概要
漫画家。男性。1943年、東京都に生まれる。戦争中は栃木県に疎開しており、幼い頃から漫画を描いていた。中学校卒業後に上京し、神田の貸本漫画の取次店に就職。働きながら漫画の持ち込みを行っていた。その後、森田拳次のアシスタントをしつつ貸本漫画に作品を発表し、1966年に「別冊少年マガジン」にて『ガイコツくん』で漫画家デビュー。翌1967年に連載された『パットマンX』が人気を博し、1968年講談社児童まんが賞を受賞した。その後、『ざんこくベビー』『コンピューたん』『ほらふきドンドン』『デロリンマン』などのギャグ漫画がヒットした。
1970年、「週刊少年サンデー」に『銭ゲバ』、「週刊少年マガジン」に『アシュラ』をそれぞれ連載したが、どちらも衝撃的な内容だったため物議を醸し出した。翌年の1971年、「週刊少年サンデー」にて『告白』を連載開始したが、引退宣言をしてすべての連載を終了させて日本一周の放浪の旅に出た。しかし、3カ月後の「週刊少年ジャンプ」にて『ばらの坂道』を連載開始して復帰を果たした。
1973年、「ビッグコミックオリジナル」にて『浮浪雲』の連載を開始し、大ヒットとなる。1980年には「週刊漫画ゴラク」にて『ピンクのカーテン』を連載して人気を博し、1982年には日活ロマンポルノで成人映画化された。
ヒストリー
中学校卒業後に上京し、神田の貸本漫画の取次店に就職。
- 1966年
「別冊少年マガジン」にて『ガイコツくん』で漫画家デビュー。
- 1967年
『パットマンX』を連載開始。
- 1968年
『パットマンX』で講談社児童まんが賞を受賞。
- 1970年
「週刊少年サンデー」にて『銭ゲバ』を連載開始。
- 1970年
「週刊少年マガジン」にて『アシュラ』を連載開始。
- 1971年
「週刊少年サンデー」にて『告白』を連載開始。
- 1971年
引退宣言をしてすべての連載を終了し、日本一周の放浪の旅に出る。
- 1971年
「週刊少年ジャンプ」にて『ばらの坂道』を連載開始して復帰。
- 1973年
「ビッグコミックオリジナル」にて『浮浪雲』を連載開始。
- 1980年
「週刊漫画ゴラク」にて『ピンクのカーテン』を連載開始。
- 1982年
『ピンクのカーテン』が日活ロマンポルノで成人映画化。
- 2020年5月
77歳で死去。
受賞
- 1968年
第9回 講談社児童まんが賞
- 1979年
第24回 小学館漫画賞 青年一般部門
作品
関連キーワード
森田 拳次 (もりた けんじ)
漫画家。男性。少年時代を満州国(現在の中華人民共和国東北部)で過ごす。小学校4年制のときから漫画をかき始め、5年生のときに「野球界」(ベースボールマガジン社)に投稿した4コマ漫画が、初めて採用される。... 関連ページ:森田 拳次
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