世界観
楷恭介は「楷恭介心理研究所」を開業しており、そこに多種多様な心の病やトラウマを抱えた患者が訪れ、原因究明のため恭介が奔走するというのが基本的な物語の流れ。患者の心の病の原因となる過去の出来事を調べるため、警察や依頼者と関わりの深い人物と接点を持つこともあり、その大半は犯罪に関わる人物であることが多い。テーマは心の病からの回帰で、患者が心の病やトラウマからどう脱し、その先の未来を生きるかというさまが描かれている。
あらすじ
楷恭介は心の病で悩む人々が通う診療所「楷恭介心理研究所」の所長。汚い雑居ビルの一室に構えたこの診療所には、心の病を抱えた人間が訪れては去っていく。恭介の診療を受けて回復した患者も多く、事実、恭介はどんな人間の心の悩みも見通すことのできる観察眼と洞察眼に優れる天才だった。そして恭介は今日も、心の悩みを持つ患者に「あなたの心を覗かせてください」と問いかける。
関連作品
本作『サイコドクター 楷恭介』よりも前の時系列を扱った作品に『サイコドクター』がある。作画は的場健、原作は同じく亜樹直が担当しており、キャラクター設定などに相違点がある。「モーニング」1995年26号から2003年8号にかけて掲載されていたが途中で連載終了となり、最後のエピソードは未完のままになっている。
メディアミックス
TVドラマ
2002年10月から12月まで日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠にて、『サイコドクター』のタイトルでTVドラマ版が放送された。脚本は伴一彦が担当している。主なキャストは楷恭介役を竹野内豊、冠野あずさ役を市川実日子が演じている。
登場人物・キャラクター
楷 恭介 (かい きょうすけ)
楷恭介心理研究所の所長を務める、心理学者兼カウンセラーの男性。ギャンブル好きで金遣いが荒く、1日に何十本ものタバコを吸うヘビースモーカー。普段は間の抜けたところがあり、助手の冠野あずさの手を煩わせることも多い。しかし、心理学者としては超一流で、患者の悩みを聞いただけで心の病の大半の原因を言い当て、適切な処置を行っている。 患者に必ず言う決め台詞は「あなたの心を覗かせてください」。
冠野 あずさ (かんの あずさ)
楷恭介心理研究所で楷恭介の助手を務める女性。心に傷を負って恭介の診療を受けた過去があるが、現在は回復している。非常にしっかりした性格で、公私にわたって恭介のサポートをしている。
流花 (るか)
楷恭介の血の繋がっていない妹。恭介と初めて顔を合わせた14歳の時から精神を病んでおり、動物を飼っては何度も殺していた。そのことを流花の父から叱責されると動物の殺害衝動はなりを潜めたものの、今度は自傷行為や自殺願望が出てきてしまっている。
流花の父 (るかのちち)
流花の父親。職業は精神科医で、楷恭介の義父にあたる人物。恭介から流花が動物を殺しているという報告を受けたことで立腹し、当時病んでいた流花を叱責して更に深い心の傷を負わせてしまった。
凛子 (りんこ)
楷恭介の行きつけのオカマバーでママを務める男性。通称「凜子ママ」。恭介とは仲が良く、頻繁に花札などの相手をしている。また店が近いこともあり、楷恭介心理研究所に遊びに来ることもある。
塩田 (しおた)
楷恭介の知り合いの男性医師。恭介の担当した患者を外科医として診ることもあれば、逆に心の病気を患っていそうな患者を恭介に紹介することもある。恭介に協力的な人物で、時には彼の指示に従って実際の病状報告を変更することもある。
犀川 理 (さいかわ おさむ)
楷恭介と顔なじみの刑事の男性。恭介が抱える患者の過去にトラウマとなる事件があれば、積極的に調べて情報を渡すなど楷恭介心理研究所に協力的な人物。キャリア組で、その仕事ぶりは周囲からも好評を得ている。
星山 (ほしやま)
楷恭介の飲み友達の男性。アニメプロデューサーの職に就いており、自分のツテを使ってアニメ声優起用の偽オーディションを開催することができるなど、それなりの権力を有している。
森脇 結 (もりわき ゆい)
外資系保険会社で総合職として働いている31歳の女性。首が腫れているので耳鼻咽喉科で受診し、薬も飲んでいるが一向に良くならないことで楷恭介心理研究所を訪れた。実際は心の傷によって生じたストレスが上手く処理されず、苦しい心の体験を無意識に抑え込んでしまったがゆえに、身体にいろいろな症状が出てくる「ヒステリー球」の一種であった。 恋人の木之元拓也にお金を貸しているが、まったく返してくれないことでもストレスをため込んでいる。
木之元 拓也 (きのもと たくや)
森脇結の恋人の男性。大手パソコンメーカーの営業マンでクレーム処理もバリバリこなしている「デキる男の設定」で結に近づき、結婚をちらつかせては多額の金を借りている。実際には他にも多くの女性を騙しており、その女性に合わせた理想の男を演じては金を引き出すプロの詐欺師。一方で、神学校を卒業しており近所でも評判の良い牧師という一面もある。 本名は「倉地衛」。
倉地 美保子 (くらち みほこ)
木之元拓也の母親。敬虔なクリスチャンで、拓也に神学校へ進学するきっかけと影響を与えた人物。拓也同様、近所の人たちからは愛情深くて優しいと評判。しかし、過去にヒ素で自分の夫を廃人にしており、誰にも言えない罪を抱えている。
倉地 源一郎 (くらち げんいちろう)
木之元拓也の父親。職業は不動産管理業で、いくつもの家を持つ地域では有名な資産家。2年間にわたり自分の妻である倉地美保子から微量のヒ素を投与され続け、慢性のヒ素中毒で寝たきりの状態となった。現在は皮膚症状や循環器障害、多発性神経炎などを併発し廃人同様となっている。
ミッシェル
木之元拓也の家で昔飼っていた飼い犬。当時11歳だった拓也に可愛がられていたが、母親が持っていたヒ素が混入してしまったエサを食べたせいで嘔吐と下血に苦しみ、死亡した。
深沢 霧子 (ふかさわ きりこ)
雑誌編集のアルバイトをしている女性。他人の顔の判別がつかない「相貌喪失」に悩んでおり、楷心理研究所を訪ねた。顔の違いがわからないため、普段は相手の声や服装や雰囲気でなんとか判別しているが、写真の顔となると完全にお手上げ状態となる。そのため、人付き合いは最低限にとどめている。幼い頃に火事で家族全員を失っており、その後は養護施設で育っている。
深沢 真人 (ふかさわ まさと)
深沢霧子の父親。酪農家としてはかなりのやり手で財テクの才もあり、相当のタンス預金を持っていると噂されていた。喫煙者で、深沢家が火事で全焼した寝たばこの火元とされており、その時に亡くなっている。
加賀美 茂 (かがみ しげる)
さまざまなアニメに出演している有名男性声優。若い頃は強盗まがいの犯罪を犯していた。人気声優となった今は、その過去を完全に周りに隠しながら生きている。
影山 朝彦 (かげやま ともひこ)
個人タクシーの運転手をしている48歳の男性。深沢霧子が何故か唯一まともに顔を認識できる人物で、霧子の恋人。霧子からは「優しくて温かくて約束をきちんと守って人に頼まれたらイヤとは言えないタイプ」と評されている。前の職場もタクシー会社で、無事故無欠勤ということでその会社での評判も良かった。
津和野 翔 (つわの しょう)
和食レストランチェーンを経営している会社で、人事管理の職に就いている男性。高校時代は運動も勉強もできるので周りからは「プリンス」と呼ばれていた。現在も悩みなどない完璧な人間だと思われているが、実際はかなりデリケートな性格で、その弱さから目を逸らすために必要以上に強気になっている。半年前から自分とそっくりな「ドッペルゲンガー」を頻繁に見ており、神経質になっている。 かつて津和野響という双子の弟がいたが、海での事故により幼い頃に亡くしている。
津和野 響 (つわの ひびき)
津和野翔と顔がそっくりな双子の弟。小学1年生の時に翔と一緒に海に行った際に溺れ、浮き輪を持っていた翔に手を伸ばしたところを振りはらわれてしまったために死亡している。
水木 葉子 (みずき ようこ)
CMを中心に活躍中の女性タレント。津和野翔の高校時代の同級生で、現在は翔の婚約者。翔が「ドッペルゲンガー」を見たことで悩んでいると知り、その症状を相談するために楷恭介心理研究所を訪れる。
合田 和之 (ごうだ かずゆき)
大手商社に勤める男性。津和野翔の高校時代の同級生で、翔の婚約パーティでは明るい司会を行い場を和ませた。最近は左遷に近い形でインドネシアへの転勤が決まっており、残業が続いている。
石崎 (いしざき)
一部上場の大手ゼネコン会社に勤める男性で、津和野翔の高校時代の同級生。高校時代は陸上部に所属しており走ることが得意だったが、体育祭では翔と競走した結果敗れた。現在は建設不況による影響を受け、リストラ寸前の状態にある。
栗原 (くりはら)
歯科医を開業している男性で、津和野翔の高校時代の同級生。高校の時に水木葉子に想いを寄せて告白したが、葉子は翔に好意を持っていたため振られている。現在は結婚をしているが結婚生活が上手く行かず、妻との間には離婚の話が持ち上がり、その話も泥沼化している。
浦部 (うらべ)
父親から継いだ不動産会社で社長を務めている男性で、津和野翔の高校時代の同級生。会社を継いだものの、既に経営は火の車で借金地獄となっている。さらに会社の借金の連帯保証人ということもあり、頭を悩ませている。
星名 紗樹 (ほしな さき)
シナリオライターを務める27歳の女性。不眠症に悩まされており、かれこれ1か月もしっかりとした睡眠をとっておらず、処方された入眠剤にも手をつけていない。もともとは塩田の患者だったが、一向に症状が改善しない様子を見かねた塩田から楷恭介を紹介された。実際は眠れないのではなく、眠りたくないという心の病である「睡眠恐怖症」を患っている。
星名紗樹の母 (ほしなさきのはは)
星名紗樹の母親。都内で飲食店を経営しており一人暮らしをしている。紗樹のことは「物静かで手のかからない子」と評している。楷恭介が沙樹の過去を調べている時もわざわざ昔の写真を見せてくれるなど、協力的な人物。
志村 (しむら)
テレビ局でプロデューサーを務める男性。結婚をしているが星名紗樹と肉体関係を持ち、不倫関係にある。ちなみに紗樹のことは遊びではなく本気で、現在の妻とは別れたうえで沙樹とともにこれから先の人生をやり直していきたいと考えている。
道明寺 彩 (どうみょうじ あや)
進学校として有名な、桜葉女子学園に通う女子高校生。学校にもしっかり通っており表向きは問題ないが、実際は裏で援助交際をしたりリストカットをしている。両親は離婚しており、父親に引き取られたが、仕事で多忙のためあまり親子のコミュニケーションが取れておらず、愛情不足となっている。
道明寺彩の父 (どうみょうじあやのちち)
道明寺彩の父親。仕事で多忙のため娘の彩とはあまりコミュニケーションが取れておらず、現状も教師から報告を受けているだけで、深刻な状況は把握していない。そのため、彩がリストカットをしていることや援助交際をしていることも知らずにいる。
朝倉 千晶 (あさくら ちあき)
朝倉強司の姉。現在は派遣社員として働いているが、両親が既に病死しており、自分1人で強司を養っている。最近は強司のことで思い悩み眠れない日々が続いており、弟のことを相談するために楷恭介心理研究所を訪れる。
朝倉 強司 (あさくら つよし)
29歳の男性で、22歳の時からひきこもっている。もともと、通っていた高校は「御三家」と呼ばれている名門校で、大学も国立難関校を卒業している。さらに競争率の高い大手酒造メーカーに就職したエリートだった。しかし、その会社をわずか半年で辞めていまに至っている。
多倉 耕一 (たくら こういち)
朝倉強司が就職した大手酒造メーカーに同期入社した男性。現在は新商品企画室の主任を務めている。強司については、特に辞めた時のことをよく覚えており、訪ねて来た楷恭介にその話をする。
オヤジさん
食事処「夜の森」の店主を務める男性。自身の息子が10年以上引きこもっていたこともあり、引きこもりの人間は一目見れば分かると豪語している。食事処を始めたきっかけは息子が薬を大量摂取し、死ぬ間際に「腹へった」と言い残したことから。
矢代先生 (やしろせんせい)
食事処「夜の森」で店員として働く男性。もともとは学業優秀で名門高校から国立大医学部へ進学し、その後は大学病院で研修医をしていたエリート。しかし、研修医時代に薬の分量を間違えて投与したことによる失敗で「一流の医者にはなれない」と思い込み、それから32年間引きこもりになっていた。現在は「夜の森」の名物店員とまでいわれており、仕事をしてご飯を食べることの喜びを感じている。
雅人 (まさと)
楷恭介がカウンセリングで対応している男性患者。東京大学進学率の高い私立の名門校の出身で、近所でも評判の秀才だった。しかし、東京大学への受験に失敗してからひきこもり、一日中部屋でゲームに興じる毎日を過ごしている。
樺島 努 (かばしま つとむ)
楷恭介の大学時代の後輩の男性。過去に闘病サイトの管理人をしていた「水森秋菜」という人物に想いを寄せて、不眠に悩まされてしまい恭介のもとを訪れたことがある。秋菜とは会ったことはないものの、メール越しの繊細さや優しさに惹かれており一度その姿を見たいと思っていた。
水森 秋菜 (みずもり あきな)
先天性の重度の糖尿病を患っている女性。かつて自身が立ち上げた闘病サイトで闘病日記をアップしており、その内容が涙を誘いネット界ではちょっとしたヒロインとなっていた。当時、樺島努とはサイトを通じて交流し、会ってはいないものの交際にまで発展していたが、突然一方的な別れを切り出した。
嶺 裕人 (みね ゆうと)
英聖学園1年B組に所属する男子中学生。友人の氷月涼介が理科の実験中に急に倒れたことを心配しており、もしかしたら心の病気なのではないかと疑っている。そのため、学校でたまたま見かけた楷恭介に涼介のことを相談する。
氷月 涼介 (ひづき りょうすけ)
英聖学園1年B組に所属する男子中学生。理科の授業中に急に倒れたことがあり、その時は救急車で運ばれたが、病院では「自律神経のせい」と診断された。しかし、実際はパニック障害を患っており、その発作に苦しんでいる。
氷月 美緒 (ひづき みお)
氷月涼介の母親。24歳の時に、下腹部を十文字に切り裂かれて死亡したという猟奇殺人事件の被害者で、当時涼介を身ごもっていた。この日はベルリンの壁が壊された翌日だったため、報道ではこの事件の扱いは小さく、世間にはあまり知られていない。
ケン・オックスマン (けんおっくすまん)
「ストレイ・キャット事件」を調べているジャーナリストで、日系三世の男性。犯罪関係のルポを書いて成功を収めている人物。かなりの野心家としても有名で、警察関係者などは彼に安易に情報を漏らさないように注意を促している。
ハセ・リュウジ (はせりゅうじ)
ケン・オックスマンの助手をしている男性。ケンの指示通りに調べものをすることを得意としており、「ストレイ・キャット事件」の捜査のため来日したマイク・ノーマンの写真なども入手しケンに渡していた。ケンのことは「ボス」と呼んで慕っている。
エディ
タトゥーの彫り師をしている男性。オカマ口調でしゃべるのが特徴の同性愛者。流花がアメリカから日本に来た時には自分のアトリエ兼自宅に住み込みで働かせ、彫り師の見習いとして修行させるなど面倒見のいい人物。
マイク・ノーマン (まいくのーまん)
FBIに所属している男性で、「ストレイ・キャット事件」を担当している。事件の捜査のために来日し、一日も早い解決を目指し尽力している。しかし日本の警察をあまり信用しておらず、担当者との握手も「決闘」を意味する左手で行った。また、これまでに何人もの犯人を銃殺しているという少々人間性に問題のある人物。それでも事件解決のために働く「勘」は相当なもので、犯人像の予測などはプロファイリングのプロをしのぐほど。 「ストレイ・キャット事件」に関する情報を多く持ち、独自に調べた非公式の情報も握っている。
マチダ・エリコ (まちだえりこ)
「ストレイ・キャット事件」の6人目の被害者となった、日系二世の女性。もともと背中にはタトゥーが入っていたが、最近エディのところを訪れて、左肩に新しく毒蜘蛛のタトゥーを彫ったばかりだった。
ソロモン
タトゥーの彫り師の女性。カリスマ彫り師として知られ、これまで何人もの人にタトゥーを彫っている。それでもその素性はほとんど明かされておらず、謎の多い人物。一部の情報では魔術めいたことや新興宗教に近いこともやっていたといわれている。
場所
楷恭介心理研究所 (かいきょうすけしんりけんきゅうじょ)
心理ケアを目的とした診療所。所長は楷恭介で、冠野あずさが助手を務めている。場所はエレベーターもない外観の汚いボロ雑居ビルの一室で、いつもビルの中は薄暗く診療所らしさはゼロ。そのため、患者からは本当に診療所なのかと疑われることもある。
聖エドモンド病院 (せんとえどもんどびょういん)
助かる見込みのない患者たちに、心の平安を保ちながら最期の時を迎えてもらうための医療機関。付属の教会もあり、そこには定期的に木之元拓也が顔を出している。拓也の評判は良く、多くの患者から慕われている。
夜の森 (よるのもり)
安くて量も多い、深夜営業もしている食事処。引きこもりだった人間を特に優遇して雇っており、キッチンで働いている店員やウエイターは全員が元引きこもり。そのため、「引きこもり道場」の通称で知られている。引きこもりの多くがパソコン漬けということから、店員募集もインターネット上のホームページで行っている。その一方で、親に連れられて面接に訪れる引きこもりも少なくない。
イベント・出来事
ストレイ・キャット事件 (すとれいきゃっとじけん)
ニューヨーク市ブルックリンで深夜に起きた第一の殺人を皮切りに、日米で6人もの犠牲者を出した連続殺人事件。共通しているのは、凶器はいずれも刃物、被害者たちがアメリカに一時滞在していたことがある、被害者の身体や現場周辺に赤色のスプレーで「stray cat」の文字が残されている、被害者の背中や胸などの一部が切り取られている、という4点。
その他キーワード
ルビーシャワー
朝倉強司が大手酒造メーカーに勤めていた時に企画した酒。濃厚で甘口なデザートワインを炭酸で割り、高級ブランデーをブレンドしたもの。当時は商品化まで至らなかったが、のちに弟が唯一企画した商品をどうにか商品化したいと強く希望した朝倉千晶が飛び込み営業を繰り返し、なんとか企画を通して商品化へと持ち込んだ。
クレジット
- 原作