水島努監督にとって初となるオリジナル作品。2012年10月から本放送を1クール行った後、最終2話のみ翌2013年3月に放映された。架空の武道「戦車道」の名家に生まれ、一度は決別した少女・西住みほが、新たな環境や仲間とともに再び戦車道と向き合っていく姿を描く。脚本には『けいおん!』の吉田玲子、キャラクター原案には『ストライクウィッチーズ』の島田フミカネを迎え、本格的なミリタリー描写と萌えの高次元での融合が大きな話題を呼んだ。加えて実在の町並みが詳細に描かれたことから、物語の舞台である茨城県大洗町には「聖地巡礼」のためのファンが殺到。自治体側も積極的に作品やファンを受け入れ、また作品側も大洗町をホームタウンの一部とするJリーグクラブ「水戸ホーリーホック」をスポンサードし、2015年シーズンのユニフォームにはキャラクターが掲載されるなど、ご当地アニメとしても大きな成功を収めている。