浮浪雲

浮浪雲

江戸時代末期の品川宿を舞台に、問屋場夢屋の頭・浮浪雲の行状を通して人情の機微を描いた作品。(1978年)小学館漫画賞受賞。

概要

江戸時代末期の品川宿。問屋場・夢屋の頭(かしら)・浮浪雲は、仕事はせず酒好きで女好きの遊び人。しかしなぜか雲助(駕籠かきや運搬を行う人足)達の信頼は厚く、また彼の深い人間性を認める渋沢先生のような人も現れる。表向きはのらりくらりと過ごしながらも、悩む人を密かに支え、また無情な敵に対しては剣を振るう。

登場人物・キャラクター

主人公

髪を前で結び、女ものの着物を着た男性。常に煙管を加えている。元々は武士だが、品川宿で問屋場・夢屋の頭をしている。仕事は欲次郎達にほぼ任せきりで、ふらふらしている。女性を見れば「おねえちゃん、あちきと遊... 関連ページ:浮浪雲

夢屋の番頭。ほとんど仕事をしない浮浪雲をアテにせず、一人で夢屋を切り盛りしている。口喧しいが、親心に溢れているため浮浪雲や雲助達からは「とっつぁん」と呼ばれ親しまれている。 関連ページ:欲次郎

浮浪雲の妻。左頬にほくろのある女性。離れて暮らしていたが、強引に夫の浮浪雲がいる夢屋に乗り込んで一緒に暮らすことになる。思いやりがあり、欲次郎や雲助達からも信頼を得る。浮浪雲が童貞を捨てた相手でもある... 関連ページ:かめ

浮浪雲の息子。眼鏡をかけ、左頬にほくろがある少年。生真面目で武士の一族であることを誇りに思っている。父・浮浪雲の様子を見て、時折呆れながらも、慕っている。 関連ページ:新之助

浮浪雲の娘で、新之助の妹。新之助同様に生真面目だが、時にお転婆な面も見せる。 関連ページ:お花

剃髪した頭に蜘蛛の刺青のある男性。渡世人で「春秋の親分」と呼ばれている。浮浪雲の友人。清水の次郎長に妾を取られ、男を立てようと決闘を申し込む。のちに十手を拝領して、岡っ引きになる。 関連ページ:春秋

頭巾をかぶった老人。通称「渋沢の御隠居」だが、浮浪雲達はその博学多才ぶりから「渋沢先生」と呼ぶ。浮浪雲を高く評価している。またかめや新之助らの良き相談相手でもある。 関連ページ:渋沢

浮浪雲の配下の雲助の一人。坊主頭で声が大きい。一見がさつだが、浮浪雲を信頼し仕事を真面目にこなす。 関連ページ:定八

道具屋・立花屋の娘。浮浪雲の息子新之助のガールフレンド。 関連ページ:お玉

浮浪雲の息子新之助の通う塾の先生。若く情熱にあふれているが、経験不足から一面的な理解だけで行動してしまいがち。 関連ページ:青田

諸国を10年間歩いて剣の修行をしている。浮浪雲の身のこなしを見て、一戦交えようと声をかける。 関連ページ:池田 新八郎

笑い上戸。旅籠立花屋で飯盛女として働く若い娘。春秋が惚れているが、雲助の文次と将来を誓い合っている。 関連ページ:お美代

洋風の靴を履いて江戸に現れ、浮浪雲の息子新之助と出会う。新之助から慕われるようになる。歴史上の実在の人物、坂本龍馬がモデル。 関連ページ:坂本 龍馬

実在の歴史上の人物沖田総司がモデル。新撰組副長助勤。天然理心流の剣の達人。 労咳を患っており、自分の命が長くないことを密かに予期している。岡っ引きの春秋の手引きで浮浪雲と会い、その人間性に魅かれ時折訪... 関連ページ:沖田 総司

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