古くから、様々な形で人々の生活に溶け込んできた道具のひとつ「カード」。現代では中にチップを埋め込んだ電子カードも、もはや当たり前の存在。生活を便利にしてくれるカードだが、ときには人生を左右することも…!?
遊戯に魔法に、多彩な活躍をする「カード」が登場する漫画特集
出典:講談社
古くから、様々な形で人々の生活に溶け込んできた道具のひとつ「カード」。現代では中にチップを埋め込んだ電子カードも、もはや当たり前の存在。生活を便利にしてくれるカードだが、ときには人生を左右することも…!?
出典:マンガペディア
魔法の札「クロウカード」を封印するために奮闘する魔法少女の物語。 小学生の主人公・木之本桜は、ある日、父の書庫で不思議な本を見つける。その本には、「クロウカード」と呼ばれる魔法のカードが封印されていた。封印が解かれてしまい、町中にカードが飛び散ってしまった。桜は、本から現れた封印の獣・ケルベロスことケロちゃんに導かれ、クロウカードを回収する「カードキャプター」となる。2016年に続編にあたる『クリアカード編』の連載がスタート。1998年にテレビアニメ化された。
本作におけるカードは、大魔術師クロウ・リードが作り出した魔法のカードだ。クロウカードには大きな魔力が秘められており、それぞれ「ウィンディ(風)」や「ライト(光)」といった、固有の名前と能力を備えている。また1枚1枚が意志を持っており、寂しがり屋だったり好戦的だったりと性格も個性的。封印を解かれたカードは好き勝手に動くため、放置しておくと災いになってしまう。これを集めるのが、桜に与えられた役割だ。桜は1枚1枚のカードと対話し、暴れている原因を突き止めて再び封印していく。桜にとって、カードはただの道具ではなく、心を持った大事な友達なのだ。
出典:小学館
大人気トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」を題材にした漫画シリーズ。主人公・切札勝舞(きりふだ しょうぶ)は、周囲から「デュエルバカ」と言われるほどのデュエル好き。世界中のデュエリストや悪の組織を相手に、熱いカードバトルを繰り広げる。
「デュエリスト」とは、トレーディングカードゲームにおける、カードゲームプレイヤーのこと。主人公・切札勝舞は、伝説のデュエルマスターを父に持ち、世界一のデュエリストを目指す少年だ。少年漫画らしい熱血タイプの主人公である。当初は猪突猛進な戦い方をしていたが、次第に戦術や戦略を身につけ、やがて「デュエルマスターの証」を得るに至る。激しい心理戦の末に強敵を打ち破るシーンには、勝舞の成長を感じられ、読んでいる側も熱くなる。また本作は、勝舞から勝舞の弟・勝太へ、そして勝太の息子・ジョーへと、主人公が交代していく。世代を紡いだ壮大なストーリーも本作の魅力だ。
出典:マンガペディア
「ライアーゲーム」と呼ばれる大金を賭けたゲームに挑む参加者たちの狂気に満ちた心理を描き出した作品。他人を信じやすい女子大学生・神崎直のもとに、ある日、謎のゲームへの招待状が届く。その名も「ライアーゲーム」。直は、注意書きをよく読まずに招待状を開封してしまった。そのため、否応なしに、ライアーゲームに参加することになる。それは参加者同士が騙し合い、金を奪い合う非合法のゲーム。直はゲームから抜け出すため、「正直さ」を武器に立ち回る。2007年、2009年にテレビドラマ化された。
本作のタイトルにもなっている「ライアーゲーム」とは、謎の組織「ライアーゲーム事務局」が運営する非合法のゲーム・トーナメント。参加者たちは、莫大な金を賭けて、さまざまなゲームを行う。勝てば億万長者、負ければ負債を背負って破滅という、狂気に満ちたイベントだ。趣向を凝らしたゲームが数多く登場する中、神崎直がその真価を発揮したゲームが「入札ポーカー」。必要なカードを競争入札によって手に入れるポーカー・ゲームで、儲けようと欲張りすぎると参加者全員が破滅するという罠が仕掛けられていた。しかし直は、すでに参加者たちに知られていた「正直さ」ゆえに、「絶対に裏切らない安全パイ」として機能。結果的に、直の存在が参加者たちをを救うことになる。
出典:講談社
「面倒だけどかわいい」女子の魅力がたっぷり詰まった、学園ショートギャグ漫画。高校に入学したばかりの主人公(通称「助手」)は、たまたま見学した「奇術部」で、かわいいけれどヘンな「先輩」と出会う。緊張してドジばかりしてしまい、手品は失敗ばかりという先輩。助手は毎日、先輩から手品を披露されたり、先輩の失敗をフォローしたりすることになる。2019年テレビアニメ化。
手品が大好きな先輩は、たびたび周囲に手品を披露したがる。そこで登場するのが、カードのトランプだ。作中では手品の王道・トランプマジックも披露される。だが、先輩は自信ありげな見た目にもかかわらず、極度のアガリ症。緊張で手元が狂ってしまうため、トランプマジックも「失敗率100%」を誇る始末だ。しかし、寝ている助手の頭にトランプタワーを建てたこともあり、根っからの不器用というわけではない。そんな先輩と、彼女の手品に根気よく付き合う助手との、ラブコメめいたやりとりも楽しめる。ショートギャグ形式で、気軽に読める作品だ。
出典:マンガペディア
「ムダヅモ無き改革」は、実在の政治家をモデルにしたキャラクターたちが、国際問題や取引の契約を全て「麻雀」によって決定する麻雀漫画だ。本作はその続編にあたる。主人公である女子高校生・御門葩子(みかど はこ)は、なんと「皇族」。やんごとなき血を引く葩子が、様々な相手と勝負を繰り広げていく物語だ。
本作は麻雀作品だが、「トランプ」が登場する。下馬評を覆す電撃的な当選で話題となった、アメリカ大統領のドナルド・トランプだ。彼だけでなく、様々な実在の人物を大胆な解釈でキャラクター化し、作品に登場させてきた「ムダヅモ無き改革」。もともと強力なトランプのキャラクターは、更に過激なものとして描かれている。一方で、現実のトランプの発言を作中でオマージュしたり、4回も破産しそこから這い上がったりという、あまり知られていない逸話も紹介している。また、この世界においての彼は、凄まじい実力を持つ雀士として登場する。主人公・御門葩子と繰り広げる麻雀勝負は、手に汗握る激しいものだ。
135 Pt.
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