月に吠えらんねえ

月に吠えらんねえ

萩原朔太郎を中心に、明治末期から昭和初期の詩歌をベースとして、作品世界のイメージや日本近代史上の出来事を、グロテスクな表現を交えて幻想的に描いた漫画。

正式名称
月に吠えらんねえ
作者
ジャンル
大正時代
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
関連商品
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概要

変わり者ばかりが住まう近代市の一角・□街の高台に、ある日突然、身元不明の人間の死体が出現した。神経を病み、精神が不安定な詩人・をはじめとする□街の住人たちは、それぞれに興味を示し、その正体を探ろうとする。

登場人物・キャラクター

主人公

□街に住む詩人。白に心酔して詩人を志し、□街にやってきた。医者である親の援助で生活しており、自身の原稿料はすぐ酒代などに使ってしまう。詩人としての評価は高いが、生活能力は低く、神経を病んでおり、日常的... 関連ページ:

□街の高級住宅地に居を構える歌人。朔が送ってきた詩を自らが主宰する雑誌に掲載したのがきっかけで、朔を弟子として迎える。朔の作品を評する一方で、精神が不安定な彼を挑発的な言動で翻弄する。端正な容姿を持ち... 関連ページ:

朔の親友の詩人。小説家への転向を試みるもうまくいかず、「旅に出る」と言い残し□街を去った後、第二次世界大戦中のヨーロッパ、硫黄島、サイパンなどをさまよっている。朔に忘れられてしまっているため、顔は描か... 関連ページ:

□街に住む詩人。朔のことを「兄さん」と呼び、一番弟子を名乗っているが、実際には朔の身の回りの世話ばかりしており、年下の友人として扱われる。白のことは嫌っている。なぜか朔に妹がいると思い込み、その妹に惚... 関連ページ:ミヨシ

□街に住む詩人。粗野で口が悪く、喧嘩っ早い性格。ミッチーとは考え方の違いでしばしば対立するが、よく行動を共にしている。モデルは実在の詩人・中原中也とその作品。 関連ページ:チューヤ

□街に住む詩人。恋人がいるが、自分が色欲に溺れることを強く拒絶している。チューヤとはよくケンカをしているが、ともに行動することも多い。モデルは実在の詩人・立原道造とその作品。 関連ページ:ミッチー

精神を病んだ末に亡くなった妻・チエコを模したロボット・「チエコさん」を制作し、操作している。□街と美術街の双方に住民票を持ち、□街にいる時は少年のような姿になるが、美術街では口ひげを生やした壮年の姿を... 関連ページ:コタロー

歌人にして医者で、□街で脳病院を開業している。朔ら□街の住人のみならず、近代市の住人の多くが治療を受けている。白のことが嫌い。モデルは実在の精神科医・歌人の斎藤茂吉。 関連ページ:モッさん

□街に住む歌人。朔、白とは、河原の屋台でしばしば酒を共にしている。素直で単純な性格。1970年前後、平成の時代へのタイムスリップを経験する。モデルは実在の歌人・石川啄木とその作品。 関連ページ:石川

飄々とした性格で、□街の高台でスケッチをするのが日課。「ナツメ」という名の猫を飼っている。朔と白からは、密かに嫌われている。モデルは実在の俳人・正岡子規。 関連ページ:シキ

□街に住む歌人で、街では数少ない、名前を持つ女性。その才能には男女問わず多くの人から憧れの眼差しを向けられている。夫との間に11人の子をもうける。モデルは実在の歌人・与謝野晶子とその作品。 関連ページ:アッコ

場所

□街

近代市の中の一区画で、詩人・歌人・俳人が住んでいる地域。名称は「詩歌句」に由来する。あまり発展していない田舎町だが、風光明媚で自然が豊か。詩・歌・句でざっくりと居住区が分かれており、その内部でも派閥ご... 関連ページ:□街

近代市

『月に吠えらんねえ』の舞台となる街。詩人、歌人たちが住む□街のほか、「小説街」、「戯曲街」、「評論街」、さらには「政治街」や「経済街」など、文学にとどまらず、様々なジャンルの街が存在し、各地域にはそれ... 関連ページ:近代市

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