概要
出会いと結婚
島耕作と同じ早稲田大学の英語研究会「ESS」に1年生の時に入部。3年生だった島耕作と出会う。当時は先輩後輩の関係という付き合いをしていた。樫村健三がセッティングした飲み会の帰り、島耕作を自宅に誘い一夜を共にする。結婚観を聞いて「つまらない男」とうそぶくが、何故かいつもつかず離れずで島耕作の側にいるようになる。島耕作が帰郷する際に強引に同行し、そのまま結婚までこぎつける。怜子の実家は代々医者の家系で、母親はサラリーマンと結婚したことを快く思っていない。
離婚
土日も家にいない島耕作に対して、たまには子供である島奈美と遊んで欲しいと不満を募らせ、徐々につらくあたるようになる。
島耕作の両親の勧めもあり、半ば強引に埼玉県に一戸建の購入を決断する。引っ越して間もなく、近所に住む電報堂の奥本と親しく会話する仲になる。逆に夫婦仲は冷め切り、島耕作のアメリカ赴任を契機に別居、島耕作はやり直しを申し出たが一方的に離婚届を送りつけ、離婚となる。実は離婚前から電報堂の奥本と交際していた。その後は編集プロダクションに勤務。妻子ある電報堂の奥本との交際は続いている。
旧姓について
『部長島耕作』では離婚後の姓が「高瀬」となるが、2人が出会う『ヤング編』での姓は「岩田」となっている。
関連人物・キャラクター
島 耕作 (しま こうさく)
キャラクター紹介『島耕作シリーズ』の主人公。1947年9月9日生まれ。1970年に大手電器メーカー初芝電器産業に入社した団塊世代のエリート。派閥争いに巻き込まれて左遷されることも多いがそれを糧に変える... 関連ページ:島 耕作
島 奈美 (しま なみ)
島耕作と島怜子の娘。両親の離婚に伴い、母親である島怜子に引き取られたが、「島」の姓を名乗っている。島耕作とはたまの休日に会っている。明朗な性格で成績も優秀、子供ならではの発想で島耕作にヒントを与えるこ... 関連ページ:島 奈美
樫村 健三 (かしむら けんぞう)
初芝電器産業の次期社長候補大泉裕介の秘蔵っ子。将来は社長になると目されていた優秀な社員で島耕作も一目置いている。岡山出身。明るく社交的で如才ない性格。 島耕作と樫村健三 島耕作とは大学時代からの同期で... 関連ページ:樫村 健三
登場作品
島耕作シリーズ (しまこうさくしりーず)
大手電機メーカー初芝電器産業に務める島耕作が課長から社長へと昇進して活躍する約30年間を描いた弘兼憲史の代表的シリーズ作品。初期はサラリーマンの悲哀、オフィスラブを中心にした物語だったが、出世するにつ... 関連ページ:島耕作シリーズ
課長島耕作 (かちょうしまこうさく)
課長となったエリートサラリーマン島耕作が、ライバル企業との競争、社内の派閥争いに立ち向かう姿、プライベートのひとときを描く。会社員時代の経験を活かした弘兼憲史の代表作。第15回(1991年度)講談社漫... 関連ページ:課長島耕作
部長島耕作 (ぶちょうしまこうさく)
課長から部長に昇進したエリートサラリーマン島耕作が、これまで経験したことのないワイン事業、音楽事業などに挑戦する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』の続編。 関連ページ:部長島耕作
ヤング 島耕作 (やんぐ しまこうさく)
経済大国へ向かって躍進を続ける一方、浅間山荘事件やオイルショック、連続企業爆破事件など闇の部分も深かった日本の1970年代を背景に、大手電機メーカー、初芝電器産業に入社した、肩書のない若き日の島耕作を... 関連ページ:ヤング 島耕作
ヤング島耕作 主任編 (やんぐしまこうさく しゅにんへん)
日本のトップ企業、初芝電器産業に勤務する島耕作の若き主任時代を描く。舞台となるのは娯楽産業が活気を見せつつも、高度成長期のピークが終わった1970年代。島は「仕事・出世が第一」というサラリーマンとして... 関連ページ:ヤング島耕作 主任編
係長島耕作 (かかりちょうしまこうさく)
80年代にさしかかり好景気に沸く時代を背景に、大手電機メーカー初芝電器産業で係長となった島耕作の活躍を描く。「島耕作」シリーズの1つで、シリーズ第1弾『課長島耕作』の前日譚となっている。「イブニング」... 関連ページ:係長島耕作
学生島耕作 (がくせいしまこうさく)
日本が高度経済成長期真っ只中の1960年代を舞台に、のちに大企業のトップとなる島耕作の青春時代を描く。「イブニング」2014年1号から連載の作品。「島耕作」シリーズは、「課長」から「会長」にまで上り詰... 関連ページ:学生島耕作