概要・あらすじ
28歳独身の女性編集者松方弘子は良い雑誌を出すために、寝食を忘れ、恋人を後回しにし、周囲の人とぶつかりながら「働きマン」となって日々奮闘する。
登場人物・キャラクター
松方 弘子 (まつかた ひろこ)
28歳の女性編集者で元巨乳の独身である。基本、真面目な性格なので、恋人との時間、食事、睡眠などを犠牲にしても仕事を取るという、仕事に熱い、自他ともに認める「働きマン」である。30歳までに編集長になる夢を掲げつつ日々仕事に励む女子である。 名前は松方弘樹より命名。
堂島 保 (どうじま たもつ)
40歳の男性編集者。松方弘子の先輩である。編集者としてのプライドが高く皮肉屋。いろいろと根に持つタイプでもある。「女は寝たら仕事が取れる」と言い放って以来、弘子との関係はよくない。趣味は山登り。
梶 舞子 (かじ まいこ)
31歳の女性編集者で松方弘子の先輩である。セクシーでエレガント加えて冷静な大人の女性である。この上、私生活は謎に満ちているところが魅力を増幅している。「仕事らしい仕事はしない」という上手いポジションにスポッと収まっている。 名前は梶芽衣子より命名。
山城 新二 (やましろ しんじ)
28歳、大手ゼネコン勤務の男性。4年越しの松方弘子の恋人である。性格は人当たりがよく温厚。自分の現状の仕事とやりたいことのギャップに悩み、弘子の仕事ぶりを見てまた悩む。すれ違いの多い恋愛状況である。 名前は山城新伍より命名。
成田 君男 (なりた きみお)
週刊「JIDAI」のデスク。39歳、独身男性。冷静で要領のよい松方弘子の上司である。面倒事は避け、おいしいところは持っていくという「生き方上手」と呼ばれる男。名前は成田三樹夫より命名。
田中 邦夫 (たなか くにお)
22歳男子の新人編集者。努力・労力を嫌い中途半端な仕事でダメ出しをされても反省の態度がない、超マイペースなタイプ。その上、経験値の少ない仕事でも根拠のない自信を持っている。こんな彼は松方弘子のカンにさわるばかりである。 名前は田中邦衛より命名。
野川 由実 (のがわ ゆみ)
26歳の女性編集者。スポーツで主に野球を担当し、プロ野球選手のコラムを連載。おっとりした雰囲気と可愛い見た目でフェロモンを振りまくことから男受けは抜群。「『女』で仕事が取れるならそれでいい」が信条で、かなりしたたか。 名前は野川由美子より命名。
小林 明久 (こばやし あきひさ)
28歳男性。松方弘子の同期で飲み仲間である。風俗とグルメが担当の編集者。外見は、メガネで肥満気味のオタク風だが、編集部一の情報ツウである。裏表のないあっさりした、円満な性格。名前は小林旭より命名。
梅宮 龍彦 (うめみや たつひこ)
週刊「JIDAI」の編集長。45歳の典型的なオヤジで、現在は妻子と別居中という家庭崩壊危機にある。部下たちには厳しいが、いざというときには頼れる存在。元は敏腕記者である。癒しのためか小鳥を飼っている。 名前は梅宮辰夫より命名。
渚 マユ (なぎさ まゆ)
23歳女子の新人編集者。小柄で丸顔松方弘子のかわいい後輩である。恋愛小説大好き女子で、好物はアンパン。駆け出しの編集者のため、彼女企画の内容はほぼ不採用。担当の企画もはずされるなど逆風が多いが、仕事は熱心。 名前は渚まゆみより命名。
菅原 文哉 (すがわら ふみや)
32歳男性。編集者であるが張り込み専門の張り込み屋である。無口、無骨、無愛想の三拍子。女と仕事をすることは嫌いである。1ヵ月で張り込みに音をあげた松方弘子のことは気に入らないが、仕事ぶりには納得している。 名前は菅原文太より命名。
荒木 雅美 (あらき まさみ)
28歳、内科医の女性。仕事にのめりこみ忙しくしている松方弘子が唯一親しく連絡を取る親友である。雅美には交際している複数の男性がいて、仕事にのめりこむ弘子に性生活を含めた生活改善を提案している。
クレジット
原作
働きマン (はたらきまん)
女性編集者・松方 弘子(28歳独身)を中心に、弘子の周りの個性的な登場人物にもスポットを当てて、出版業界の移り変わりを描いている。男性のようにがむしゃらに仕事をする弘子に対して女性らしさを武器に働く周... 関連ページ:働きマン