概要
新宿ゴールデン街にあるCHACOのママ。ロンドン在住時代に高名なワイン評論家ロバート・ベイカーと付き合っていた関係で、さまざまな高級ワインを手に入れることができる。中沢喜一と男女の仲。島耕作を追って福岡で高市千鶴と共同でワインバートンコを開店。
『取締役島耕作』でも島耕作を追って、今度は上海に渡りロバート・ベイカーと共にワインバービクセンを開店。しかしもう1人の共同経営者である柳燕生の策略にはまってしまい麻薬に溺れる。島耕作の協力で麻薬中毒から抜けだし、ロバート・ベイカーの所有する時価1億円以上になるワインと引き替えにビクセンの権利を手放す。
その後ロンドンで始めたワインショップが軌道に乗り、上海に進出することを決意。
関連人物・キャラクター
高市 千鶴 (たかいち ちづる)
初芝電産貿易に出向した島耕作の秘書。昭和48年6月6日生まれ、聖清女子大学英文科卒、英検1級、趣味はゴルフ。成城に住むお嬢様だが実は関東泉連合会二代目会長高市信雄の一人娘。16歳の時に彫った般若の刺青... 関連ページ:高市 千鶴
中沢 喜一 (なかざわ きいち)
初芝電器産業の販売助成部部長時代に部内に総合宣伝課を新設し、島耕作を課長として迎える。珍しく派閥に属さない一匹狼で、その生き方は島耕作に影響を与える。バイクでケガをした不良少年を病院に運び、人生を諭し... 関連ページ:中沢 喜一
関連キーワード
CHACO (ちゃこ)
『エピソード2 部長島耕作』に登場する店。新宿ゴールデン街の小さなカウンターバーで、島耕作中沢喜一の隠れ家的な場所。ロンドンから戻ってきた片桐久子が母の跡を継いでいる。島耕作がサンライトレコード出向時には、内部状況を監視していた星康夫高市千鶴と島耕作の連絡場所にもなった。
トンコ
『エピソード2 部長島耕作』に登場する店。福岡市警固の雑居ビル第2モーゼルビル3階にある小さな会員制ワインバー。島耕作を追って福岡に来た高市千鶴と片桐久子が経営。「トンコのトンは白豚の豚(トン)」「トンコのコは女狐の狐(コ)」から。片桐久子の元恋人ロバート・ベーカーの協力で、日本で手に入らない貴重なワインを店に用意できるため、ワイン通がクチコミで集まってくる。
ビクセン
『エピソード3 取締役島耕作』に登場する店。片桐久子が上海に開いたワインバー。60%をロバート・ベイカーと共同出資、40%を上海青花集団の柳燕生が出資して共同経営。しかし柳燕生の罠にはまって乗っ取られてしまう。
登場作品
部長島耕作 (ぶちょうしまこうさく)
課長から部長に昇進したエリートサラリーマン島耕作が、これまで経験したことのないワイン事業、音楽事業などに挑戦する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』の続編。 関連ページ:部長島耕作
取締役島耕作 (とりしまりやくしまこうさく)
作品発表当時の経済状況を物語に織り込みながら、日本屈指の大企業で取締役となった島耕作が、中国の表と裏のビジネス界で悪戦苦闘する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』、『エピソード2 部... 関連ページ:取締役島耕作