七つの大罪プロダクション

七つの大罪プロダクション

鈴木央の『七つの大罪』を原作とするスピンオフ作品。人気ドラマ「七つの大罪」の役者達の素顔やドラマ撮影の様子を描く、楽屋裏コメディ作品。ファンタジー世界を描いた原作とは異なり、舞台は現代日本で、メインキャラクターの設定も一部異なっている。講談社「ARIA」2016年1月号から2017年12月号にかけて連載された作品。

正式名称
七つの大罪プロダクション
ふりがな
ななつのたいざいぷろだくしょん
原作者
鈴木 央
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
KCデラックス(講談社)
巻数
既刊4巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

人気ドラマ「七つの大罪」の撮影スタジオでは、今日もドラマ撮影が順調に進行していた。主役を務める天才子役のメリオダスは、無邪気に見えて実は腹黒い性格の少年。監督兼役者のホークやクールなエリザベスなど個性的な出演者を巻き込みながら、メリオダス達はドタバタな日常を過ごしていく。

第2巻

川辺でグラビア雑誌を手に入れたキングは、あこがれのディアンヌの特集号である事に胸を躍らせていた。しかし、カラーページが雨でくっついてしまい、好きなページを見る事ができない。そんなキングの前に、同じ雑誌を持ったディアンヌが現れる。

第3巻

キングの叔父がカゼを引き、独自の形態に変化した菌がメリオダスバンに感染してしまう。彼らはたちまち顔がキングの叔父そっくりに変貌し、撮影現場にはバイオテロのような混乱が起こってしまう。

第4巻

ドラマ「七つの大罪」の撮影で魚の衣装を着る事になったホーク。しかし撮影後、衣装が体にびったりはまってしまい、ホークの体から脱げなくなってしまう。メリオダス達は何とか衣装を脱がせるため、試行錯誤を始めるのだった。

登場人物・キャラクター

メリオダス

ドラマ「七つの大罪」の主人公を演じる天才子役の少年。一見無邪気で天然を装っているが、実は叔母のマーリンから子役としての処世術を仕込まれており、腹黒い一面がある。まれに役に入り込み過ぎて、子役らしかぬ黒い発言を乱発する事があり、この状態を「ブラックメリオダス」と呼ばれている。また周囲の悪口を日記風に書く「ディスノート」を持ち歩いており、暇潰しにキングの叔父などの悪口を書く事がある。

ホーク

ドラマ「七つの大罪」の監督を務める豚。監督でありながら自ら出演者となる事もある。気前がよく、ほかの出演者達を食事や慰安会に誘っている。豚であるため、周囲からは「おいしそう」と思われる事が多く、まれに食材扱いされる事もある。

エリザベス

ドラマ「七つの大罪」のヒロイン役を務める、クールな雰囲気を漂わせた女性。愛称は「エリー」。有名なモデル事務所「リオネス」に所属している。素直になれない性格で、周囲から冷たいと思われている事にコンプレックスを抱いている。本音ではメリオダスのような好かれる役者になりたいと思っており、試行錯誤している。

ディアンヌ

ドラマ「七つの大罪」に出演している女性。人気アイドルグループのメンバー。一人称は「うち」。東北出身で、東北訛りの口調で話す。ドラマでは巨人の少女役を演じているため、ほかの出演者とは別に撮影する事が多い。明るい性格だが実は男性恐怖症で、特に熊のように大柄な男性が苦手。

バン

ドラマ「七つの大罪」に出演している。人気モデルの男性。女性からの人気が高く、一見クールに見えるが、明るく天然な一面を持つ。また実はお菓子作りが得意だったりと、女子力が非常に高い。職業柄、撮影中は半裸でいる事が多いが、バン本人はそれを恥ずかしいと思っている。共演しているエレインとは恋人関係で、よく手作り弁当を振る舞っている。 エレインの事になると窓や壁を突き破って登場するなど、奇怪な行動が増える傾向にある。

キング

ドラマ「七つの大罪」に出演している中学生の少年。キングの叔父と共演しており、彼からは「坊」と呼ばれている。個性的な共演者の中では比較的常識人で、彼らに振り回される事が多い。また、女好きな叔父をみっともないと思って悩む事が多いが、実はキング自身もスケベな一面を持つ。ディアンヌに片思いしている。

キングの叔父 (きんぐのおじ)

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。キングの叔父で、一人称は「ワシ」。大柄で小太りな体型をしており、「おじさん」の通称で呼ばれている。スケベな性格で、女性と見るやナンパするなど、ふざけてばかりいるが、美人がいる現場では真剣に仕事をする。

ゴウセル

ドラマ「七つの大罪」に出演している俳優。過度の潔癖症で、撮影時の汚れや血ノリなどを苦手としており、つねに消毒用のアルコールスプレーや手袋などを持ち歩いている。また、自分の楽屋には空気清浄機や掃除ロボットを持ち込んでいる。

マーリン

ドラマ「七つの大罪」に出演している女優。メリオダスの叔母。甥のメリオダスを溺愛している。また、メリオダスに子役としての処世術を仕込んだ張本人でもある。美少年を溺愛するショタコンで、特にショートパンツを履いた少年を好んでいる。

ギルサンダー

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。本業はモデル。愛称は「ギル」。ナルシストな性格で、撮影中にも、ついそれを表に出してしまいがち。そのため、カットが多い。おせっかいで熱い一面があり、何かとやり過ぎてハウザー達を困らせる事がある。

ハウザー

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。ディアンヌの大ファン。大柄で筋肉質な体格だが、大人しく気弱な性格。押しが強いギルサンダーや、ギルサンダーの熱烈ファンであるグリアモールによく振り回されている。ギルサンダーには「ハウハウ」と呼ばれている。

ジェリコ

ドラマ「七つの大罪」に出演している女優。バンの大ファンだが、バンにはなかなか名前を覚えて貰えない。バンとエレインの恋人関係を知りながらも、彼への思いをあきらめきれずにいる。

ギーラ

ドラマ「七つの大罪」に出演している女優。ジェリコとは衝突も多いが仲がよく、彼女の恋を熱心に応援している。怒るとヤクザのような荒々しい口調になる事がある。

エレイン

ドラマ「七つの大罪」に出演している女優。バンの恋人でもある。一見可憐でおしとやかな少女だが、料理や裁縫は苦手。また、お菓子を一気食いしたり、足を開いて座ったりと、見た目に反してガサツで大雑把な性格をしている。

グリアモール

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。ギルサンダーの大ファン。ギルサンダーには「グリリン」と呼ばれている。普段は温厚だが、ギルサンダーの事になると奇怪で過激な言動が増え、共演者のハウザーを巻き込む事もある。また思い込みが激しく自意識過剰で、共演者のベロニカが自分に片思いしていると勘違いしている。

ヘルブラム

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。キングの友人。大金持ちのお坊ちゃまで、広大な楽屋や金塊を所有している。セレブな生活に漬かっており、貴重な重要文化財を撮影に持ち込むなど、一般常識に欠けている。神出鬼没で、キングが困っている時に、アルドリッチと共に唐突に登場する事が多い。

アルドリッチ

ヘルブラムの執事をしている男性。左目に眼帯をしている老人。主人であるヘルブラムのためであれば、重機をあやったりロボットを作ったりなど、あらゆる仕事を万全にこなす。

エスカノール

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。冴えない見た目の老人だが、出演者の中では年長者であり、ベテラン俳優でもある。しかし存在感が薄く気弱なため、スタッフや共演者からの扱いが悪く、ジェリコなどに心配される事が多い。

アーサー

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。これといった個性がなく、キャラが弱い事に悩んでおり、強いキャラ付けのために試行錯誤している。個性的な出演者の中では比較的常識人で、マーリンなどの共演者に振り回される事が多い。

ヘンドリクセン

ドラマ「七つの大罪」に出演している男性俳優。愛称は「ヘンディ」。何をするにも無意識に色っぽくなってしまうため、周囲からは「セクシー兵器」や「セクシーおじさん」などと評されている。しかし本性は心優しく恥ずかしがり屋。

ビビアン

ドラマ「七つの大罪」に出演している女優。ギルサンダーの大ファンだがファン活動が過激で、彼のお風呂や楽屋を覗くなど、ストーカー行為に発展している。

その他キーワード

七つの大罪 (ななつのたいざい)

巷で話題の連続人気ドラマ。ホークが監督、メリオダスが主演を務める、王道ファンタジー作品。天才子役のメリオダスやトップモデルのエリザベスをはじめ、有名人が多く出演している。

クレジット

原作

ベース

七つの大罪 (ななつのたいざい)

とある事情から反逆者として手配されているメリオダスが、国の荒廃した現状を嘆く王女・エリザベスと出会い、かつて共に戦った仲間たちを探しながら旅を続けていく冒険ファンタジー。講談社「週刊少年マガジン」にお... 関連ページ:七つの大罪

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書誌情報

七つの大罪プロダクション 4巻 講談社〈KCデラックス〉

第1巻

(2016-06-17発行、 978-4063774726)

第2巻

(2016-12-16発行、 978-4063931020)

第3巻

(2017-06-16発行、 978-4063932102)

第4巻

(2017-11-17発行、 978-4065104958)

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