概要
島耕作が初芝電器産業販売助成部総合宣伝課課長時代の部下で、32歳の独身。東北大学法学部卒、ビデオ事業部経理部から転属。人事ファイルによれば「大蔵省に2年出向、社内経理コンクールで過去2回優勝3回準優勝。司法試験に合格するが司法研修生時代に傷害事件をこして法律家の道を断たれる。無断欠勤が多く始末書7枚、協調性なし」。個性的だが島耕作の元では忠実な部下として力を発揮した。
経歴
ビデオ事業部経理部より転属で販売助成部総合宣伝課主任を務める。(課長島耕作)
本社総合宣伝部で海外事業所のセールスプロモーション担当として日本を離れていたが島耕作に協力するため帰国。初芝電器産業を退職しサンライトレコードへ中途採用入社し、島耕作の陰の右腕として活躍。
島耕作がサンライトレコードを離れるのを機に、弥田秀治を誘ってIT関連事業を起業する。(部長島耕作)
関連人物・キャラクター
弥田 秀治 (やだ ひではる)
サンライトレコード宣伝部部長。行動力と決断力に優れ、真摯な社員で島耕作から一目置かれるものの、リストラ対象になってしまう。島耕作の計らいでヒライフード企画へ一時的に就職、数ヶ月後にサンライトレコード社長として戻り、島耕作とともにサンライトレコードの業績回復に尽力する。 しかし初芝電器産業社長岡林栄一の策略で社長の座を失い、星康夫が起業するIT関連会社の社長に迎えられる。
関連キーワード
初芝電器産業 (はつしばでんきさんぎょう)
『島耕作シリーズ』に登場する架空の企業。島耕作が勤めている日本最大手の電器メーカーで、カリスマ経営者吉原初太郎が町工場から育て上げた。初代社長吉原初太郎、第2代社長木野穣、第3代社長苫米地功、第4代社... 関連ページ:初芝電器産業
サンライトレコード
『島耕作シリーズ』に登場する企業。初芝電器産業が95%の株式を持つ子会社。赤字が続く同社の立て直しのために代表取締役専務として島耕作が赴任し、リストラが断行される。社長の金子崇ほか大多数の役員がリストラされた。 島耕作のアイデアによる、ベテラン演歌歌手八ッ橋新子の再生、新人歌手Nyaccoの成功によって3期連続で前期比、前年同期比を上回る業績回復を果たす。 しかし初芝電器産業の岡林栄一社長が島耕作を追い出す目的で岡林派だった販売推進部部長高野健介が社長に就任。
登場作品
課長島耕作 (かちょうしまこうさく)
課長となったエリートサラリーマン島耕作が、ライバル企業との競争、社内の派閥争いに立ち向かう姿、プライベートのひとときを描く。会社員時代の経験を活かした弘兼憲史の代表作。第15回(1991年度)講談社漫... 関連ページ:課長島耕作
部長島耕作 (ぶちょうしまこうさく)
課長から部長に昇進したエリートサラリーマン島耕作が、これまで経験したことのないワイン事業、音楽事業などに挑戦する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』の続編。 関連ページ:部長島耕作