鬼平犯科帳

鬼平犯科帳

江戸時代、寛政期を舞台に、世情不安定から凶悪化する犯罪を取り締まるため、火付盗賊改方の長官に任じられた長谷川平蔵の活躍を描く時代劇。原作・池波正太郎。脚色・久保田千太郎。

正式名称
鬼平犯科帳
作者
ジャンル
時代劇
レーベル
SPコミックス(さいとう・プロダクション)
巻数
既刊65巻
関連商品
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概要・あらすじ

天明七年九月十九日、折からの世情不安により凶悪化する江戸の犯罪を取り締まるため、火付盗賊改方の長官に就任した長谷川平蔵。剛毅果断な性格で、一刀流の腕も立つことから無頼漢から鬼の平蔵、略して鬼平と恐れられる彼の活躍を描いた連作シリーズ。

登場人物・キャラクター

主人公

火付盗賊改方長官を務める壮年の男性。元京都西町奉行・長谷川宣雄と下女・お園の間に生まれた妾腹の子。幼名・銕三郎。長谷川の家ではなくお園の実家で育ち、十七歳の時跡継ぎとして長谷川家に呼ばれた。父の正妻と... 関連ページ:長谷川 平蔵 宣以

岸井 左馬之助

長谷川平蔵の剣友。下総国佐倉出身。長谷川平蔵と同時期、一刀流・高杉銀平の道場に通い、ライバルとして切磋琢磨。同時に免許皆伝をもらった。しかし剣の道に生きるとして仕官を断り、独身のまま生活してきた。平蔵と再会した後は、事件解決に協力するようになる。奈良へ旅した際は、平蔵の命を救ったことも。

長谷川 久栄

長谷川平蔵の妻。温和で細やかな気遣いのできる性格だが、芯は気丈な美人。平蔵との間に長男・辰蔵、次男・銕五郎、長女・初、次女・清の二男二女をもうけている。実家の大橋家は二百石取りの旗本。現在は神田小川町に移ったが、昔は長谷川家の隣に屋敷があった。そのため平蔵とはお互いのことを知っている間柄だった。

長谷川 辰蔵 宣義

長谷川平蔵の長男。長谷川家の私邸で留守居をしている。外面は真面目で評判もいいが、実際は剣の修行もそこそこに巧妙に遊びまわっていた。しかし幾度か火付盗賊改方の仕事に関わるうち、責任感や才能を目覚めさせていく。

お順

長谷川平蔵の養女。本当の両親は、野槌の弥平の一味であった男とその妻・おふじであったが、同心小野十蔵に育てられ、彼の死後、平蔵に引き取られた。

佐嶋 忠介

火付盗賊改方の筆頭与力。長谷川平蔵の前任者・堀帯刀が長官を務めているころから筆頭与力として尽力してきた。平蔵も彼の能力を高く買っている。酒豪。

木村 忠吾

火付盗賊改方の同心のひとり。30歳手前の青年。芝・神明前の菓子舗“まつむら”の「うさぎ饅頭」に似ていることから、「兎忠」、「うさぎ」と呼ばれている。かなりの女好きで、それが原因でたびたび失敗している。初回登場時は細面の青年だったが、以降はあばた顔になった。

小野 十蔵

火付盗賊改方の同心のひとり。妻との仲は冷え込んでおり、食事は作り置いたものを出されるのみ。野槌の弥平の一味であった夫を殺してしまったおふじに同情し、匿ううちに相愛の仲となる。

おふじ

野槌の弥平の一味であった夫を、それと知らず殺害してしまった女性。火付盗賊改方の同心・小野十蔵に現場を発見されるが、彼女の境遇に同情した小野十蔵は、彼女を匿うことになる。このときすでに身重の状態であり、生まれた子供お順は、彼女が亡くなった後、長谷川平蔵の養女となった。

三沢 仙右衛門

巣鴨村の大農家の主。長谷川平蔵の従兄。平蔵とは少年時代を共に過ごした幼馴染でもある。

火付盗賊改方の密偵を務める青年。盗賊・野槌の弥平の配下で働いていた時に捕縛され、証言をしたことから罪を減じられて入牢。凶悪な野槌の弥平の一党の中にあっても殺人をしなかった心根を長谷川平蔵によって買われ... 関連ページ:小房の粂八

相模の彦十

火付盗賊改方の密偵を務める男。無頼な青年時代の長谷川平蔵と喧嘩になり、叩きのめされたことから平蔵の人柄に惚れこみ、以降彼に従うようになった。

火付盗賊改方の密偵を務める女性。三十歳前後の美女。元盗賊である父親が開いていた本所四ツ目の酒場「盗人酒場」で手伝いをしていた少女時代に若き日の長谷川平蔵と知り合い、恋心を抱いていた。父の死後、狐火の勇... 関連ページ:おまさ

大滝の五郎蔵

火付盗賊改方の密偵を務める男。元は蓑火の喜之助の配下で、盗みの三か条を守る盗人だった。後に同じ密偵であるおまさと結婚する。

井関 録之助

長谷川平蔵の友人の一人である僧侶。高杉銀平の道場に通っていた青年の頃に平蔵や岸井左馬之助と知り合ったが、その後御家人の家が断絶してしまい、流れ流れて僧となった。

高杉 銀平

長谷川平蔵の剣の師匠。本所・法恩寺橋の桜屋敷で道場を開いていた。一刀流の達人として名高い剣客。

京極 高久

長谷川平蔵の若年寄における上司にあたる大名。丹後一万五千石の藩主。平蔵の能力を高く評価しており、その信頼も厚い。

松平 定信

老中筆頭。奥州白河藩主。寛政の改革を執り行う。世情の不安定により風紀が乱れ、凶悪化の一途をたどる江戸の犯罪を取り締まるため、京極備前守の推薦を受けた長谷川平蔵を火付盗賊改方の長官に任ずる。

狐火の勇五郎

盗みの三か条を守る、本格派の大盗賊の頭。おまさの父親が経営する「盗人酒場」の常連で、無頼時代の長谷川平蔵とは友誼を結んだ仲。放蕩を繰り返す平蔵を諌め、本道に立ち返らせた。母親のちがう二人の息子がいたが、妾腹にあたる又太郎を二代目として遺言を残した。

又太郎

盗みの三か条を守る、本格派の盗賊、狐火の勇五郎一味の二代目。父親の心をも継いだ好青年。一味にいたおまさとは恋仲にあった。

蓑火の喜之助

一度引退した大盗賊。盗みの三か条を守る本格派で、盗賊仲間でも尊敬を集める格上の親分。大滝の五郎蔵の師匠にあたる。小房の粂八とも面識がある。

野槌の弥平

凶悪無残な盗賊団を率いる男。小房の粂八を配下においていた。

蛇の平十郎

凶悪な盗賊団を率いる男。鬼平暗殺を企み、大枚をはたいて幾人もの刺客を差し向けたが、すべて返り討ちにされてしまった。

血頭の丹兵衛

盗賊団を率いる男。小房の粂八を19歳まで配下においていた。当時は盗みの三か条を守る本格的な盗賊だったが、後に考えを変え、殺人や強姦を辞さない畜生働きをするようになってしまった。犯行現場に「血頭丹兵衛」という焼印を打った木札を置いていく。

波津

長谷川平蔵の義理の母親にあたる女性。平蔵の父・長谷川宣雄の兄の子。近親婚を疎んだ宣雄との間に子がなせず、仕方なく家督を継がせるため養子とした平蔵を憎み、きつくあたっていた。

お園

長谷川平蔵の母親。巣鴨の百姓家の娘で、長谷川家に下女として奉公に出ていた際、長谷川宣雄と結ばれた。

長谷川平蔵の父親。長谷川家五代目当主・伊兵衛宣安の末弟として生まれた。三十歳まで部屋住みで無聊をかこつ生活をしていたが、下女・お園と結ばれ平蔵が生まれたことから、一旦お園の実家である巣鴨の百姓の家を継... 関連ページ:長谷川 備中守 宣雄

おふさ

長谷川平蔵と岸井左馬之助が青年時代憧れていた女性。高杉銀平の道場近くにある「桜屋敷」の息女で、日本橋の大店「近江屋」に嫁いだが、ほどなくして離縁され、本所に戻ってきた。

集団・組織

火付盗賊改方

『鬼平犯科帳』に登場する組織。長谷川平蔵が長官を務める、徳川幕府の警察組織。江戸を管轄とし、火付け、盗賊、賭博などといった重罪を専門的に取り締まる。

その他キーワード

盗みの三か条

『鬼平犯科帳』に登場するルール。盗みという犯罪を働く盗賊たちの中で作られた本格的な盗人としてのルール。一つ、盗まれて難儀をする者へは手を出すまじき事。二つ、人を殺傷せぬ事。三つ、女を手込めにせぬ事。こ... 関連ページ:盗みの三か条

書誌情報

鬼平犯科帳 既刊65巻 さいとう・プロダクション〈SPコミックス〉 連載中

第1巻

(2007年1月30日発行、 978-4845834006)

第2巻

(2007年1月30日発行、 978-4845834013)

第3巻

(2007年2月28日発行、 978-4845834020)

第4巻

(2007年3月30日発行、 978-4845834044)

第5巻

(2007年4月27日発行、 978-4845834051)

第6巻

(2007年5月30日発行、 978-4845834068)

第7巻

(2007年6月30日発行、 978-4845834075)

第8巻

(2007年7月30日発行、 978-4845834082)

第9巻

(2007年8月30日発行、 978-4845834099)

第10巻

(2007年9月28日発行、 978-4845834105)

第11巻

(2007年10月30日発行、 978-4845834112)

第12巻

(2007年11月30日発行、 978-4845834129)

第13巻

(2007年12月28日発行、 978-4845834136)

第14巻

(2008年1月30日発行、 978-4845834143)

第15巻

(2008年2月1日発行、 978-4845834150)

第16巻

(2008年3月1日発行、 978-4845834167)

第17巻

(2008年4月30日発行、 978-4845834174)

第18巻

(2008年5月30日発行、 978-4845834181)

第19巻

(2008年6月30日発行、 978-4845834198)

第20巻

(2008年7月1日発行、 978-4845834204)

第21巻

(2008年8月29日発行、 978-4845834211)

第22巻

(2008年9月30日発行、 978-4845834228)

第23巻

(2008年10月30日発行、 978-4845834235)

第24巻

(2008年11月29日発行、 978-4845834242)

第25巻

(2008年12月29日発行、 978-4845834259)

第26巻

(2009年1月30日発行、 978-4845834266)

第27巻

(2009年2月27日発行、 978-4845834273)

第28巻

(2009年3月30日発行、 978-4845834280)

第29巻

(2009年4月30日発行、 978-4845834297)

第30巻

(2009年5月30日発行、 978-4845834303)

第31巻

(2009年6月30日発行、 978-4845834310)

第32巻

(2009年7月30日発行、 978-4845834327)

第33巻

(2009年8月31日発行、 978-4845834334)

第34巻

(2009年9月30日発行、 978-4845834341)

第35巻

(2009年10月30日発行、 978-4845834358)

第36巻

(2009年11月30日発行、 978-4845834365)

第37巻

(2009年12月28日発行、 978-4845834372)

第38巻

(2010年1月30日発行、 978-4845834389)

第39巻

(2010年2月27日発行、 978-4845834396)

第40巻

(2010年3月30日発行、 978-4845834402)

第41巻

(2010年4月30日発行、 978-4845834419)

第42巻

(2010年5月31日発行、 978-4845834426)

第43巻

(2010年7月30日発行、 978-4845834433)

第44巻

(2010年9月30日発行、 978-4845834440)

第45巻

(2010年11月30日発行、 978-4845834457)

第46巻

(2011年1月31日発行、 978-4845834464)

第47巻

(2011年3月30日発行、 978-4845834471)

第48巻

(2011年5月30日発行、 978-4845834488)

第49巻

(2011年7月29日発行、 978-4845834495)

第50巻

(2011年9月30日発行、 978-4845834501)

第51巻

(2011年11月30日発行、 978-4845834518)

第52巻

(2012年1月30日発行、 978-4845834525)

第53巻

(2012年3月30日発行、 978-4845834532)

第54巻

(2012年7月30日発行、 978-4845834549)

第55巻

(2012年11月30日発行、 978-4845834556)

第56巻

(2013年3月30日発行、 978-4845834563)

第57巻

(2013年7月30日発行、 978-4845834570)

第58巻

(2013年11月29日発行、 978-4845834587)

第59巻

(2014年3月31日発行、 978-4845834594)

第60巻

(2014年8月30日発行、 978-4845834600)

第61巻

(2014年11月28日発行、 978-4845834617)

第62巻

(2015年3月30日発行、 978-4845834624)

第63巻

(2015年7月30日発行、 978-4845834631)

第64巻

(2016年4月28日発行、 978-4845834648)

第65巻

(2017年8月3日発行、 978-4845834655)

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