アンネロッテ=カペルは、生まれたときから呪われていた。大悪魔メフィストに愛されたか弱い魂は、あらゆる魔性を魅了し、17歳になった時に悪魔の花嫁として地獄に連れ去られるであろう……と言われていた。
様々な魔を引き寄せ、そして関わるもの総てを不幸にしてしまうアンネは、家を出て一人で生活をしていた。世間との関わり合いを最小限にし、不幸になる人間を少なくする為に。やがて時は過ぎ、教会の鐘が17歳の時を告げる。ついにその時が来たのだ。
せめて笑って地獄へ行こう。
覚悟を決めたアンネの元に大悪魔メフィストが来る。
この世とお別れかと思ったその瞬間、大きな戦斧がメフィストの影を切り裂いたのだった。
「泣くなアンネ 悪魔からさらいに来てやったぞ」
颯爽とアンネを助けにきたその人は、男…の子?
悪魔の花嫁アンネを略奪しに来たのは、12歳の天才エクソシスト、ハル=ヴェールマン12歳だったのである。
LaLaからLaLaDXに引っ越して、9月号(8月10日発売)から連載をスタートする。現在、コミックは1巻が発売中。