漫画 ゆうえんち-バキ外伝-

漫画 ゆうえんち-バキ外伝-

板垣恵介の代表作「グラップラー刃牙」シリーズのスピンオフで、夢枕獏の小説『小説 ゆうえんち-バキ外伝-』のコミカライズ作品。非凡な能力を誇る格闘家が多数存在する日本を舞台にしている。幼い頃に水野サーカスを抜け出して以来、一人で生き抜いてきた葛城無門が、松本太山の弟子となって格闘家としての能力を徹底的に磨き上げ、「ゆうえんち」と呼ばれる謎の場所を探し求めて戦う姿を描いた異種格闘アクション。愚地克巳の兄を主人公に据えることで、克巳やその養父である愚地独歩たちに秘められた人間関係が新たに明かされるなど、「グラップラー刃牙」シリーズファン必見の内容となっている。また、夢枕獏の小説『餓狼伝』や『獅子の門』のキャラクターが登場するなど、クロスオーバー要素も楽しめる。秋田書店「週刊少年チャンピオン」2022年16号から連載の作品。

正式名称
漫画 ゆうえんち-バキ外伝-
ふりがな
まんが ゆうえんち ばきがいでん
原作者
夢枕 獏
漫画
ジャンル
バトル
 
格闘技・武道
レーベル
少年チャンピオン・コミックス(秋田書店)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

葛城 無門 (かつらぎ むもん)

「グラップラー刃牙」シリーズに登場する愚地克巳の兄にあたる少年。幼い頃に親代わりだった水野から「克巳すら上回る超天才」と評されるなど、類まれな身体能力を誇る。女性と見まごう中性的な顔立ちと、柔軟性と頑強さを併せ持った筋肉を持つ。その特異体質とすら言える肉体を利用することで、車すらやすやすと破壊することが可能。そのうえ、頭蓋骨の内側に衝撃を与えて一撃で敵を気絶させる「須久根流・無寸雷神」をはじめ、さまざまな技を使いこなす。明るく前向きな性格ながら、やや人を喰(く)ったところのあるトラブルメーカー。幼少期は克巳と共に水野サーカスに所属していたが、9歳の時に誰にも告げることなく行方(ゆくえ)をくらました。それ以降の消息は不明とされ、水野の依頼を受けた愚地独歩も探し出すことができなかった。実際はホームレス同然の生活を送っており、サーカスで培った敏捷(びんしょう)性を活かして無銭飲食や窃盗を繰り返していた。そんな中、松本太山と出会って弟子入りを志願し、太山や磯村露風と修行を重ねながら、格闘家への道を歩み出した。現在は、脱獄した最凶の暗殺者、柳龍光を再び捕えるなどの活躍を経て、「ゆうえんち」と呼ばれる場所への到達を目指している。

松本 太山 (まつもと たいざん)

「グラップラー刃牙」シリーズに登場する松本梢江の父親。ラーメン屋「ラーメンこずえ」を営んでいる。筋骨隆々とした大男で、その姿を目の当たりにした葛城無門からは「まるで山のようだ」と評されている。「子供は何よりの宝」と公言してはばからず、無門に食い逃げをされても、怒るどころかその境遇を憂えていた。ふだんは非常に穏やかな性格ながら、格闘家としての実力は抜きん出ており、鎧(よろい)のような筋肉に全身を包まれているため、並の実力者ではかすり傷すら負わせることができない。真っ向から勝負を挑んできた無門も同様で、彼の攻撃を一撃も受けずにノックアウトした。これを機に無門から慕われ、弟子入りを志願される。当初は逡巡(しゅんじゅん)していたが、徳川光成の後押しを受けることで弟子入りを認めた。

クレジット

原作

原案

ベース

グラップラー刃牙 (ぐらっぷらーばき)

板垣恵介の代表作で、後にシリーズ化される「グラップラー刃牙」シリーズ1作目。シリーズは『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』と続いていく。無類の強さを持つ謎の少年・範馬刃牙は、人知れず激闘が繰... 関連ページ:グラップラー刃牙

関連

餓狼伝 (がろうでん)

強さのみを追い求め、様々な格闘技を習得しながら旅をする丹波文七を中心に、格闘家達の戦いを描いた格闘技漫画。夢獏枕の同名小説を原作とし、設定を同じくしつつも板垣恵介のオリジナル要素が加えられている。 関連ページ:餓狼伝

書誌情報

漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 4巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

第1巻

(2022-09-08発行、 978-4253291958)

第2巻

(2023-02-08発行、 978-4253291965)

第3巻

(2023-07-06発行、 978-4253291972)

第4巻

(2023-12-07発行、 978-4253291989)

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