お金にガメツイ人物が登場する漫画36 Pt.

お金が生み出す人間模様が面白い5作品に注目!

お金にガメツイ人物が登場する漫画

出典:講談社

地獄の沙汰も金次第。金は天下の回り物。金が無ければ始まらない。金にガメツイ奴らが紡ぐドラマを、面白おかしく、時にはシリアスに描いた作品を紹介。それぞれのお金にまつわるエピソードは必見だ!


高校卒業後、プロ野球球団・神宮スパイダースに入団した凡田夏之介(ぼんだなつのすけ)は、プロ入り8年目で26歳の、成績が振るわない中継ぎ投手。1軍に在籍しているが、年俸は1800万円。将来が約束されていない世界においては、心許ない金額だ。「グラウンドには銭が埋まっている」略して「グラゼニ」を座右の名に、将来を見据えて奮闘する、1話完結型の異色野球漫画。2018年4月にテレビアニメ化。

ライバルとの対決や試合の勝敗、ペナントレースなど、野球漫画の定番にはあまり触れず、職業としての野球を、労働者目線で描いている作品。多くのプロ野球選手は、40歳を過ぎるまでには引退しなければならず、将来への不安も大きい。引退した選手の再就職や、1軍と2軍の狭間にいる選手たちなど、主人公・凡田以外のエピソードも展開される。プロ野球を職場として捉え、球団で働く職員にもスポットを当てるなど、他のスポーツ漫画とは一線を画した作品だ。賃金という世知辛いテーマに焦点を当てているが、ネガティブさはなく、コミカルな描写で楽しく読み進められる。


左目に生まれつき醜い傷があり、極貧の家庭で育った蒲郡風太郎(がまごおりふうたろう)。彼は、その風貌ゆえに仲間から邪険にされつつも、小銭を集めて生活の足しにしていた。しかし、病弱の母は医者に見捨てられて死亡。「この世は金が全て」と思い込んだ風太郎は、盗みを働き、それを咎めた青年を殺害してしまう。その後、上京した風太郎は、成り上がるために悪事や殺害を繰り返していく。いつしか人々は、非道な風太郎のことを「銭ゲバ」と呼ぶようになる。1970年に映画化、2009年にはテレビドラマ化された。

作者・ジョージ秋山の代表作で、まさに「お金にガメツイ人物」の一生を追いかけた作品。タイトルにもなっている「銭ゲバ」とは、作者の造語で、金に強い執着を持つ「守銭奴」を表す言葉。つまり、「金のためならどんなことでもやってしまう人間」のことだ。家庭環境と自身の風貌から「銭ゲバ」となっていった主人公が見せる狂気! 風太郎が次々と引き起こす悪事や殺人、大金を手に入れ裕福になっていくも、満たされることのない欲望が、強烈なドラマを作り出す。


不発弾の事故で重傷を負い、生存が絶望視された少年・間黒男(はざまくろお)は、名医・本間丈太郎の手術により、命を取り留める。深い傷を負った彼は、事故を引き起こした者たちへの復讐を心に秘めて、医者を目指す。そして黒男は、医師免許は持たないながらも、法外な額の報酬と引き換えに、あらゆる難手術をこなす、モグリの天才外科医「ブラック・ジャック」として名を馳せる。

医師免許を持つ作者・手塚治虫による作品。「医療漫画」というジャンルを確立した作品である。ブラックジャックは、その天才的な外科医の腕で救った者に、法外な手術代を突きつけるのが特徴。基本的に、相手の経済状況に構うことなく、患者が支払えるであろうギリギリの金額を提示する。それは100万円の場合もあれば、100億円以上の場合もある。多くの患者は手術のために債務を負うことになるが、貧しい者には金額を提示するだけで、実際には支払いを催促しないことも多い。ブラックジャックが突きつける高額な医療費は、患者の”生きることへの欲求の強さ”を表現する指標ともなっているのだ。また、希に手術代を大幅にまけることもあり、ブラックジャック独自の金に関する考え方もうかがえる。


室町時代末期を舞台にした、忍者ギャグ漫画。代々続くヒラ忍者の血筋である、猪名寺乱太郎(いなでららんたろう)は、父親から勧められて忍術学園に入学。きり丸、しんべヱと仲良くなり、3人で一流エリート忍者を目指して勉強に励む。成績は落第点の彼らだが、事件が起こると必死で知恵を出し合って、いつのまにやら大活躍! 1993年よりテレビアニメ『忍たま乱太郎』が放送。

個性豊かな登場人物が多い「忍術学園」において、最も金にガメツイのが、乱太郎の友人である摂津のきり丸(せっつのきりまる)だ。天才アルバイターを自称するきり丸は、金に関することについては驚異的な能力を発揮する。小銭の落ちる音を聞けば凄い勢いで拾いに行くし、数キロ先にある小銭もすぐに発見。臭いや音で金の真贋を判別したり、算術は苦手なのに銭勘定だけは瞬時にできるなど、きり丸の金への執着は強烈だ。「タダ」「安い」「お金」といった言葉が大好きで、「損」「くれ」「払う」という言葉は大嫌い。「命と金」なら迷わず「金」を選ぶといった具合で、彼のガメツさは筋金入りだ。


小説家・中村うさぎによる人気小説を、桐嶋たけるがコミカライズした冒険ファンタジー。主人公は傍若無人な16歳の少年、ゴクドー・ユーコット・キカンスキー。ゴクドーはエシャロット王国の王位継承者で、魔王を倒した勇者でもある。しかし王位を捨て、仲間たちと冒険の旅に出た彼は、行く先々でデタラメな事件に巻き込まれていく。1999年にアニメ化された。

とても金にガメツく、自分勝手な性格の冒険者・ゴクドーが、旅の途中で出会った人が持ち掛けてきた儲け話に乗り、騒動に巻き込まれるところから、物語が始まる。ゴクドーは金儲けと美女が好きで、一般的にイメージされるような、正義感あふれる勇者像とはかけ離れている。金儲けのための悪巧みに仲間を利用することも多いが、失敗に終わるのがこの作品のお約束だ。ゲーム雑誌「コンプティーク」で、原作者・中村うさぎのコラムに登場していた、やりたい放題にゲームをプレイをする「極道くん」というキャラクターが、本作の発想の原点になっている。


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