海のトリトン

海のトリトン

トリトン族の少年トリトンとポセイドン族との戦いを、陸の人間との関わりを交えながら描く。新聞漫画として連載され、原題は『青いトリトン』だったがアニメ放送終了後、単行本化された際に『海のトリトン』に改題された。

正式名称
海のトリトン
ふりがな
うみのとりとん
作者
ジャンル
アドベンチャー
 
ファンタジー
レーベル
手塚治虫文庫全集(講談社コミッククリエイト)
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

漁師の息子矢崎和也は、洞窟で生後間もない赤ん坊を拾う。それは、海棲人トリトン族の最後の末裔トリトンだった。人間社会で育ったトリトンは、やがて、金色のイルカ・ルカーから、自分の出生の秘密を知り、おなじ海棲人で、トリトン族を根絶やしにしようとするポセイドン族と戦うため、仲間であるイルカたちとともに海へ旅立つ。

登場人物・キャラクター

トリトン

ムー帝国の古代文明が超科学によって生み出した海棲人、海人(うみびと)の一種族であるトリトン族の最後の末裔。ギリシア風の衣装とマントをまとい、ナイフを使う。水中でも息ができ、数年ごとに一気に成長する。ピピ子と結婚し、7人の子孫を残した。大ガメガノモスとともにポセイドン族へ最後の戦いを挑み、自ら犠牲となりポセイドン族とその要塞を壊滅させる。

ピピ子

トリトンと同様、ムー帝国の古代文明が超科学によって生み出した海棲人、海人(うみびと)の一種族であるトリトン族の最後の末裔。下半身が魚の半人半魚の人魚。性格はヤキモチ焼きのおませさん。トリトンと結ばれ、7人の子孫を残す。

ポセイドン

ムー帝国の古代文明が超科学によって生み出した海棲人、海人(うみびと)の一種族であるポセイドン族の第150代目の王。獣のような外見で不死の体を持つ。トリトン族に対する先祖代々続く妬みから、トリトン族の絶滅を目論み、さらに海を汚染する人類へ攻撃をも計画する。 ピピ子に一目惚れしてしまい、妃にしようとする。

ルカー

『海のトリトン(青いトリトン)』に登場する金色にひかるイルカ。赤ん坊のトリトンを救い出し、その成長を導いて、ポセイドン族と戦う手助けをする。

イル、カル、フィン

『海のトリトン(青いトリトン)』に登場する3匹のイルカ。少し、おっとりとして抜けたところがあるが、ルカーの手足となって、トリトンを助ける。

ターリン

ポセイドン族の殺し屋で、何人ものトリトン族を殺している。さまざまな武器でトリトンを襲う。沖浪三の運転手として、人間社会に潜入しているうちに、沖浪三の娘沖洋子に思いを寄せるようになる。

矢崎 和也 (やざき かずや)

洞窟で、赤ん坊のトリトンを発見し、弟として育てる。ポセイドン族の奴隷となるが脱出して、グズ六(六)とともにポセイドン族と戦う。

(ろく)

貨物船無骨丸の船員。人を傷つけた和也をかくまい、船員仲間に加える。ポセイドン族の奴隷となるが脱出して、矢崎和也とともにポセイドン族と戦う。

ヘプタポーダ

ポセイドンの娘。ポセイドン族と実業家沖浪三との仲介役。トリトンと戦って傷つくが、助けられてトリトンとその母に介抱されるるうち、戦いのない平和な生活に憧れを抱くようになる。

ガノモス

『海のトリトン(青いトリトン)』登場する大ガメ。何千年も生きており、島とまがうほど巨大なウミガメ。トリトンの協力者であるが、戦いをやめ、ポセイドン族と共存するようにとトリトンを説得する。

ドロテア

ポセイドンの一番のお気に入りの娘。ポセイドン以上に、悪がしこく冷たい心をもつ。

アニメ

海のトリトン

小さな漁村で祖父の一平と共に暮らしていた主人公のトリトンは、ある日、海でイルカのルカーから自分の出生の秘密と運命を聞かされる。それと同時に、トリトンが暮らしている漁村がポセイドン族の先兵の襲撃を受ける... 関連ページ:海のトリトン

書誌情報

海のトリトン 2巻 講談社コミッククリエイト〈手塚治虫文庫全集〉

第1巻

(2009-12-11発行、 978-4063737233)

第2巻

(2010-01-08発行、 978-4063737240)

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