概要・あらすじ
27歳の松井戸ゆきこは、合コンで軽いノリで付き合いを始めた春男からのプロポーズを受け入れたものの、結婚式の段取りを決めるにあたって、お互いの価値観がまったく合わないことに気づく。すべてを白紙に戻そうかと考えるゆきこだったが、友人からは27歳はもう女として瀬戸際だと言われ、悩みを募らせていく。そんな時、友達の弟で、幼い頃はただのやんちゃ少年だった久米川玉男が現れる。
怪我を手当してもらったことがきっかけで、ゆきこはかつてとは見違えるほどにカッコよくなった玉男とデートをすることになる。
登場人物・キャラクター
松井戸 ゆきこ (まついど ゆきこ)
27歳のOLで、春男との結婚を3か月後に控えている女性。夢見がちで理想が高く、暴走しがちな性格。結婚式について話し合っているうちに、春男とはお互いの価値観がまったく合わないことに気づき、マリッジブルーに陥っている。
春男 (はるお)
松井戸ゆきこの婚約者で、結婚式を3か月後に控えた30歳の男性。ゆきことは合コンで知り合い、軽いノリで付き合い始めてまだ2か月。優柔不断な性格で顔立ちもそれほどぱっとしないが、桜の花びらの下でロマンチックなプロポーズをしたのが功を奏した。
久米川 玉男 (くめかわ たまお)
松井戸ゆきこの中学生の時の友達の弟で、ゆきこより5歳年下。子供の頃は小汚くてやんちゃだったが、大人になり背が高くてハンサムな青年になった。現在は大学4年生で、特定の彼女はいない。実は子供の頃、ゆきこに対して憧れの気持ちを抱いていた。
さやか
松井戸ゆきこの女友達で、27歳のOL。結婚願望は強いが、相手が見つからずに焦っている。マリッジブルーに陥ったゆきこが愚痴をこぼすのに対して、贅沢者だと彼女を諫めている。