50巻が待ち遠しい『ガラスの仮面』の魅力!!189 Pt.

連載開始から40年以上が経つ『ガラスの仮面』の魅力を登場人物を通して触れてみる。

作成日時:2017-03-04 08:00 執筆者:マンガペディア公式

50巻が待ち遠しい『ガラスの仮面』の魅力!!

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概要

2012年10月に49巻が発売してから5年近く経ち、現在でも50巻の発売を待ち望むファン多い。そこまでファンを魅了している本作の魅力について、登場人物を通してご紹介しよう。

『ガラスの仮面』が長期化する理由

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連載開始は1976年発売の「白泉社」の少女向けマンガ雑誌『花とゆめ』1号から。既に連載開始から40年以上が経過しているが、物語はまだ続いている。
1982年頃に単行本となる時に大幅な改稿作業がされるようになり、単行本の発売が遅くなる傾向があった。その為、雑誌掲載時のものと、単行本化されたものでは内容が違うという現象が起きている。しかし、それは、少しでも作品を良い物にしたいという原作者の熱い想いからであった。

演劇少女「北島マヤ」の魅力

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本作の主人公「北島マヤ」は平凡な少女で、母親とラーメン屋に下宿していた。そんな彼女はある日、ラーメンの出前の帰りに立ち寄った映画館でこっそりと映画を覗き、つい夢中になってしまう。
見るだけではなく、映画の登場人物のセリフを全て覚え、演じるのが好きだった「マヤ」が、近所の子供たちに映画の内容を身振り手振りで説明していると、それを見かけた往年の大女優「月影千草」に、天性の才能を見出される事に。そして、その出会いをきっかけに、「マヤ」は母親の反対を押し切って家を出て「月影」が経営する「劇団つきかげ」に入団する事になるのだった……。

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本作における一つの軸として、「劇団つきかげ」に入団した「マヤ」が、幻の名作と言われる舞台「紅天女」での主演の座を目指すというものがある。「紅天女」における主演は、師匠である「月影」がかつて演じたものであり、その役は彼女が認めた者しか演じる事が許されない。「マヤ」は「月影」の元で女優としての腕を磨きながら、ライバルである「姫川亜弓」と共に切磋琢磨し合い、目標に向かって歩んで行く事になるのだが、その道には数多の困難が待ち受けていた。

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「紅天女」の上演権を手に入れようと画策する「大都芸能」の「速水真澄」らの手によって劇団が潰されたり、母親を亡くしたショックから演じる事が出来なくなったり、師匠の「月影」が病に倒れたりと、彼女をどん底へと叩き落すような出来事は後を絶たない。しかし、そんな状況においても「マヤ」は前向きであり、時に打ちのめされようとも、這い上がり目標へと向かって行く。彼女の演劇に対する熱い想いが、作品中に溢れており、それがひしひしと伝わって来る。

ライバル「姫川亜弓」との関係

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「マヤ」同様、「月影」に才能を認められた「姫川亜弓」は「マヤ」とは違い、映画監督の父と、女優の母を持つ演劇界のサラブレットである。しかし、そんな恵まれた環境にも関わらず、彼女もまた、「マヤ」に負けず劣らずの努力家だった。

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親の七光りを嫌い、実力で舞台に立っている彼女は、「奇跡の人」における「ヘレン・ケラー」役を「マヤ」と競った際には、目も見えず、耳も聞こえず、口もきけないという三重苦の「ヘレン」に完全になりきり、審査の場で、顔面にボールを受けたり、火災報知器が鳴っても逃げ出さないという驚異的な演技を見せ付けていた。その上、本物の火災だったとしても、演技を止めろと言うまでは動かなかったと審査員に答えてさえいる。

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「マヤ」同様、芝居に対する情熱がとても熱い「亜弓」に対して敵わないと思っている「マヤ」だが、それでも負けたくないと何度も思い、その度に奮起する。しかし、そんな「マヤ」に対して、「亜弓」もまた同じように、女優として一度も彼女に勝ったことがないと思っているのだ。互いの実力を認め合い、切磋琢磨し「紅天女」に向かう2人の姿は読んでいて清々しく、彼女達の熱いライバル関係もまた本作の魅力の一つとなっている。

師匠「月影千草」の想い

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かつて大女優と謳われた「月影千草」は、劇作家で演出家の「尾崎一蓮」が遺した幻の名作「紅天女」を演じる事ができる唯一の役者。
「紅天女」に対する情熱に並々ならぬものを持っており、持病の所為で何度も命の危険に曝されるが、「紅天女」の後継者を決めるまでは死ねない、とその度に一命を取り止める程。

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実は、「月影」は妻子ある「尾崎」と恋仲にあったという過去を持っており、「紅天女」の脚本も彼女の為に書かれた物だった。「紅天女」を演じる「月影」を「一蓮」は「魂の表現者」だと評し、彼女以外には「紅天女」演じさせないと決め、その上演権を「月影」に託しこの世を去る。
そんな「一蓮」に深い愛情を抱いていた「月影」は、その想いを受け止め「紅天女」という作品を今日まで守り続けて来たのだ。「紅天女」に対する彼女のこだわりや情熱にも納得が行くというものだろう。

紫の薔薇の人「速水真澄」との恋

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本作を語る上で外せないのが「北島マヤ」と「速水真澄」の恋である。
「紅天女」の上演権を「月影」から奪う為、「劇団つきかげ」を潰した「速水」だったが、実は「マヤ」の初舞台を観た日から、女優としての彼女に惹かれていた。
「大都芸能」の社長である「速水」が特定の女優に夢中になる事は今までなく、彼にとって女優は仕事上の道具でしか過ぎなかった。しかし、40度の熱がありながらも舞台に立った「マヤ」の姿に胸を打たれ、終演後に彼は匿名で「紫の薔薇」を贈っており、その日以降、「マヤ」が舞台に立つ時は「紫の薔薇」を贈り続けるようになる。そして、一方の「マヤ」も、自身の通う高校の学費を全て援助してくれる正体不明の人物を「紫の薔薇の人」と呼び、大恩を感じ、次第に惹かれて行くようになるのだった。

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時に憎まれ役を買って出ながらも、陰ながら見守り続ける「速水」と、そんな彼を時に憎み、それでも時折向けられる優しさには気付いていた「マヤ」。紆余曲折を経て、ついに「紫の薔薇の人」の正体に気付き、「速水」に対する恋心を自覚する「マヤ」だったが、しかし、彼には婚約者が居て、2人の恋は簡単にはいかない。そんな状況にヤキモチさせられるファンも多く、「紅天女」の行方以上に気になる要素となっている。

気になる50巻発売日

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50巻発売は残念ながら未定となっているが、2016年に発売された「白泉社」の少女向けマンガ雑誌「別冊花とゆめ」の付録マンガで、50巻に掲載予定のエピソードが発表されるなど、50巻発刊への前向きな姿勢は見られるようだ。

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