「変身!」と叫び、悪と戦い続けた正義の戦士・仮面ライダー。新たな敵組織 「BADAN」との戦いを鬼才・石ノ森章太郎が創りあげた勇者たちが、剛腕・村枝賢一により、ここに蘇る。
テレビドラマ終了後から物語は始まる。それぞれの戦いに終止符を打ったヒーロー達は世界各地に散らばり1人戦っていた。彼らが何を思い、何に心を痛め、なんのために戦うのか。戦う意味、必要、守るものと敵。自分達仮面ライダーと人間との違いに苦しみながら1人1人のその後を描いた第1部。
第2部では、テレビドラマでは描かれなかった「仮面ライダーZX(ゼクロス)」を主人公にして、物語が進んでいく。世界各地に散らばっていたヒーローたちが集結し、新たな謎の敵へと挑む。
月刊マガジンZにて連載。コミックは、全16巻まで発売。完結。
現在は、月刊少年マガジンにて『新 仮面ライダーSPIRITS』を連載中。コミックは最新13巻まで発売。
仮面ライダー1号 本郷 猛
ショッカーやゲルショッカーから日本を守った最初の改造人間。
仮面ライダー2号 一文字 隼人
1号ライダーとともにショッカーやゲルショッカーから日本を守った2人目の改造人間。
仮面ライダーV3 風見志郎
デストロンから日本を守った3人目の改造人間。
ライダーマン 結城 丈二
デストロンの科学者だったが、裏切って志郎=V3とともにデストロンから日本を守った4人目の改造人間。
仮面ライダーX 神 敬介
GOD機関から日本を守った5人目の改造人間。
仮面ライダーアマゾン アマゾン(山本大介)
ゲドンやガランダー帝国から日本を守った6人目の改造人間。
仮面ライダーストロンガー 城 茂
ブラックサタンやデルザー軍団から日本を守った7人目の改造人間。
スカイライダー 筑波 洋
ネオショッカーから日本を守った8人目の改造人間。
仮面ライダースーパー1 沖 和也
ドグマ王国やジンドグマから日本を守った9人目の改造人間。
仮面ライダーZX(ゼクロス)村雨 良
第2部以降の主人公。
主人公の父、早田進は自分だけがウルトラマンの活躍を知らない。
主人公の早田進次郎は自分の持つ常人とはかけ離れた身体能力を持っているが、制御はできない。
そんな中、ある日突然、謎の敵に襲われる進次郎。父・早田は過去を思い出し、自分こそがウルトラマンであったと告白、敵との戦闘が始まった。
父がかつてウルトラマンと同化していたことにより、生まれながらに「ウルトラマン因子」を持つ特別な存在の主人公、早田進次郎は、戦うことに意義や戦っていくことで開花してゆく自分の超人的な身体能力に悩みながらも「ウルトラマン」として、次々に振りかかる試練から問いかけられながら戦う。
「お前は誰だ」
悩みながら戦い、仲間と出会い、そして襲ってくる異星人の目的。本当の正義とは何かを、原作・作画 清水栄一×下口智裕問いかけてくる。
ウルトラマンではあるが、宇宙人のウルトラマンは登場人物の回想でしか登場をしない。
そのかわりに、地球人であり、かつてウルトラマンとして戦っていた男の息子が、ウルトラマンのスーツを着て宇宙人たちと戦う話である。知っている怪獣や、人物は登場しているがこれは地球の物語であり、ウルトラマンの物語であり、『ULTRAMAN』である人間の正義の物語である。
月刊ヒーローズ連載中、最新第8巻まで発売中。
ウルトラマン
かつて早田と同化し、すべての異星人や怪獣から地球を守り抜いてきた光の巨人。現在はその存在が過去のモノとなっている。
ウルトラマン因子
早田、および進次郎という「ウルトラマンに関わりのある2人」に存在する特殊な因子(遺伝子)。これを有する2人は一般人を遥かに凌駕する身体能力を持ち、普通の攻撃や事故程度ではびくともしない頑丈な肉体を持っている。
ウルトラマンスーツ
早田、および進次郎二人に存在するウルトラマン因子を最大限に生かす為に井手が開発したスペシウムをエネルギー源とするパワードスーツ。デザインはウルトラマンをモデルとしたもの。身体能力の強化だけでなく、非常に高い防護性を誇っている。
科学特捜隊
通称「科特隊」。かつて怪獣や宇宙人から地球を守っていた組織。
それぞれのヒーローたちの苦悩や葛藤が描き出された作品は、当時のTVシリーズではみられなかった、ヒーローの裏側が見える。
大人になった今なら彼らのそんな思いを共感できることも多いのではないだろうか。