巨匠たちの若かりし頃の作品集~70年代編~22 Pt.

巨匠として名高い漫画家たちが70年代に発表していた名作かつ問題作の数々を列挙してみました。21世紀だからこそあらためてその価値が問われる珠玉の作品たち。巨匠たちの若き頃の荒々しい才能の輝きに触れてみてください。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『男おいどん』

『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』といったSF巨編で知られる松本零士先生ですが、その一方で四畳半下宿で生活する男達の人情味あふれるドラマ・シリーズも長くて手がけておられます。『男おいどん』はその草分け的な作品。がに股、ど近眼でブ男の主人公「大山昇太」の心優しく気取らない人生が多くの読者の共感を生み人気を呼びました。未来の宇宙空間で勇壮な物語が展開するだけが松本零士ワールドではありません。四畳半下宿でつむぎ出されるドラマもまた松本零士ワールドなのです!

『光る風』

少年警察官を主人公にしたギャグマンガ『がきデカ』で一世を風靡した山上たつひこ先生。彼が『かぎデカ』や『喜劇新思想体系』などの作品で大人気作家になる以前に「週刊少年マガジン」で発表した問題作が『光る風』です。1970年に発表されたこの作品は、日本が再軍備を始め、軍国主義が台頭していく様を残酷な描写を交えて描き話題となりました。集団的自衛権をめぐって様々な騒動が起こっている今こそお薦めしたい一作です。

『アシュラ』

1970年に「週刊少年マガジン」で連載を開始した問題作中の問題作が『アシュラ』です。平安時代末期、飢饉の中で産まれた赤ん坊「アシュラ」。凄まじい飢饉の描写や人肉食といった過激なシーンによって社会問題となり、掲載紙の「少年マガジン」は神奈川県で有害図書指定されてしまいました。1年近く続いた連載は様々な批判の中、完結することなく終了。しかし、その後、1981年「週刊少年ジャンプ」26号に最終話が改めて掲載され『アシュラ』は完結いたしました。「限界まで追いつめられた人間に救いは存在するのか?」 というテーマをとことんまで追究した超問題作に向き合う勇気が、あなたにおありならば、お薦めの一作といえるでしょう。

『漂流教室』

荒廃した未来へタイムスリップしてしまった小学生たちが懸命に生きのびようとする様を描く『漂流教室』。それはまさにSF版『15少年漂流記』。原発問題を抱える21世紀の我々にとっても見逃せないテーマがいたるところに込められている作品です。是非ともご一読あれ。

『男組』

権力と暴力で学園支配を行う高校生・神竜剛次。彼を倒すべく立ち向かうのは「父親殺し」の罪状を背負う少年刑務所のボス・流全次郎。人としての尊厳をかけて戦う流全次郎であったが、次第に本当の敵である「影の総理」の存在が浮きあがり、戦いはさらに絶望的な局面へと向かう。強大な権力を持つ者は常に影から人民を堕落させ支配する。そんな状況を打ち破ることができるのは青年達の熱き心であると主張してやまない熱い作品です。

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