イサック

イサック

『死がふたりを分かつまで』(原作:たかしげ宙)などで知られるDOUBLE-Sが作画を担当した連載作品。原作は、『勇午』(漫画:赤名修)などの代表作を持つ真刈信二が担当。17世紀の神聖ローマ帝国を舞台に、日本人傭兵のイサックが仇討(あだう)ちのためヨーロッパに渡り、三十年戦争の戦場で火縄銃「尽」を携えて戦う物語。落城寸前のフックスブルク城に現れたイサックは、育ての親である鉄砲鍛冶の親方の仇(かたき)であるロレンツォを追う。傭兵として各地の戦いに参加する過程で、同様の火縄銃を所持するロレンツォとの因縁が明らかになっていく。本作は、史実である三十年戦争にフィクションを加えた歴史活劇である。17世紀のヨーロッパに渡航した日本人の火縄銃の狙撃手が、復讐のために傭兵として戦うという、ユニークなストーリーが特徴となっている。神聖ローマ帝国内の諸侯間の対立、カトリック教会とプロテスタント諸派の宗教戦争、オランダ独立戦争などの歴史的背景が詳細に描かれている。講談社「月刊アフタヌーン」2017年3月号から2025年6月号まで連載。2019年に第2回「さいとう・たかを賞」を受賞。

正式名称
イサック
ふりがな
いさっく
原作者
真刈 信二
漫画
ジャンル
その他歴史・時代
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
既刊19巻
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作品の概要

基本情報

『死がふたりを分かつまで』(原作:たかしげ宙)などで知られるDOUBLE-Sが作画を担当した連載作品。原作は、『勇午』(漫画:赤名修)などの代表作を持つ真刈信二が担当。

要旨と舞台設定

後に三十年戦争と呼ばれる戦いの最中にあった17世紀の神聖ローマ帝国を舞台に、日本人傭兵イサックの活躍を描く歴史活劇である。仇討ちのために日本から渡欧した主人公が、火縄銃「尽」を携えて戦場を駆け抜ける物語。

ストーリー展開

物語は、落城寸前のフックスブルク城にイサックが単身現れることから始まる。彼は日本名を猪左久といい、育ての親である鉄砲鍛冶の親方の仇、ロレンツォを追ってヨーロッパに渡った。イサックは傭兵として各地の戦いに参加し、その過程でロレンツォとの因縁が明らかになっていく。ロレンツォもまた同様の火縄銃を所持しており、両者の対決は物語の中核を成している。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、史実である三十年戦争にフィクションを加えた歴史活劇である。17世紀のヨーロッパに渡航した、日本人の火縄銃の狙撃手が、復讐のために傭兵として戦うという、ユニークなストーリーが特徴となっている。

世界観の構築と設定

神聖ローマ帝国内の諸侯間の対立、カトリック教会とプロテスタント諸派の宗教戦争、オランダ独立戦争などの歴史的背景が詳細に描かれている。また、当時の日本の鎖国政策下でのオランダとの貿易関係や、戦国時代終結後の武士の海外流出という史実も設定の基盤となっている。

連載状況

講談社「月刊アフタヌーン」2017年3月号から2025年6月号まで連載。

受賞歴

2019年第2回「さいとう・たかを賞」。

あらすじ

1620年9月、神聖ローマ帝国は30年戦争のただ中にあった。プファルツ選帝侯領内のフックスブルグ城は、スペイン軍の侵攻を受けて落城寸前だったが、優れた銃の腕前を持つ日本人傭兵、イサックの活躍によって、スペイン軍を退けることに成功する。スペイン軍の中にいる恩人の仇を探していたイサックは、そのままプファルツ選帝侯の軍勢に留まることを選ぶ。

しかし、スペイン軍のさらなる大軍が、半壊したフックスブルグ城を目指して侵攻を始めていたのだった。

登場人物・キャラクター

イサック

日本人傭兵の男性。総髪で切れ長の目を持つ。オランニエ公から派遣される形でプファルツ選帝侯の軍勢に加わった。冷静沈着で、他人から受けた「恩」に報いることを何よりも重視する性格。スペイン軍の中にいるという、自分の恩人を殺したロレンツォという男を探しており、仇討ちのためオランダに渡って傭兵となった経緯を持つ。 日本刀と火縄銃を所持。500歩ほど離れた騎兵に、命中させるほど優れた銃の腕前を持つ。

ゼッタ

プロテスタントの少女。鍛冶職人の祖父とともに、ババリアから戦火を免れてフックスブルグ城に逃げ延びてくる道中、暴漢に襲われていたところをイサックに助けられ、以後イサックを慕うようになる。天候や風向きを読むことに長ける。

ハインリッヒ

プファルツ選帝侯フリードリヒ5世の弟。名門ヴィッテルスバッハ家に生まれるが、母親は正妻ではなく、召し使いだった女性であり、武勲を立てることにこだわっている。年は若いが、勇猛で毅然とした性格の持ち主で、部下からの信頼は厚い。

スピノラ

傭兵部隊を率いるイタリア人。スペイン軍と契約を結んでいる。天才的な戦術家であり、高い人望を持つ。統制の取れた彼の部隊は各地に名を知られている。9000人の軍勢を率いてフックスブルグ城を攻めるが、イサックの狙撃によって倒れる。

アルフォンソ

スペイン王太子。1万5000の軍勢を率いてフックスブルグ城を侵攻しようとしている。ハインリッヒからは「怯懦でプライドが高い」と評されているが、偵察中のイサックたちを遠くから発見したり、自分の戦死をも策のひとつとして捉えるなど、実力は底知れない。

場所

フックスブルグ城

ハインリッヒらが駐留している城。プファルツ選帝侯領内にあり、フリードリヒ5世のいるプラハと同盟国、ネーデルランドとをつなぐ街道に位置し、またスペイン領のフランドルとサヴォイを結ぶスペイン回廊上にも位置している。そのため、神聖ローマ帝国軍、スペイン軍の双方から重要視されている拠点となっている。

クレジット

原作

真刈 信二

書誌情報

イサック 19巻 講談社〈アフタヌーンKC〉

第1巻

(2017-07-21発行、978-4063882810)

第2巻

(2017-11-22発行、978-4065103463)

第3巻

(2018-03-23発行、978-4065110546)

第4巻

(2018-07-23発行、978-4065119808)

第5巻

(2018-11-22発行、978-4065134481)

第6巻

(2019-04-23発行、978-4065151921)

第7巻

(2019-09-20発行、978-4065169421)

第8巻

(2020-02-21発行、978-4065184493)

第9巻

(2020-07-20発行、978-4065201299)

第10巻

(2021-01-21発行、978-4065219874)

第11巻

(2021-07-21発行、978-4065238974)

第12巻

(2022-01-21発行、978-4065264638)

第13巻

(2022-07-22発行、978-4065283011)

第14巻

(2022-12-22発行、978-4065297872)

第15巻

(2023-05-23発行、978-4065314326)

第16巻

(2023-11-22発行、978-4065336236)

第17巻

(2024-05-22発行、978-4065353981)

第18巻

(2024-11-21発行、978-4065375044)

第19巻

(2025-06-23発行、978-4065392584)

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