2つの意味を持つ「壁」、『私たちには壁がある。』100 Pt.

このマンガが扱う2つの壁、「物質的な壁」と「見えない壁」。
これらに悩まされる幼馴染の2人を描いた築島治『私たちには壁がある。』を紹介する。

作成日時:2016-07-25 14:00 執筆者:マンガペディア公式

『私たちには壁がある。』とは

桜井 真琴は馬(競馬)が大好きで女っけがない。そんな中、幼なじみの菊地 怜太に「付き合ってやる。」と言われる。
怜太はイケメンで女の子にモテるが、真琴には弟にしか見えない上、昔から知っているので、かっこいい顔も見飽きて「ナルシストで俺様でばか」にしか見えないのだ。
女の子と付き合っては別れることをくり返している怜太のことを信用できない真琴は、なぜそんな事を言ったのかと怜太を問いつめると、モテない真琴を憐れんで言ったとのこと。自分を憐れんで「付き合ってやる。」宣言をしてきた怜太へ、逆に「怜太よりかっこいい年上の彼氏を見つけてやる。」宣言をし、友達の樹里に年上コンパをお願いするが、果たして見つけられるのか……。
怜太は男慣れしていない真琴が、危ない目にあうのではと心配する……。
そして、怜太が「付き合ってやる。」と言った本当の理由は!?

現在もデザートにて連載中、コミックは最新第5巻まで発売中。

この作品における「壁」

恋愛マンガで最近流行っている「壁ドン」シチュエーション。
この作品が扱う1つ目の「壁」は、物質的な壁。読み手をトキめかせるほどの「壁ドン」シチュエーションがここぞとばかりに頻発する。太鼓じゃないのか!? というくらいの「壁ドン」祭り。
2つ目の「壁」は、見えない壁。主人公真琴は幼なじみの怜太に言い寄られるが、兄弟としか思えない。距離は近いが、近すぎる為に恋愛対象として見る事が出来ない二人の「壁」。
「壁」をある意味壊しにかかる男、怜太。真琴は「壁」を壊され、落城されてしまうのか!?

真琴が怜太のことを何も思っていないというのは伝わってくるが、このマンガは第三者「読み手」に向けてジワジワ、ドキドキとトキメキを仕掛けてくる。
主人公が男性に言い寄られてもまったくなびかないが、「読み手」はすでに落とされているかもしれない……。
「読み手」はすでに落とされているのに、主人公が落ちないものだからどんどん恋愛のときめきテクニックが攻めてくるので、嬉しいとも言えない満たされた気持ちになる方もいるだろう……。

この話が生まれた経緯は、作者と主人公に似ている境遇と共通点があり、近所に2つくらい年上の仲の良い男の子がいたが、作者が引っ越してしまい関係はなくなったが、「もしそこに住み続けていたら……」という憧れを具現化し、ストーリーを膨らませたそうだ。

キャラクター

桜井 真琴(さくらい まこと)

馬が大好きで毎週中央競馬を録画している、高校1年生。菊地 怜太という幼なじみがいる。親同士も仲が良い。
幼い頃に、父親の浮気が原因で両親が離婚。その頃から怜太が側にいてくれるようになり、怜太のことを家族のように大事に思い、その関係を大事にしている。最近はナルシストで俺様な怜太に辟易している。恋愛に興味がなく、クラスからも女扱いされていないが、好きなタイプは年上の男性。
若干ファザコンの疑惑がある。別れた父親とたまに会っている。

菊地 怜太(きくち れいた)

真琴の同い年の幼なじみで家が隣同士な上に、同じ高校に通う。あることをきっかけに、小学生くらいから夜にこっそり真琴の部屋に遊びにくるようになる。それは高校生になっても続いている。真琴の部屋の窓と、自室のベランダからは26.5センチしか離れておらず、勝手に侵入してきては真琴の部屋で寝ていたり、くつろいでいたりする。
ナルシストでイケメンだが、性格がこどもっぽい為に全然キマらない「残念なイケメン」と評され、外見に惹かれて女性が近寄ってくるが、本質を知ると別れていく。本人はその理由を知らない。真琴が自分の事を好きだと勘違いしていた。
ある事をきっかけに、真琴と付き合う事に執着するようになり、その度に「壁ドン」行為をくり返し、真琴を落とそうと攻めまくる。

我孫子 祐介(あびこ ゆうすけ)

怜太のクラスメイト。いつも一緒にいる仲良し。大人びていて怜太が何も言わなくても、怜太の態度で何があったのか察し、気遣う優しい性格。
真琴の事をかわいいと思っている。小6の妹がいるせいか、似ている頭がちょうどいい位置にあると、頭をぽんぽんしてしまう癖を持つ。
悪気無く真琴に「壁ドン」をしたりする。(それを見た怜太が……! まさかのダブル「壁ドン」?? )

佐々木 樹里(ささき じゅり)

真琴のクラスメイト。真琴の女っけのなさを心配し、怜太と付き合う事を前向きに考えるよう背中を押している。しかし、自分は中学の頃に怜太と一回話しただけで「残念すぎる。」と言って恋愛対象から外している。昔はメンクイだった。真琴が怜太を、無意識に恋愛対象にならないようにしていると見抜いている。

桜井 幸子(さくらい こうこ)

真琴の妹。中学生。父親と会う予定があってもいかない。

桜井 楓(さくらい かえで)

真琴の母親。離婚後、仕事をろくにしたことがなかったのに、保険の外交員となり、メキメキと頭角を現し娘2人を養っているかっこいいお母さん。
怜太と付き合いはじめた事を怜太の母親から聞いた。

菊地 よし子(きくち よしこ)

怜太の母親。昔から真琴が怜太の彼女にならないかなと夢見ていた。(そのまま嫁にきてもいいらしい……。)付き合っていると怜太から聞いた時は、嬉しくて怜太にお小遣い1万円をデート代としてあげてしまうほど!

小林 敦(こばやし あつし)

真琴と中央競馬の録画を貸し借りし合う、馬友達。


よくある恋愛モノのドロドロとしたものがなく、どこまでも爽やかなので、見ていて好感が持てる。
胸キュンシチュエーションと心に刺さる台詞が魅力の『私たちには壁がある。』をぜひ、読んでみてほしい。

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