「都筑麻斗」は楽天家でお人好し、3歩歩けばいろいろ忘れる方向音痴、更にヘタレ。しかし、その実「十王庁」トップの能力者。それなのにやはり抜けており、庁舎と書庫室を壊してしまい、その修理費のために300年と8ヶ月ただ働きをする予定である。そんな「都筑」とパートナーを組むのは鎌倉の名家生まれの精神感応能力を持つ少年「黒崎密」。2人はタッグを組み、九州地方を担当している。そんな「都筑」は生前の主治医の孫、外科医の「邑輝一貴」に付け狙われていた。「邑輝」の起こす数々の事件、それにより「都筑」と「密」の生前のことが紐解かれて行く。それと同時に事件の被害者も増えていくのだった。「死神」と「人間」との複雑な絡み合い、事件の解決に向けて走り続ける2人。生前の2人の秘密とは……!? そして結末は一体どうなるのか!?

『ヒトヒトリフタリ』

「霊界」の最下層、「幽界」。死んだ人間たちがそこに集まり、次に生まれ変わるため普通に生活しながらいろいろと授業を受けている場である。関西弁の金髪娘「リヨン」はいつも授業をサボって遊んでばかりの劣等生。ある日、「リヨン」は校長に呼び出され「生まれ変われる!!」と喜んでいたのだが、彼女に待っていたのは「現世で人間の守護霊となること」だった。あまりにも授業をサボり、魂を磨かない「リヨン」に対する修行として課せられたお仕事である。もちろん猛反発する「リヨン」だったが、校長の言う事は絶対。彼女が取り憑くのは「悪玉」の影響で守護霊がいない人物。自分で好きな人を選べるとわかり、「リヨン」はなるべく寿命の短い人間を選択。選ばれたのは「春日荘一郎」、寿命は1年半。大喜びで下界に降りた「リヨン」は「荘一郎」の居場所を探すと、彼がいたのは「国会議事堂」。「荘一郎」は現役の日本の総理大臣だったのである!! 心も身体も追い詰められていた「荘一郎」。彼の身体の中に入り込んだ「リヨン」はそこにべっとりとはびこる多くの「悪玉」の存在を見る。更にどれだけ掃除しても湧いてくる「悪玉」。そしてとうとう「荘一郎」は倒れてしまうのだった……。やる気ゼロだった「リヨン」が「荘一郎」との出会いでどう変わっていくのか。そして「荘一郎」の行く末は……!? 登場人物の気持ちの変化をぜひ読み取って欲しい。

『煉獄のカルマ』

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自己主張の出来ない弱気な高校生「七瀬誠」はその性格から同級生から酷いいじめを受けていた。いじめに耐え切れなくなった「誠」は屋上から飛び降り自殺を図り命を落とすが、自殺の「業(カルマ)」のせいで天国でも地獄でもない「煉獄」に堕ちてしまった。そこで「誠」は「謎の美女「カルマ」と出会う。彼女は「煉獄」に堕とされた者達が出会う美女。「カルマ」と出会った事で「誠」は無限にループする1時間以内に自分の自殺のせいで不幸になったクラスメイト、SNS仲間、同級生などの6人を救わなければいけなくなった。そしてもう1人、「誠」と同じように自殺を図り「煉獄」に行った女子高生「春川たま子」。性格が良く心優しい存在の彼女だったがルックスはそれほど……。しかし、アイドルを夢見て親の反対を押切り整形手術をしてオーディションに望むも落選。人生に絶望した「たま子」は自殺サークルに参加し集団自殺を図るも、7人中1人だけ生き残り「カルマ」と出会う。そして彼女も死んだ6人の魂を救わなければならなくなった……。 自殺で命を落とす事がどれだけ罪深い事か、改めて考えさせられる作品である。「煉獄」で「カルマ」に出会わないようにつくづく「命」の重みを大切にして欲しい。

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