概要
島耕作の娘、島奈美がニューヨークで発掘した新人歌手。日本人とアメリカ人のハーフで当時14歳。バツグンの歌唱力、大人びたセクシーな詞を作る。右目は裸眼の黒、左目にブルーのコンタクトを装着し、オッドアイにしている。
島耕作とナンシー・アレン
実は島耕作がアメリカ赴任時代の恋人アイリーン・モーリイとの間にできた子供だが、アイリーン・モーリイの希望により島耕作は自分が父親であることは明かさなかった。
経歴
父親を探すために日本での活動を希望し、ソラーミュージックと仮契約したが、母親の希望で島耕作がいるサンライトレコードと契約して来日。『ソフィスティケイテッド・ガール』は想像を超える大ヒットを記録し大スターになるが、来日の目的であった父親探しが徒労に終わり、1年の契約を残して帰国を希望。島耕作の取り計らいでアメリカでの活動が決まり、契約途中で帰国する。(部長島耕作)
その後、島奈美の事務所オフィスNAMIに所属していが、人気に陰りが出ると生活が荒れ始め、事務所から離れてしまう。アル中、薬物使用、妊娠そして流産、パパラッチへの暴行などでゴシップ記事のネタにされる。島耕作と数年ぶりに再会した翌日、自宅に小型飛行機が突っ込み集中治療室で臨終間際に島耕作から真実を聞かされる。享年20歳。 (専務島耕作)
関連人物・キャラクター
島 耕作 (しま こうさく)
キャラクター紹介『島耕作シリーズ』の主人公。1947年9月9日生まれ。1970年に大手電器メーカー初芝電器産業に入社した団塊世代のエリート。派閥争いに巻き込まれて左遷されることも多いがそれを糧に変える... 関連ページ:島 耕作
島 奈美 (しま なみ)
島耕作と島怜子の娘。両親の離婚に伴い、母親である島怜子に引き取られたが、「島」の姓を名乗っている。島耕作とはたまの休日に会っている。明朗な性格で成績も優秀、子供ならではの発想で島耕作にヒントを与えるこ... 関連ページ:島 奈美
アイリーン・モーリイ
アメリカにある広告代理店のアカウントエグゼクティブ。取引先であるハツシバアメリカに赴任した島耕作と黒人イラストレーターのロバート・アレンと奇妙な三角関係を築く。そのため、妊娠時にはどちらの子供が生まれてくるのか分からなかった。 島耕作とアイリーン・モーリイ 奇妙な三角関係の末、島耕作は日本へ帰国しアイリーン・モーリイはロバート・アレンと結婚。生まれてきた子供は肌が黒い男児だと伝えられた。実際は島耕作との子供でナンシー・アレンと名づけられ、後に再会することになる。
関連キーワード
サンライトレコード
『島耕作シリーズ』に登場する企業。初芝電器産業が95%の株式を持つ子会社。赤字が続く同社の立て直しのために代表取締役専務として島耕作が赴任し、リストラが断行される。社長の金子崇ほか大多数の役員がリストラされた。 島耕作のアイデアによる、ベテラン演歌歌手八ッ橋新子の再生、新人歌手Nyaccoの成功によって3期連続で前期比、前年同期比を上回る業績回復を果たす。 しかし初芝電器産業の岡林栄一社長が島耕作を追い出す目的で岡林派だった販売推進部部長高野健介が社長に就任。
登場作品
島耕作シリーズ (しまこうさくしりーず)
大手電機メーカー初芝電器産業に務める島耕作が課長から社長へと昇進して活躍する約30年間を描いた弘兼憲史の代表的シリーズ作品。初期はサラリーマンの悲哀、オフィスラブを中心にした物語だったが、出世するにつ... 関連ページ:島耕作シリーズ
部長島耕作 (ぶちょうしまこうさく)
課長から部長に昇進したエリートサラリーマン島耕作が、これまで経験したことのないワイン事業、音楽事業などに挑戦する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』の続編。 関連ページ:部長島耕作