概要・あらすじ
手塚治虫が生み出した名作『ブラック・ジャック』。天才医師・ブラック・ジャックの様々な姿を第一線の漫画家達が独自の視点で描く。田口雅之作『心眼』では、両手を失った彫刻家シャーロックの元に現れたブラック・ジャックが、彼の作品を見てもう一つの病を密かに察し、「芸術家」として治療する。葉月京作『小さなドクター』では、ブラック・ジャックが不在の時に現れた患者をピノコが手術し、その助手をドクター・キリコが務める。
登場人物・キャラクター
ブラック・ジャック
顔に大きな傷があり、白黒に分かれた髪の男性。いつも黒いマントを着ている。天才的な外科医師だが、無免許で高額な報酬を取ることでも有名。ピノコを助手として難手術に臨む。一見冷酷だが、患者達の境遇なども見抜いて治療する。
ピノコ
幼女の姿をしている。表皮や骨格を持っていなかったが、ブラック・ジャックによって人造の身体を与えられた。舌足らずな話し方が特徴。時に反発しながらもブラック・ジャックを慕い、手術の助手を務めている。八頭身になるのが夢。
伴 俊作 (ばん しゅんさく)
禿げ頭で白い口髭が特徴の男性。手塚治虫の作品に数多く登場するキャラクター。田口雅之作『心眼』では、ブラック・ジャックと旧知の探偵として登場する。
ドクター・キリコ
長い白髪で左目に眼帯をした、痩せた男性。安楽死を専門とする医師。ブラック・ジャックとは旧知の間柄だが、よく対立している。葉月京作『小さなドクター』、高口里純作『The last acting』に登場する。
クレジット
- 原作