『刀剣乱舞-花丸-』刀剣男士便覧「太郎太刀」47 Pt.

刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』に登場する「刀剣男士」たち。刀を男性として擬人化することで女性から多くの支持を得て、そこから実際の刀に対し興味をもつ“刀剣女子”が生まれるきっかけにもなった。そんな人気アニメでもある『刀剣乱舞-花丸-』のキャラクターを、実際の刀の情報と合わせて紹介する。

戦装束は黒い神官服のような和装で、内番服は白い着物に紫色の袴を履いている。腰を過ぎるほどの長い黒髪は頭の上のほうで束ね、手の爪は金色に塗られている。
神社暮らしが長いせいかどこか浮世離れしており、世の中のことにも少々疎い。とはいえ、「本丸」での暮らしは楽しんでいる様子。大太刀「次郎太刀」の兄で、酒を飲みすぎる弟をたしなめることもしばしば。ちなみに「宗三左文字」と同声優が演じているので、声の違いにも注目して欲しい。

号：「太郎太刀（たろうたち）」
刀長：約221.5センチ
重さ：4.5キロ
刀工：「末之青江」
制作時期：南北朝時代中期
主な元所有者：「真柄直隆」、「熱田神宮」
保存場所：熱田神宮

同一人物が刀を二本所持している時に、長いほうを「太郎」、短いほうを「次郎」と呼ぶ風習があるため、言わば「太郎太刀」は通り名。「刀剣男士」である「太郎太刀」は、「熱田神宮」に納められている大太刀を参考にしている。
他にも「白山比咩神社」に「太郎太刀」があるようだが、こちらは長さ186.5センチと少々小振り。どちらにせよ、普通の人間が軽々と振り回せるような大きさでないことは確か。
現在は「熱田神宮宝物館」にて常設展示されている様子。