「週刊少年ジャンプ」で連載中のヒーローバトル漫画。人間に「個性」と呼ばれる超常能力が発現し、世界人口の8割が何らかの個性を持つ超人社会。個性を悪用するものは「敵(ヴィラン)」と呼ばれ、そんな彼らを取り締まり、人々の平和を守る者はヒーローと呼ばれ、絶大な人気を得ている。主人公である無個性の緑谷出久は、ある日No.1ヒーローのオールマイトからその個性を受け継ぐ事になり、ヒーロー養成のための名門校「雄英高校」に入学。最高のヒーローを目指して成長していく。
本作の舞台となる特殊な学校は、ヒーローの養成科であるヒーロー科のある高校、雄英高校。作中世界では最難関と言われている名門で、ヒーロー科の入試倍率は300倍。筆記試験の他、過酷な実技試験が行われる。その狭き門をくぐり抜けると、現役プロヒーローたちを講師陣に迎え、ヒーローとして活動することを想定した実技の他、最前線で働くプロヒーローの事務所へのインターンなどが実施される。ヒーロー科の他にも普通科、サポート科、経営科があり、あらゆる面でヒーローに関わる若き人材を育成している。タイトル通り、最高のヒーローになるためのアカデミアだ。
名門料理学校を舞台に描かれる料理バトル漫画。主人公の幸平創真は、定食屋「食事処ゆきひら」の跡取り息子。ある日、父の城一郎に命じられ、超名門の料理学校である遠月茶寮料理學園、通称遠月学園に入学することに。エリートの集う遠月学園において場違いな存在である創真は反感を買うが、優れた料理センスで厳しい課題や料理勝負を乗り越え、頭角を現していく。審査員たちの料理を食べた際のリアクションがオーバーかつセクシーなことも本作の特徴だ。
本作の舞台となる学校は、優れた料理人を育成するための学校・遠月茶寮料理學園。通称、遠月学園。専門学校ではなく中高一貫校であり、主人公の幸平創真は高等部から遠月学園の生徒となる。一流の料理人の跡継ぎたちが主な生徒のエリート校ゆえ、編入生はまれ。生徒はもちろん、講師陣も超一流の料理人揃いだが、特に異質なものは「遠月十傑評議会」というシステムだ。学内評価が10位以内の生徒からなる組織で、講師陣よりも強い権力を持つ。その「十傑」システムや、「食戟」と呼ばれる生徒同士の料理勝負による切磋琢磨はとても激しく、実力主義ほとんどの生徒は脱落、退学していく。もし卒業までできれば将来の成功は約束されるという、過酷だが、実りも多い学校だ。
不良が集う高校を舞台に描く学園シュールギャグ。主人公である真面目で成績優秀な神山高志は、とある理由で都立クロマティ高校に入学した。神山は「ワルのメジャーリーグ」と呼ばれるほどに不良が集うこの高校で、愉快な仲間たちとともにクラスに溶け込んでいく。そして物語は高校も関係なくなり、脱力的かつぶっ飛んだ方向へすっ飛んでいく。絵柄のモチーフはぶっちゃけ池上遼一。続編として、作画を井野壱番が担当する『魁!!クロマティ高校職員室』が「マガジンポケット」にて連載中。
本作の舞台は、「ワルのメジャーリーグ」と言われ、引き算ができれば入学できる、それどころか作中で「名前が書ければ入学できる」にまで格下げされた不良が集う高校、都立クロマティ高校。通う生徒たちも究極のバカ、ものすごくフレディ・マーキュリーに似ている寡黙な男フレディ、どう見てもロボットなメカ沢新一、5人いる四天王、ゴリラなど、珍妙な連中揃い。彼らが独特のテンションで、シュールでナンセンスな日々を繰り広げる。特殊でもエリートでもない都立高校だが、とんでもない学校ではあるために今回は選定させていただいた。
男の中の男を育てる私塾、男塾でのシゴキと戦いの日々を描くアクションギャグ漫画。主人公の剣桃太郎らが、軍国主義的なスパルタ教育が行われる男塾で強烈なシゴキに耐えながら珍騒動を起こすコメディとして始まったが、次第に先輩や外敵など強敵たちとの戦いに物語はシフトしていく。民明書房という出版社から出ている本を引用した解説や、死んだはずなのに生き返る仲間たちが特徴。続編やスピンオフは『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』他多数。
あまりにも強い男、江田島平八が塾頭を務める全寮制の私塾、男塾。落ちこぼれの不良学生の将来、文化・政治・経済のあらゆる分野で日本の舵を取っていく人物とするために、「男塾名物」とされる過酷なスパルタ教育が施される。それらはとされ、油を満たしたたらいに人を入れ、笹舟を置き、その上にろうそくを立てる。そして火にかけ、動けば引火という極限の根性を試す「油風呂」や、決闘である。死ぬほどの怪我は多々するが、その中で己の信念や友情と努力の大切さを生徒たちは学んでいく。生徒たちも行事もあまりにも危険だが、公的にはタレント養成所と申しており、愕怨祭(がくえんさい。学園祭のこと)は一般に開放され賑わいを見せるなど、近隣との仲は友好な模様だ。
東京は新宿、歌舞伎町に設置された、水商売を学ぶための都立水商業高等学校、通称水商を舞台とする学園コメディ。主人公の田辺圭介は、水商の社会科教師で、フーゾク科の担任。一本気でお節介な田辺は、問題児ばかりの生徒たちが全員胸をはって卒業できるようにと奮闘する。原作は小説、漫画の続編に『都立水商!2』がある。
本作の舞台は、歌舞伎町に設置された、水商売教育を専門とする公立高校、都立水商業高等学校、通称水商。フーゾク科、ホステス科、ホスト科、ゲイバー科、マネージャー科など様々なコースがあり、No.1ソープ嬢との噂がある吉岡あかねや、10代から銀座のクラブで働いていた近藤明美など、経験豊富で個性的な教師陣が教鞭をとる。生徒たちは一般の高校へは受け入れてもらえなかった問題児ばかりだが、それぞれ問題を抱えつつも元気いっぱい。開校したばかりの水商で、教師も生徒も手探り状態ながらお水にかける熱い青春を駆け抜けていく。