TVアニメも最終回間近! 『僕のヒーローアカデミア』ってどんなマンガ?561 Pt.

世界人口の約八割が特異体質を持つ時代となった地球。
空を飛んだり、巨大化したり、火を吐いたり…。超常の発現は世界各地で相次ぎ、いまや特異体質という個性を持たない方が珍しい世界となっていた。
しかし超常的な個性を手に入れた人間が、みな良い事に利用するとは限らない。その個性を悪いことに使う人間も当然存在する。

強力な個性を悪事に利用する敵（ヴィラン）に対するは強力な個性を持つ英雄。
そんな訳で、勇気を持つ人々が善意で敵と対峙しこれを打破していく。人々は彼らをヒーローと呼び、やがて国は公的職務として彼らの英雄活動をサポートするようになっていく。

緑谷出久（みどりやいずく）も、そんなヒーローを目指す少年。
幼い頃に映像で見た、世界ナンバーワンヒーローのオールマイトに憧れ、自分もそんなヒーローになることを夢見ている。

しかし現実は彼に過酷な運命を与える。
通常4歳までになんらかしらの個性が発現するのだが、出久にはいっこうに個性の発現が無かった。
不安になって病院で診察してもらう両親、診断結果は残酷なものだった。

無個性

出久は、この世界ではとても珍しい個性を持たない身体で生まれてきたのだ。
無個性の少年が最高のヒーローになるまでの話。

週間少年ジャンプにて連載中、コミックは最新9巻まで発売中。

なれるものなら誰でもヒーローになりたいと思うのは人間の性。少年出久もヒーローを目指している。
この世界のヒーローは超常的な個性を持ち、敵と直接対峙する力を持つ人々なのに対し、無個性の出久では、とてもヒーロー活動をすることはできない。
力なき正義は、意味をなさないのだ。しかし、ヒーローとは何なのだろうか。

幼なじみが敵に捕らえられ命の危機に陥った時、たった一人無個性の出久のみが敵に戦いを挑んだのだ。
力を持っていても、心が伴っていなければヒーローにはなれない。
改めてヒーローとは何かを考えさせられる。

出久とオールマイトが出会ったとき、奇跡が起こったのだ!

ヒーローも初めから強いわけではない。
友と共に鍛え、競い合い、そして心と身体、能力を鍛えていく。
そんな成長物語がおもしろい『僕のヒーローアカデミア』。
ヒーローに憧れた人には、ぜひ読んでみてほしい。