落第忍者乱太郎

落第忍者乱太郎

忍術学園に入学した少年猪名寺乱太郎を中心に、個性豊かな生徒たちが学園内外の事件に取り組むギャグ漫画。三ヶ月ごとの集中連載という形式で掲載されるため、連載が再開する度に登場人物たちが説明口調で自己紹介するのが特徴。忍術は実際に残る秘術書などを参考に描いており、時代考証なども歴史的な裏付けのある表現がされている。ただし自動販売機や自転車など、明らかな超時代的な物もギャグ漫画の演出として登場する。

正式名称
落第忍者乱太郎
ふりがな
らくだいにんじゃらんたろう
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
時代劇
レーベル
あさひコミックス(朝日新聞出版)
巻数
既刊64巻
関連商品
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概要・あらすじ

両親の期待を受け、一流忍者を目指し忍術学園に入学した猪名寺乱太郎。寮で同室の摂津きり丸福富しんべえ1年は組の生徒たちとともに、厳しい授業を受けていた。しかし学園長である大川平次渦正の思いつきで行われる奇想天外な課外授業や、外部から持ち込まれる相談事、忍術学園の生徒である忍たまが事件に巻き込まれるなど、次々に騒動が起きる。

乱太郎たちは先生や上級生たちの助力を得ながら、忍術と機転で困難に立ち向かっていく。

登場人物・キャラクター

主人公

キャラクター紹介『落第忍者乱太郎』の主人公。忍者でありながら、普段は農家を営む半農半忍の父より「一流の忍者になってほしい」という期待を受け、忍術学園に入学する。酷い乱視のため眼鏡をかけており、髪が柔ら... 関連ページ:猪名寺 乱太郎

キャラクター紹介『落第忍者乱太郎』の登場人物。忍術学園の猪名寺乱太郎のクラスメイトで、寮の同室。戦で両親を亡くしており、10歳ながらアルバイトで生計を立てている。そのせいもあり大変なドケチで金に目がな... 関連ページ:摂津のきり丸

キャラクター紹介『落第忍者乱太郎』の登場人物。忍術学園の猪名寺乱太郎のクラスメイトで、寮の同室。堺の大貿易商の長男。おおらかな性格と太った体格が特徴。動きが鈍い分、怪力と石頭を武器とする。食い意地の張... 関連ページ:福富 しんべヱ

キャラクター紹介『落第忍者乱太郎』の登場人物。猪名寺乱太郎の所属する忍術学園1年は組の担任で、教科を担当する若い教師。さまざまな問題を起こす生徒たちの面倒を見続けた結果、神経性胃炎を患う。かまぼこやち... 関連ページ:土井 半助

キャラクター紹介『落第忍者乱太郎』の登場人物。猪名寺乱太郎の所属する忍術学園1年は組の担任で、実技を担当している。印地打ち(投石の一種)と火縄銃の名手。変装も得意とするが、本人が好んでする不気味な女装... 関連ページ:山田 伝蔵

大川 平次 渦正 (おおかわ へいじ うずまさ)

忍術学園の学園長を務める老人。昔は凄腕の忍者で、現在も忍者界において広い情報網と強い影響力を持つ。そのためたびたび暗殺者に命を狙われている。しかし生徒や教員からは、思いつきで行事を企画して学園中を引っかき回す迷惑な老人として扱われている。

稗田 八方斎 (ひえた はっぽうさい)

ドクタケ城の忍者隊首領。月代のようにはげあがった頭と突き出た顎が特徴。数々の悪事を企てるも、そのたびに忍術学園の忍たまたちに邪魔をされているため、忍術学園を敵視している。頭が非常に大きく重たいため、高笑いなど顎を上げる動作をするとそのまま後ろに倒れてしまうこともある。 名前を「冷えた八宝菜」と勘違いされることが多い。

兵庫 第三協栄丸 (ひょうご だいさんきょうえいまる)

兵庫水軍の総大将だが、船に乗れば船酔いし、カナヅチで魚嫌い。そのため山賊になろうと山に入ったところで猪名寺乱太郎たちと出会う。これをきっかけに忍術学園とは懇意になり、臨海学校などに協力する反面、困ったことがあると頼ってくるようになる。情にもろく部下には慕われている。瓜二つの弟、第四協栄丸がいる。

雑渡 昆奈門 (ざっと こんなもん)

タソガレドキ城忍軍の組頭を務める凄腕の忍者。過去に酷い火傷を負ったため、全身が包帯で覆われている。顔は頭巾と包帯で右目以外露出していない。戦場にて部下が忍術学園の善法寺伊作に助けられたことで、学園に対し何かと手を貸すようになる義理堅い人物。つかみ所のないお茶目な性格だが、部下からの信頼は厚い。

善法寺 伊作 (ぜんぽうじ いさく)

6年は組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの食満留三郎とは寮でも同室。6年間保健委員会を務め、現在は委員長に任命されている。そのため医術に関しては非常に詳しく、自ら薬を煎じるほど。委員会では猪名寺乱太郎の先輩にあたる。優しくお人好しな性格だが、非常に不運な体質。

食満 留三郎 (けまとめさぶろう)

6年は組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの善法寺伊作とは寮でも同室。学園一の武闘派だが、委員長を務める用具委員会では面倒見の良い性格が伺える。同級生である6年い組の潮江文次郎とは犬猿の仲。初登場から名前の判明まで9年かかったため、作中で9年目のプリンスと呼ばれる。

立花 仙蔵 (たちばな せんぞう)

6年い組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの潮江文次郎とは寮でも同室。作法委員長を務め、戦の作法に詳しい。火器火薬を扱わせれば忍術学園一の腕前。冷静沈着で勉強熱心な優等生だが、怒らせると我をなくして怒り狂う。

潮江 文次郎 (しおえ もんじろう)

6年い組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの立花仙蔵とは寮でも同室。学園一忍者している男と呼ばれ、常に敵の襲撃に備えて鍛錬をしている。委員会は会計委員に所属、委員会中でも鍛錬を怠らず、その様子から地獄の会計委員長と呼ばれる。

七松 小平太 (ななまつ こへいた)

6年ろ組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの中在家長次とは寮でも同室。ありあまる体力と怪力の持ち主で、体育委員会の委員長を務める。明るく豪快、細かなことは気にしない性格。「いけいけどんどーん」のかけ声が特徴。

中在家 長次 (なかざいけ ちょうじ)

6年ろ組に所属する忍術学園の最上級生。クラスメイトの七松小平太とは寮でも同室。非常に無口で声も小さく、何か話しても「もそもそ」としか聞こえない。図書委員長を務め、その豊富な知識から沈黙の生き字引と呼ばれる。委員会の後輩である摂津きり丸とはよく行動をともにしており、時折親子に間違えられている。

平 滝夜叉丸 (たいらの たきやしゃまる)

忍術学園4年い組で、綾部喜八郎とはクラスメイト。学年で教科、実技ともに一番の成績であると豪語する自惚れ屋で、その自信から相手を侮るタイプ。所属する体育委員会では委員長の七松小平太に振り回されている。

田村 三木ヱ門 (たむら みきえもん)

忍術学園4年ろ組所属。過激な武器を得意とする自称忍術学園のアイドル。火器をこよなく愛しており、愛用の大砲などに名前を付けて散歩をさせるほど。同級生の平滝夜叉丸とは仲が悪く、互いにライバルとしていがみ合っている。下級生の多い会計委員会では委員長である潮江文次郎の補佐を行う。

綾部 喜八郎 (あやべ きはちろう)

忍術学園4年い組の作法委員を務める。仕掛け罠の名人で、愛用の踏み鋤を使って所構わず塹壕や罠を作っている。そのため「穴掘り小僧」、「天才的トラパー」の異名をとっている。

斉藤 タカ丸 (さいとう たかまる)

町の髪結いの息子で、父のようなカリスマ髪結いになるべく修行をしていた。しかし先祖代々忍者の家柄であったことが判明し、忍術学園の4年は組に途中入学することになった。委員会は火薬委員に所属。年齢は他の4年生より2歳年上の15歳。

鉢屋 三郎 (はちや さぶろう)

忍術学園一の変装の達人で、その素顔は誰も見たことがない。普段は同じ5年ろ組の不破雷蔵に変装していることが多い。武術の腕も6年生に匹敵するほどだといわれている。学級委員会に所属しているため、行事の際は司会や審判を務めることが多い。

不破 雷蔵 (ふわ らいぞう)

真面目で面倒見の良い優等生だが、思案が過ぎることが多々あり、なかなか行動に移せない迷い癖がある。人当たりが良く下級生からも頼りにされるも、大ざっぱなところが玉に瑕。忍術学園5年ろ組で鉢屋三郎とはクラスメイト。摂津きり丸と同じ図書委員会に所属。

池田 三郎次 (いけだ さぶろうじ)

忍術学園2年い組の火薬委員。猪名寺乱太郎たち1年生に対して意地の悪い態度を取る。実家が漁師のため水遁の術を得意とする。

川西 左近 (かわにし さこん)

忍術学園2年い組の保健委員で、委員会では猪名寺乱太郎の先輩。クラスメイトの池田三郎次とよく行動をともにしている。

ゼニの花は白い号 (ぜにのはなはしろいごう)

『落第忍者乱太郎』に登場する犬。元は地主の飼い犬だったが、忍たまを追って忍術学園にたどり着き、そのまま居着いている。「ヘムヘム」という変わった鳴き声が特徴。

食堂のおばちゃん (しょくどうのおばちゃん)

忍術学園の食堂を切り盛りする女性。「お残しは許しまへんでー!!」が口癖で、その通り食べ残しをすると相手が教員であろうと許さない。誰も逆らえないことから忍術学園最強のおばちゃんと呼ばれる。

山田 利吉 (やまだりきち)

猪名寺乱太郎の担任である忍術学園教師・山田伝蔵の一人息子。フリーの売れっ子忍者として多忙を極めるが、母からの使い物を届けに忍術学園の父の元へよく訪れている。

集団・組織

1年は組 (いちねんはぐみ)

『落第忍者乱太郎』の主人公猪名寺乱太郎が忍術学園で所属するクラス。摂津きり丸や福富しんべえなど総勢11名が所属する。教科を土井半助、実技を山田伝蔵が受け持っている。さまざまな騒動に巻き込まれて授業がつぶれてしまうため、いつも休み返上で補修を行っている。全体的に成績は悪いが、機転が利き行動力がある者が多いので実戦には強い。

忍術学園

『落第忍者乱太郎』に登場する、忍術を教える架空の学校。全寮制で、入学資格は10歳以上。入学金さえ払えば誰でも入学することができる。全部で6学年まで存在し、各学年「い」から「は」まで3クラスが登場している。進級するに従い授業内容が厳しくなってくるため、途中退学する生徒もおり、上級性は人数が少ない。また途中入学者もいる。卒業後は必ず忍者になるわけではなく、手習いのために入学する生徒もいる。 塀で隔てた場所に女子生徒の学ぶくノ一教室がある。

場所

ドクタケ城 (どくたけじょう)

『落第忍者乱太郎』に登場する架空の城、および集団の名称。周囲に戦を仕掛け、強引に領地を広げる悪名高い城。城主の木野小次郎竹高と、忍者隊の首領稗田八方斉がその中核を成す。軍事の強化に余念がなく、忍術学園に対抗して、未来のドクタケ忍軍を育てるべくドクタケ忍者教室を開設する。

その他キーワード

忍たま (にんたま)

『落第忍者乱太郎』に登場する用語で、忍術学園に通う生徒を指す。忍者のたまごを略した愛称。

アニメ

忍たま乱太郎(第1シリーズ)

両親の期待を胸に一流の忍者を目指して忍術学園に入学した乱太郎だったが、一年は組は問題児だらけで落胆。しかし、同室のきり丸が戦で両親を亡くし天涯孤独でありながら、逞しく生きる姿に学び、いつも胃をキリキリ... 関連ページ:忍たま乱太郎(第1シリーズ)

書誌情報

落第忍者乱太郎 64巻 朝日新聞出版〈あさひコミックス〉

第1巻

(1993-04-07発行、 978-4022750013)

第2巻

(1993-05-11発行、 978-4022750020)

第3巻

(1993-06-07発行、 978-4022750037)

第5巻

(1993-08-07発行、 978-4022750051)

第6巻

(1993-09-07発行、 978-4022750068)

第7巻

(1993-10-07発行、 978-4022750075)

第8巻

(2024-05-17発行、 978-4022750082)

第9巻

(2024-05-17発行、 978-4022750099)

第10巻

(2024-05-17発行、 978-4022750105)

第11巻

(2024-07-16発行、 978-4022750112)

第12巻

(2024-07-16発行、 978-4022750129)

第13巻

(2024-06-28発行、 978-4022750136)

第14巻

(2024-07-16発行、 978-4022750143)

第15巻

(2024-06-28発行、 978-4022750150)

第18巻

(2024-07-16発行、 978-4022750181)

第19巻

(2024-07-16発行、 978-4022750198)

第20巻

(2024-07-16発行、 978-4022750204)

第21巻

(2024-06-28発行、 978-4022750211)

第22巻

(2024-06-28発行、 978-4022750228)

第23巻

(2024-06-28発行、 978-4022750235)

第24巻

(2024-06-03発行、 978-4022750242)

第26巻

(2024-06-03発行、 978-4022750266)

第27巻

(2024-07-16発行、 978-4022750273)

第28巻

(2024-06-28発行、 978-4022750280)

第29巻

(2024-06-07発行、 978-4022750297)

第30巻

(2024-07-16発行、 978-4022750303)

第32巻

(2024-06-03発行、 978-4022750327)

第33巻

(2024-06-03発行、 978-4022750334)

第34巻

(2024-05-15発行、 978-4022750341)

第35巻

(2024-05-15発行、 978-4022750358)

第37巻

(2024-06-05発行、 978-4022750372)

第38巻

(2024-06-05発行、 978-4022750389)

第42巻

(2024-06-05発行、 978-4022750426)

第43巻

(2024-06-05発行、 978-4022750433)

第44巻

(2024-06-05発行、 978-4022750440)

第45巻

(2024-06-05発行、 978-4022750457)

第46巻

(2024-05-15発行、 978-4022750464)

第48巻

(2024-06-05発行、 978-4022750488)

第51巻

(2024-05-15発行、 978-4022750518)

第52巻

(2024-06-05発行、 978-4022750525)

第53巻

(2024-05-15発行、 978-4022750532)

第56巻

(2024-05-15発行、 978-4022750563)

第58巻

(2024-05-15発行、 978-4022750587)

第59巻

(2024-05-15発行、 978-4022750594)

第60巻

(2024-05-15発行、 978-4022750600)

第61巻

(2024-05-15発行、 978-4022750617)

第62巻

(2024-05-15発行、 978-4022750624)

第64巻

(2024-05-15発行、 978-4022750648)

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