ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流

ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第2部となる作品。前作から約50年後、ナチスの台頭する頃の20世紀を舞台に、第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターの孫の世代が活躍する。なお、副題の『戦闘潮流』はのちになって付けられたもの。連載時の副題は「第二部 ジョセフ・ジョースター ―その誇り高き血統」だった。

正式名称
ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流
作者
ジャンル
アクション
 
アドベンチャー
レーベル
集英社マンガ総集編シリーズ(集英社)
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あらすじ

最後の波紋!~JoJo vs. 究極生物の巻(5巻~6巻)

物語の始まりは1938年。Part1『ファントムブラッド』から約50年後のニューヨークが舞台。英国紳士であり、吸血鬼と共に太平洋に沈んだジョナサン・ジョースターの孫であるジョセフ・ジョースターはニューヨークへと移り住んでいた。一方その頃、かつてジョナサン・ジョースターと共に吸血鬼ディオ・ブランドーと戦ったロバート・E・O・スピードワゴンはメキシコの遺跡にて、大量の石仮面と石化した状態で生命活動を維持している謎の生命体・柱の男を発掘する。

その生命体・柱の男こそが人間を吸血鬼に変えてしまう石仮面を創り出した者であることが推察されたため、石仮面の根絶を願うロバート・E・O・スピードワゴンは波紋の一族であるストレイツォを呼び寄せる。しかし石仮面の不老不死の魔力にひそかに心酔していたストレイツォは自ら石仮面を被り、吸血鬼となり仲間を惨殺してしまう。

ストレイツォは、祖父から波紋の才能を引き継ぐジョセフを危険視し、始末するためニューヨークへ渡り、両者は激突する。ジョセフはストレイツォを撃退し、スピードワゴンの消息を追ってメキシコに向かう。スピードワゴンと柱の男はルドン・フォン・シュトロハイム率いるナチス・ドイツの部隊によって身柄を確保されていた。

シュトロハイムによってサンタナと名付けられた柱の男は、覚醒したとたん、高度な知能と圧倒的な戦闘能力を発揮し、基地を壊滅させた。ジョセフは波紋を用いて対抗したがサンタナを石化させるのが精一杯だった。ローマにも3体の柱の男が発見され、ジョセフとスピードワゴンはローマへ飛ぶ。そこにはかつてジョナサンに波紋を教えたウィル・A・ツェペリの孫シーザー・A・ツェペリがいた。

シーザーは波紋の修行を積んでおりジョセフ以上の波紋戦士だったが、ローマで覚醒したワムウエシディシカーズらはサンタナ以上の戦闘能力があり太刀打ちできなかった。ジョセフは戦略と度胸でその場を切り抜けるが、エシディシとワムウから「死の結婚指輪」というタイムリミットがある毒薬を埋め込まれる。 指輪が溶け出しジョセフが死ぬ刻限まで、あと33日に迫った。ジョセフはシーザーの師・リサリサとその師範代・ロギンズメッシーナの下で波紋の修業に邁進し、心身ともに限界まで鍛え上げる。

エイジャの赤石~超生物の誕生(7巻~12巻)

リサリサが持っていた「エイジャの赤石」が柱の男が更に進化するために必須の秘宝だとわかる。エイジャの赤石を追いスイスのサンモリッツ向かったジョセフはそこで身体を機械化したシュトロハイムと再会する。ナチス・ドイツも巻き込んだ争奪戦を経てジョセフたちは赤石を取り戻す。

スピードワゴン財団やナチス・ドイツとの共同戦線により、カーズの配下たちは次々と倒されていく。しかしカーズはエイジャの赤石を組み込んだ石仮面をかぶり究極生命体へ進化する。波紋をも克服したカーズに対し、ジョセフとシュトロハイムは捨て身の攻撃に出る。火山の噴火に巻き込まれたカーズは大気圏外へ。ジョセフは火山の噴火で死亡したと思われていた。しかし、妻となったスージーQを伴い、自分の葬儀へ姿を現すのだった。

登場人物・キャラクター

ジョセフ・ジョースター

第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターの孫。イギリスで育ち、本作の冒頭の時点で祖母のエリナ・ジョースターと共にニューヨークに移住。努力を嫌い、トリックやイカサマを好む。しかし深く情愛を抱く者のためには自らの身を犠牲にすることも厭わず、また黒人のスモーキー・ブラウンに対する差別的な扱いに怒りをあらわにするなど、軽々しい振舞いの奥底には正義の心を持つ。 生まれつき波紋の才能を祖父から引き継いでいるが、訓練の機会に恵まれなかったため、当初は戦闘で苦戦を強いられる。それを補っていたのは、鋭い洞察力と柔軟な発想力である。特に先読みに優れ、次に相手が言うセリフを先回りして言う特技を持っている。 波紋の修行をした後は戦士としての才能を開花させ、強化された波紋と数々の意表をつくトリックを組み合わせ、高等生物である柱の男たちとも対等に渡り合うほどの成長を見せた。カーズとの最終決戦で死亡したものと思われていたが、実際は生存してスージーQと結婚。しかし、その報告を彼女が忘れていたために、自らの葬儀後に墓前で結婚を知らせることになった。

シーザー・A・ツェペリ

ジョセフ・ジョースターの盟友となる波紋の戦士。イタリア出身。第1部でジョナサン・ジョースターに波紋を伝授したウィル・A・ツェペリの孫。波紋の師であるリサリサを心より尊敬し慕う。女性に対して歯の浮くような甘いセリフもさらりと言ってのけるナンパ男だが、本質は家系に対する誇りと気高い精神を持つ。 ジョセフ・ジョースターとは当初、彼の不遜で洗練されていない態度を嫌って反発していたが、柱の男たちと命懸けで戦う彼の行動に心を打たれ、共に戦うことを決心する。戦闘では波紋のエネルギーが込められたシャボン玉を発射する「シャボンランチャー」や、円盤状にしたシャボン玉を高速回転させる「シャボンカッター」など、衣服に仕込まれている石鹸水と波紋を組み合わせた技を駆使。 さらに「シャボンカッター」で太陽光を増幅させる「シャボンレンズ」によって柱の男の戦士・ワムウを追い詰めるが、彼の必殺技である「神砂嵐」により致命傷を受け敗北。 最後の波紋を絞り出して作った「血のシャボン玉」にジョセフ・ジョースターへの解毒剤を遺して絶命する。

リサリサ

波紋の達人で、ジョセフ・ジョースターとシーザー・A・ツェペリの師匠。その素性は当初伏せられているが、ジョセフ・ジョースターの実母でもある。第1部の結末においてエリナ・ジョースターと共に沈没する客船より脱出した赤子こそが彼女であり、ストレイツォに育てられ波紋を身につけた。 その後、イギリス空軍のパイロットだったジョージ・ジョースターII世と結婚。エリザベス・ジョースターとなり、ジョセフ・ジョースターを出産する。しかし、空軍の司令官として身を潜めていた屍生人によって夫を殺害され、その屍生人を波紋で倒すが、事情を知らない者による目撃証言によって指名手配されたことから、スピードワゴン財団の協力でリサリサと名を変えていた。 愛用のマフラーは波紋の伝導率が高いサティポロジア・ビートルの腸の繊維から作られたもので、武器やセンサーとして使用。また波紋によって若さと美貌を保っており、実年齢が50歳であると知ったジョセフ・ジョースターは驚きを隠すことができなかった。

ロバート・E・O・スピードワゴン

第1部においてジョナサン・ジョースターと共に吸血鬼と戦った非常に義理堅い友人であり、ジョセフ・ジョースターの成長を少年のころより見守った。そのため、ジョセフ・ジョースターには家族同然の存在だと認められている。元はイギリスの貧民街出身のチンピラだが、ジョナサン・ジョースターの死後アメリカに渡り、テキサスで油田を発掘したことから世界経済をも動かす富豪となっている。 その潤沢な資産を基にスピードワゴン財団を設立。財団の活動の一環として吸血鬼を生み出した石仮面の調査をしていたところ、メキシコにて柱の男を発掘する。その処分を依頼したはずのストレイツォによって一時は殺害されたものと思われたが、ナチスのルドン・フォン・シュトロハイムによって重傷の状態で確保・監禁され、自白剤によって柱の男の情報を提供することになる。 ジョセフ・ジョースターに救出された後は、彼らの戦いを財団を通じて様々な形ででサポートしている。

ルドン・フォン・シュトロハイム

ナチスの将校で、柱の男を研究目的で調査し、結果的にジョセフ・ジョースターと共闘することとなる。非常にプライドの高い軍人で、冷酷非道な任務を遂行する一方、正義の心を持つ者には敵国の人間であっても敬意を示す。ジョセフ・ジョースターには「人間的には憎めない」と評されている。 ロバート・E・O・スピードワゴンを尋問して得た情報を元にしてメキシコの研究施設に柱の男の一体を運び込み蘇生。それをサンタナと命名した。当初はサンタナを原始人と見くびっていたが、予想以上の知能と特殊能力によって施設は壊滅状態となり、体内にサンタナが潜り込んだために手榴弾によって自爆する。 その後、自身が世界一と賞賛するナチスの科学力によって、サイボーグとなり復活。腹部に重機関砲、右目には紫外線照射装置を内蔵するなど、全身を柱の男の一族に対する武装で固める。カーズとの最終決戦においてはジョセフ・ジョースターを危機から救い、不死身のカーズに勝利するきっかけを作った。

ストレイツォ

かつてはジョナサン・ジョースターと共に吸血鬼と化したディオ・ブランドーと戦った波紋の戦士。リサリサの育ての親でもある。しかし老いとともに石仮面の力で不死身となったディオ・ブランドーに対してひそかに感じた憧憬の念が大きくなり、ロバート・E・O・スピードワゴンがメキシコの遺跡にて発見した石仮面を破壊するよう招聘されたにも関わらず、自ら石仮面を被って吸血鬼となる。 調査隊を裏切り凶行に及んだのち、やがては敵となるであろうジョセフ・ジョースターを、波紋の才能が完全に覚醒する前に始末するために渡米。しかしジョセフ・ジョースターの機転とトリックの前に破れ、柱の男の存在を伝えると、波紋の呼吸を自ら行って肉体を消滅させた。

サンタナ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する、人類とは別の進化を遂げた高等生物。「柱の男」と呼ばれる一族のひとり。ナチスによって生命活動を維持したまま石化した状態で研究施設に運び込まれ、実験により2000年ぶりに活動を再開。ルドン・フォン・シュトロハイムに「メキシコに吹く熱風」を意味する「サンタナ」と名付けられた。 吸血鬼を食料とし、全身で対象を同化するようにして吸収する。知能は非常に高く、覚醒して間もなく現代の言語を習得し、初めて見る銃器類を正しい手順で解体している。また関節を外して体を変形させることが可能で、監禁されていた特別室から狭い空気供給管へ侵入して脱出した。ほかに特殊能力として、肋骨が外皮を突き破って敵を襲撃する「リブス・ブレード(露骨な肋骨)」や、自身の肉片で敵の自由を奪う「ミート・インベイド(憎き肉片)」を使用。 機関銃による攻撃をものともせず、単体でナチスの研究施設を壊滅させるが、ルドン・フォン・シュトロハイムの自爆によって苦手とする太陽光の下に晒され、最後はジョセフ・ジョースターの知略で活動を停止。 その後スピードワゴン財団の管理下で石化状態のまま保管されている。

ワムウ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する、人類とは別の進化を遂げた高等生物。ジョセフ・ジョースターと死闘を繰り広げ、シーザー・A・ツェペリを死に至らしめた強敵。「柱の男」と呼ばれる一族のひとりで、カーズ、エシディシと共に復活を遂げる。年齢はおよそ12000歳。3人の中では最も若く、カーズとエシディシに仕える身分だが、最高位のカーズから「戦闘の天才」と賞賛されるほどの能力を持つ。 「誇り」に重きを置くタイプで、戦いにおいても自分の美学を貫き、強敵と認めた者には敬意を払う。「風の流法(モード)」と呼ばれる特殊技法を持ち、必殺技の「神砂嵐」や、最終手段である「最終流法(ファイナルモード)・渾楔颯(こんけつさつ)」を戦闘で使用。 また、水蒸気で身体の周囲の光を屈折させ、姿を見えなくすることが可能で、その状態であれば苦手とする太陽光の下でも活動が可能となっている。最後はジョセフ・ジョースターと古代の対戦方式に則って「戦車戦」で対決。死力を尽くした末に破れ、戦いに満足を感じながら塵となって風に吹かれて姿を消した。

エシディシ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する、人類とは別の進化を遂げた高等生物。「柱の男」と呼ばれる一族のひとりで、ジョセフ・ジョースターたちと激突する。自らの血液を摂氏500℃にまで高めることが可能で、その能力を利用した「炎の流法(モード)」と呼ばれる特殊技術を使用。性格は直情型だが、戦闘中に冷静さを失いそうになるとあえて号泣して感情を吐き出すことで平常心を取り戻す。 彼らの追い求めるエイジャの赤石の在処を突き止めたことから、リサリサの住むエア・サプレーナ島へ潜入。本来はジョセフ・ジョースターの修行の最終試練として対戦するはずだった波紋の師範代であるロギンズを殺害し、そこにやって来たジョセフ・ジョースターと対決することとなる。 そしてジョセフ・ジョースターのトリックプレイに敗れて肉体を喪失するが、脳髄だけになってリサリサの侍女であるスージーQに取り付き、目的のエイジャの赤石をカーズに向けて郵送する執念を見せた。

カーズ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する、人類とは別の進化を遂げた高等生物。「柱の男」と呼ばれる一族のリーダー格で、ジョセフ・ジョースターが本作で最後に対決する。知能が最も高く、すべての生物の頂点である「究極生命体(アルティメット・シイング)」となることを目的に「石仮面」を作り出した。 約12000年前に同族からその願望を危険思想とされたことから彼らを虐殺し、賛同者であるエシディシと、当時まだ生まれたばかりであったワムウと共に探求の旅に出た過去を持つ。戦闘においては光の流法(モード)と呼ばれる特殊技法を使い、腕などから生やす刀のような武器を使用。しかし目的のためには手段を問わない性格で、リサリサと正々堂々戦うことを宣言しながら、影武者を利用してだまし討にした。 最終的に「究極生命体(アルティメット・シイング)」へと進化しジョセフ・ジョースターらを圧倒するが、戦闘で誘発された火山の爆発によって大気圏外へ放逐。不死身ゆえに死ぬこともできないまま、思考を停止して永遠に宇宙空間を漂い続けている。

ロギンズ

リサリサの住む屋敷の召使いで、波紋の師範代。リサリサのもと、主にジョセフ・ジョースターの波紋の修行を厳しく指導する。しかし、その修業の最終試練としてジョセフ・ジョースターと対戦するはずだった針山の闘技場にてエシディシと遭遇。 波紋のパワーを生み出す大本である肺への一撃を受け、殺害されてしまう。

メッシーナ

リサリサの住む屋敷の召使いで、波紋の師範代。リサリサのもと、主にシーザー・A・ツェペリの波紋の修行を厳しく指導する。その修業の最終試練としてシーザー・A・ツェペリと対戦。そして敗北を認め、彼を文句なしの合格とした。その後、スイスのサンモリッツにある廃ホテルにてワムウと対峙した際に左腕を切断されて戦闘不能となる。 治療後はジョセフ・ジョースターたちの戦況を見守るが、戦闘には参加していない。

スモーキー・ブラウン

ジョージア州出身の黒人少年。ニューヨークでジョセフ・ジョースターにスリを働いたところを警官に見つかるが、度を越した暴行を見かねたジョセフ・ジョースターによって救われ、友人となる。最終決戦ではロバート・E・O・スピードワゴンらと共に戦場に駆けつけ、ジョセフ・ジョースターの戦いを応援。 その後、苦学の末に故郷のジョージア州で初の黒人市長となったことがエピローグで語られている。

スージーQ

イタリア出身。ジョセフ・ジョースターの妻となる女性で、リサリサの侍女。勝気な明るい性格で、やや天然ボケ。脳髄だけとなったエシディシに体を乗っ取られるが、ジョセフ・ジョースターとシーザー・A・ツェペリの波紋によって救われた。その後、カーズとの死闘を終えてヴェネツィアの漁船に救助されたジョセフ・ジョースターを介抱し、結婚。 しかし、ジョセフ・ジョースターが生存していたことを含め、一連の出来事を関係者に知らせ忘れていたため、ジョセフ・ジョースターの葬儀が執り行われた場で結婚を報告することになってしまった。

エリナ・ジョースター

ジョセフ・ジョースターの祖母で、第1作の主人公であるジョナサン・ジョースターの妻。旧姓はペンドルトン。本作では丸いサングラスをかけた老淑女となっている。夫のジョナサン・ジョースターは吸血鬼となったディオ・ブランドーと戦って死亡し、その後息子のジョージ・ジョースターII世が屍生人に殺害されるという石仮面にまつわる数奇な運命に巻き込まれる。 そのため孫のジョセフ・ジョースターには平穏な人生を願い、彼の両親はそれぞれ戦士と病死で亡くなったと伝えて育てていた。しかしロバート・E・O・スピードワゴンがメキシコの遺跡で殺害されたとの情報を聞き、いまだに50年前の因縁が続いていることを悟って戦慄する。 ジョセフ・ジョースターは厳しく教育しており、たびたびジョセフ・ジョースターは祖母に叱られることを気にする素振りをみせている。

ジョージ・ジョースターII世

ジョセフ・ジョースターの父で、リサリサことエリザベス・ジョースターの夫。イギリス空軍のパイロットで、当時はまだ安全性が確立されていなかった飛行機で戦うなど、ジョースター家の血筋らしい勇敢さを見せる。しかし、空軍の司令官として身を隠していた屍生人の正体に気づいたことから逆に殺害されてしまう。 その真相は遺された息子のジョセフ・ジョースターには伝えられず、戦死したものとされていた。

マリオ・ツェペリ

シーザー・A・ツェペリの父。第1部でジョナサン・ジョースターを導いたウィル・A・ツェペリの息子。ナポリで腕の良い家具職人として家族を養いながら、ひそかに父の遺志を継いで波紋の修行をしており、ローマの地下に眠る柱の男たちを発見する。 そして家族を巻き込むことを避けるため、シーザー・A・ツェペリが10歳のときに失踪。しかし、そのことが一時的にシーザー・A・ツェペリが荒れた生活を送る原因となってしまう。その後、柱の男を打倒する手段を求めて世界中を旅していたが、ローマの地下遺跡で柱の男のトラップにかかる寸前のシーザー・A・ツェペリを、自分の息子とは認識せずに身を挺して助け、命を落とす。 その際に柱の男が復活寸前であることを、波紋の達人であるリサリサに伝えるよう言い遺したため、シーザー・A・ツェペリはリサリサと出会い、波紋を身につけることになった。

柱の男

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する高等生物の総称。人類の歴史が始まるよりも遥か以前に出現し、人類とはまったくの進化を遂げた存在。「闇の生物」と形容され、かつては神や悪魔として認識されていたとも言われる。2000年周期で眠りにつき、生命活動を維持したまま石化して休眠する。その状態で発見され、石柱に埋まっているように見えたことから、便宜上「柱の男」と呼称されている。 サンタナと呼ばれることになる、最も若い者がメキシコの遺跡から、カーズ、エシディシ、ワムウの3名がローマの地下遺跡からそれぞれ発見された。人類と比較して圧倒的に優れた身体能力と知能を持つが、紫外線が弱点となっており、特殊な手段を使わなければ太陽光のもとでは活動することができない。 そのため、太陽光線と同じ波長のエネルギーである波紋でもダメージを受ける。それを克服する過程での試作品が石仮面である。しかし、目的を達成するエネルギーを得るためにはエイジャの赤石が必要だと分かり、それを守る波紋使いの一族と戦うことになる。

サティポロジア・ビートル

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する架空の昆虫。リサリサとストレイツォが使うマフラーは、この昆虫の腸から採取可能な筋を3万匹分乾燥させて作った繊維を編んだものとされている。その繊維は波紋の伝導率が100%のため、それで作られたマフラーは波紋の達人にとっては強力な武器となる。 また、吸血鬼となったストレイツォはマフラーをアースのように使い、ジョセフ・ジョースターから受けた波紋を地面に流すことで、ダメージが身体に及ばないようにしていた。

集団・組織

スピードワゴン財団

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する財団。米国に渡ったロバート・E・O・スピードワゴンが石油で成した巨万の富によって設立したもの。主に医学や薬学の発展のために尽力するが、超常現象に関する部門が存在しており、真の目的はかつて共に戦ったジョナサン・ジョースターやウィル・A・ツェペリの遺志を継ぎ、石仮面にまつわるものを探求し、根絶することにある。 ロバート・E・O・スピードワゴンの死後も遺言に基づき、ジョースター家が未知の脅威に対面する活動を、全面的にバックアップし続ける。

場所

エア・サプレーナ島

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する架空の島。ヴェネツィアから北東に船で30分の位置にあるとされ、島全体がリサリサの館となっている。島の中央には「地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)」と呼ばれる高さ24メートルの大理石の柱を収めた建造物があり、波紋を使わなければ登ることのできない特訓場となっている。 他にもロープを渡しただけの塔をはじめ、小さな橋が架けられたすぐ隣りの島の闘技場など、波紋を極めるための施設が存在している。

その他キーワード

石仮面

第1部では人間を吸血鬼に変える道具として描かれていたが、本作において「柱の男」の中で最も知能の高いカーズが、苦手とする太陽光を克服する方法を模索する中で作った、いわば「試作品」であったことが明かされている。結果的には既存の生物を吸血鬼にすることで、より高いエネルギーの食料を生み出すという形で彼らは石仮面を利用している。 また、現代に蘇ったカーズは、石仮面で生み出した吸血鬼の配下も多数従えているほか、ジョセフ・ジョースターとワムウが対決した「戦車戦」に使用される吸血馬を作り出している。本来求めた、カーズたちが太陽光を克服するために使われる石仮面は、額の部分に必要なエネルギーを精製するエイジャの赤石をはめ込むための窪みが設けられている。

エイジャの赤石

ルビーのように赤い輝石で、地球上にわずかしか存在しない鉱物。石の内部で光の反射を何億回とくり返してエネルギーを増幅させ、強力な破壊力を伴う光線を照射する効果を持つ。中でも一点の曇りもないものは「スーパー・エイジャ」と呼ばれ、それが「柱の男」たちが苦手とする太陽光を克服するために求めるものである。 そして波紋使いの一族は代々彼らからエイジャの赤石を守り続けており、現在はリサリサがペンダントの形にして身につけている。ジョセフ・ジョースターは破壊してしまえば「柱の男」たちも進化できないのではないかと提案するが、赤石が無ければ彼らを倒すことができないという伝承があり、事実カーズとの最終決戦において、「波紋増幅器」としてエイジャの赤石が機能したことで火山爆発が引き起こされたことから、かろうじて「究極生命体(アルティメット・シイング)」となった不死身のカーズを、大気圏外へと放逐することに成功した。

死のウエディングリング

「柱の男」たちが所有する指輪で、中に作られた空洞部分に毒薬が仕込まれている。解毒剤は指輪の持ち主が身に付けるピアスの中にあり、指輪を好敵手と認めた者の体内に仕掛けることで逃亡を防ぎ、決闘を余儀なくさせる。体内に仕掛けられた指輪は重要な内臓器官と一体化し、外科手術で取り出すことは不可能。 また、33日経つと指輪が溶融しはじめるため、仕掛けられた者はそれまでに対決して勝利しなくてはならない。作中ではジョセフ・ジョースターがワムウとエシディシによって指輪を埋め込まれ、彼らと戦わざるを得ない状況に追い込まれる。なお、ジョセフ・ジョースターの危機的状況においても軽口を忘れない性格から、一度にふたつも指輪のある状態を「重婚罪」だとしてエシディシに異議を唱えている。

空裂眼刺驚

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する必殺技。眼球から体液を超高圧にして射出することで対象を切断、または貫通して破壊する。石仮面によって自ら吸血鬼となったストレイツォが使用。もとは第1部でディオ・ブランドーが追い詰められて使ったもので、彼に対してひそかに憧れを抱いていたストレイツォが、それを模倣して技としたもの。 そしてジョセフ・ジョースターに対して使用した際に、「空裂眼刺驚(スペースリパー・スティンギーアイズ)」と命名をしている。

風の流法

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する特殊技法。「柱の男」のひとりであるワムウが使用。空気の流れを操ることで、風を凶器と化する。代表的な必殺技は、前に突き出した両腕を関節ごと高速回転させることで巨大な真空竜巻を生み出す「神砂嵐(かみずなあらし)」。さらに胸部にある空気吸入口から膨大な空気を取り入れ、それを体内で圧縮して角のわずかな隙間から噴出することで対象を切り裂く「最終流法(ファイナルモード)・渾楔颯(こんけつさつ)」も使用するが、あまりの高圧力のために自らの肉体も崩壊させる最終手段である。 また、攻撃以外にも空気吸入口から発生させた水蒸気で光を屈折させて姿を見えなくしたり、風の流れで視力を失っても対象を感知するといった応用を見せている。

炎の流法

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する特殊技法。「柱の男」のひとりであるエシディシが使用する。自らの血液を摂氏500℃にまで上昇させることが可能なエシディシならではの技。切断した血管を針のようにして体外へ伸ばし、敵に突き刺すことで内側から焼き尽くす「怪焔王の流法(かいえんのうのモード)」や、同じく血管針を伸ばした状態で回転し、高温の血液を噴出しながら攻撃を行う「怪焔王大車獄(かいえんのうだいしゃごく)」といった必殺技をジョセフ・ジョースターとの戦闘で見せている。

光の流法

『ジョジョの奇妙な冒険 Part 2 戦闘潮流』に登場する特殊技法。腕や脚から出現させる、輝きを発しているように見える鋭い刃による攻撃で、柱の男のひとりであるカーズが使用する。刃のエッジの部分は、サメの歯に似た鋭く小さな器官がチェーンソーのように運動しており、それが光を乱反射するために光っているように見える。 特に腕に作られる刃が強力で、カーズが「輝彩滑刀(きさいかっとう)」と呼ぶ必殺技は、走行する自動車や建築物の壁ごと中の人間をいとも簡単に切り裂いている。また、刃の性質を利用して、配下の者に光の合図を送るために使われたこともある。

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