猪突猛進キャラが活躍する漫画28 Pt.

2019年は猪年! 猪にちなんだ個性的なキャラと親しもう

猪突猛進キャラが活躍する漫画

出典:小学館

猪突猛進とは、1つの物事に対して、向こう見ずに猛烈な勢いで突き進む様子を表す四字熟語。その様子はまさに、一直線に突進する猪さながら。そんな手が付けられない暴走ぶりを見せる、猪突猛進キャラが活躍する作品を紹介しよう。


悪霊や妖怪の退治を生業とする傍若無人なゴーストスイーパー(GS)・美神令子と、煩悩に忠実な助手・横島忠夫に、清く正しい幽霊少女・おキヌちゃん。美神令子除霊事務所の3人を中心に、個性豊かなGSたちと、悪霊や妖怪、魔族との間で巻き起こる騒動を描いたアクション・コメディ。第38回小学館漫画賞(少年部門)受賞作。1993年にテレビアニメ化されたほか、アニメ映画化もされた。

本作に登場する猪突猛進キャラは、ゴーストスイーパー(GS)・六道冥子。主人公・美神令子と冥子は、GS資格取得試験で知り合った同期生である。冥子は、1000年以上の伝統を誇る式神使い・六道家の跡取り娘。彼女は、六道家に代々仕える鬼「式神十二神将」を使役することで悪霊を祓う。絶大な能力を持つ冥子だが、臆病で感情の起伏が激しいという欠点がある。そのため彼女は、ちょっとした危機や感情の昂ぶりで式神のコントロールを失ってしまう。結果、暴走した式神は周囲に多大な被害を与える。式神暴走時の猪突猛進ぶりは、美神令子ですら手に負えない。冥子は普段はお淑やかでおっとりとした性格で、令子を慕っているが、令子にとってはやや扱いに困る友人である。


『鬼滅の刃』

出典:集英社

大正時代を舞台に、人喰い鬼に人生を歪められた兄妹を中心に、鬼を狩る組織の過酷な戦いを描いた、ダーク・ファンタジー。主人公・竈門炭治郎は、亡き父に代って炭売りをして家族を養う心優しい少年だ。そんな彼をある日、悲劇が襲う。鬼の襲撃で家族が惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子は鬼の血を浴び、人食い鬼と化してしまったのだ。炭治郎は、家族の仇を討つため、そして妹を人間に戻す方法を探るため、鬼を狩る「鬼殺の剣士」となる決意を固める。

本作の猪突猛進キャラは、嘴平伊之助。主人公・竈門炭治郎と同じく、鬼を狩る組織「鬼殺隊」の一員である。ただし彼は、入隊の経緯が他のメンバーとは大きく違う。本来、「鬼殺隊」に入るには、まず「育手」と呼ばれる訓練担当者の元で修業を積む。そして、実力を認められた者が最終選別試験を受け、これに生き残ってようやく入隊できるのだ。ところが伊之助は、偶然出会った「鬼殺隊」隊員と力比べをして刀を奪い、最終選別試験に飛び入り参加。「育手」を介さず、いきなり隊員となった。「他の生き物との力比べが唯一の楽しみ」と豪語する伊之助は、相手が鬼であるか人間であるかもお構いなしに勝負を挑む。上半身裸でリアルな猪の面を被った彼は、まさに文字通りの猪突猛進キャラである。


田中芳樹による同名小説のコミカライズ作品。物語の舞台は遥かな未来。宇宙では、銀河帝国と自由惑星同盟という、2大勢力による争いが続いていた。そんな中、両陣営で2人の英雄が頭角を現す。1人は“常勝の天才”と称えられる銀河帝国軍のラインハルト・フォン・ローエングラム。今1人は、“不敗の魔術師”の異名を持つ自由惑星同盟軍のヤン・ウェンリー。2人の登場により、帝国と同盟の争いは、大きな転機を迎えることとなる。

本作に登場する猪突猛進キャラは、帝国軍将校・フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト。彼は、筋骨隆々な肉体とオレンジ色の髪を持つ、特異な風貌の人物だ。性格は直情傾向が強く、傍若無人。戦いでは常に先陣を切りたがる、血気盛んな男である。ビッテンフェルトは、ラインハルト・フォン・ローエングラム傘下の提督の1人として、黒塗りの艦で統一した「黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツェンレイター)」を率いて戦う。攻撃に特化した彼の艦隊は、帝国軍でも随一の破壊力を誇る。ビッテンフェルトの艦隊指揮は、まさに猪突猛進。生半可な策など食い破る獰猛さを持つ。ただし、功を焦る余り突出しすぎ、手痛い目に逢うことも。ともあれ、勝つときも負けるときも派手なビッテンフェルトは、猪突猛進で華のある軍人だ。


実在の戦国武将・仙石権兵衛秀久(通称センゴク)の視点を通して、織田信長、豊臣秀吉の覇業を中心に、武将たちの栄枯盛衰を描いた、大河歴史ロマン。主人公・センゴクは、美濃・斉藤家の家臣として初陣を飾るが、城は織田信長の軍勢に囲まれ、もはや落城は時間の問題。そんな中センゴクは、斉藤家の侍女となった幼馴染み・お蝶と、生きて再会することを誓い合う。やがて織田軍の捕虜となったセンゴクは、信長に気に入られ、木下藤吉郎秀吉の配下として迎えられる。この日を境に、センゴクの人生は大きく変っていく。

本作における猪突猛進キャラは、主人公・センゴクこと仙石権兵衛秀久だ。彼は、強靱な肉体と並外れた体力の持ち主。考えるよりも先に身体が動く、まさに猪武者という言葉がピッタリくる人物だ。初陣でも、織田の大軍相手に単騎で大暴れを演じる。その猪突猛進ぶりが織田家中・柴田勝家の目に止まったことがきっかけで、織田の傘下に迎えられた。そんな体力自慢のセンゴクだが、基本的にガサツで、頭を使うことは大の苦手。信長から彼を配下にするよう命じられた秀吉は、当初はセンゴクを厄介者扱い。ところが、馬鹿だが真っ直ぐな性格のセンゴクは、秀吉を始めとする周囲の人々の心を動かし、時に思い掛けない手柄を挙げる。やがて彼は、秀吉配下でも特別な人材の1人となっていく。


中国の伝記奇譚「西遊記」をベースにしながら、作者独自のアイディアを多数盛り込み、ギャグ成分多めで物語を構築した、コミカルな冒険ファンタジー。物語の舞台は、人間と妖怪が平和に共存する桃源郷。しかしその平和は、封印された牛魔王の復活を目論む何者かの手によって、侵されつつあった。事態を重く見た観世音菩薩は、三仏神を通じて玄奘三蔵に命を下す。かくして玄奘は、孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを伴い、牛魔王復活を阻止するため、天竺国に向うこととなる。

本作に登場する猪突猛進キャラは、猪八戒。いわゆる西遊記の猪八戒は、豚の妖怪であるが、元々、豚は猪を家畜化したものである。西遊記における猪八戒は、怪力の持ち主で食欲旺盛、粗野で欲深な愚か者として描かれるのが定番だ。ところが本作の猪八戒は、礼儀正しく物腰の柔らかい好青年。片眼鏡を掛けた知的な風貌に相応しく、頭脳明晰で冷静なツッコミ役である。そんな温厚な猪八戒だが、彼の生い立ちは凄絶を極める。元は人間だった彼は、ある日、恋人を妖怪に攫われる。半狂乱となった彼は、恋人を妖怪に差し出した村人たちを虐殺。紆余曲折の末、妖怪から恋人を救出するものの、彼自身が妖怪と化してしまったのだ。過去の経緯もあり、普段は温和だが怒ると恐い。猪八戒は、猪突猛進でかなりの2面性を持つ人物だ。


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