片目隠れキャラ特集！オススメ漫画５選70 Pt.

本作の片目が隠れているキャラクターは、主人公のマフムートだ。ショートボブのような髪型で、長めの前髪を大きく左側に流しているのが特徴的。前髪により左目が隠れた片目のキャラクターとして描かれる。アップになると前髪から左目が覗き、状況によってはしっかりと両目が描かれている事も多い。マフムートは作中で美形と評されている少年であり、その中性的な容姿から女装をするシーンもある。女装の時も前髪は長めな状態が多く、片目が隠れている事も多く見られる。

本作の片目が隠れているキャラクターは、主人公であるR・田中一郎（通称あ～る）。あ～るは、成原博士が事故にあった息子・成原あきら（存命）に似せて作ったアンドロイドである。そのため人間的にはありえない動きをすることもあるが、その髪型は強固であり、左目は常に隠れたまま。作中では、彼のモデルである成原あきらが両目を見せているシーンは登場するものの、あ～るの左目は一度も描かれたことはない。黒の学ランに下駄履きと非常に個性的だが、周囲のキャラクターの濃さに押されどんどん影が薄くなる希有な主人公だ。

本作の片目が隠れているキャラクターは、009こと島村ジョー。日本人の母と国籍不明の父の間に生まれたハーフで、初期は少年として描かれていたが、次第にその容姿は青年へと変化する。そして髪の色も茶から金に近い色になるが、基本的にどちらかの目が隠れた状態で描かれている。1964年の連載開始から作者逝去まで続いた長い連載の中で、両目が描かれた場面もあるが、片目が隠れている髪型こそが、読者が思い浮かべる009であり、彼のトレードマークとなっている。

本作の片目が隠れているキャラクターは、ブラック・ジャックだ。幼い頃に瀕死の重傷を負い、右眉の上から左頬にかけて皮膚が移植された跡が残っている。その跡をあえて目立たせるかのごとく、顔の右側を長い髪の毛で隠して描かれているのだ。オペの際には手術帽をかぶり髪の毛を隠すので、両目がしっかりと描かれている場面もある。しかし、ブラック・ジャックといえば、季節を問わず身につけている黒のロングコートと、白と黒のツートンカラーの髪から覗く片目の印象が強い。ニヒルなキャラクターにぴったりの造形だ。

本作の片目が隠れているキャラクターは、左目を長い前髪で隠している蟲師のギンコ。彼は子どもの頃、土砂崩れに巻き込まれ母親を失ってしまう。そして、孤児になり山中を彷徨っていたところを蟲師ぬいに拾われ、彼女と共に暮らすことになる。その後、近所の沼に生息するトコヤミという蟲が原因で白髪緑目となり、さらに左目と過去の記憶すべてを失う。この事件をきっかけに、彼は失った左目を前髪で隠すようになった。そして、蟲師としての道を歩んでいくことになる。