ロボットオススメマンガ7選100 Pt.

ロボットの登場するマンガでオススメ作品を7つ紹介する。

ロボットオススメマンガ7選

出典:Amazon.co.jp

概要

ロボットの登場するオススメマンガを厳選して7作品紹介する。

『20世紀少年』

突如行方をくらませた姉の娘を養育しつつ生活する主人公「遠藤健児(ケンヂ)」。彼は周囲の人間の失踪や死を目の当たりにし、幼少期に友人たちと作った「よげんの書」の内容を思い出していく。そして世界滅亡の黒幕「ともだち」の正体を追求していくことになるのだ。本作で登場する巨大ロボットは、「ともだち」が率いる組織の秘密兵器として登場する二足歩行ロボット。しかし1台目は二足歩行をするには至っておらず、苦肉の策としてすり足をするのが精一杯だった。完璧な二足歩行が実現されたのは2台目である。本作は随所に散りばめられた秀逸な伏線が素晴らしい。またストーリーは幼少期の主人公たちの空想が基になっているため、上記ロボットのように「無理やり」登場した技術も多い。登場人物がそれらに戸惑うシーンも、この物語のスパイスになっている。実写化された映画も好評を博しており、さらに完結編となる『21世紀少年』も併せて拝読して欲しい。

『PLUTO』

本作は「手塚治虫」の名作『鉄腕アトム』のエピソードの1つである「地上最大のロボット」に焦点を当てリメイクされた作品だ。原作版もただのロボット同士の力比べの話では片付けられない話の深みを持っていたが、本作はさらに作者「浦沢直樹」の大胆なアレンジが施されており、全くの別作品と言っても差し支えない内容に仕上がっている。物語は原作同様、ロボットが社会進出をしている世界を舞台としているが、本作に登場するロボットは非常に人間くさい繊細な心象描写が特徴。また原作では脇役だった「刑事ロボット」「ゲジヒト」を主人公にし、そんな彼の視点から事件を追うのも新しい。当然原作の主人公「アトム」も登場するが、彼は見た目が異なるだけでなくどこか達観したような内面を見せ、本作で重要な役回りをしてくれている。全8巻と一気に読むには手ごろな巻数なので、興味を持った方は是非お手に取ってみて欲しい。

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』

本作は劇場用アニメ『機動戦士ガンダムF91』の続編として制作された作品。外見的にも海賊のような特徴的なシルエットは、好き嫌いが分かれるにしろ秀逸なデザインである。ひょんなことから「宇宙海賊クロスボーン・バンガード」に乗船した主人公「トビア・アロナクス」は、なし崩しに戦果に巻き込まれていく。当初は敵から奪った量産型の「モビルスーツ」で戦っていたが、最終的に「クロスボーン・ガンダムX3」に乗り換えている。地球圏の危機を救っていく過程は実に少年マンガ的で、スーパーロボットテイストの強い内容。そのためただの「ガンダム」シリーズの1つとしてではなく、独立した1つのスーパーロボット作品として楽しむこともできる。今まで「ガンダム」シリーズに馴染みのなかった方も、本作だけを掻い摘んでみるというものアリだ。

『ロボットポンコッツ』

出典:Amazon.co.jp

少年向け月刊誌『コミックボンボン』で連載されていた、同名ゲームボーイ用ソフトのタイアップマンガ。「ロボットポンコッツ(通称ロボポン)」と呼ばれるロボット達と人間が共存している世界が舞台。祖父から借金だらけの会社を引き継いだ主人公「ユースケ」が、会社の宣伝のために「ロボポン」を使ったロボットバトル戦を繰り広げる物語だ。本作は幼児向けに作られた原作ゲームの簡素な物語を、青年誌でも通用するように大胆なアレンジを加えている。さらにはキャラクターデザインも作者の趣味が全開となっており、特に女性のバストが豊満になるなどの変貌を遂げた結果、雑誌を代表する作品の1つとなった。近年新装版が発売されたことから、かつての読者だけでなく新規層も手に取りやすくなっているため、一度目を通してみてはいかがだろうか。

『メダロット』

同名ゲームボーイ用ソフトの原作者である「ほるまりん」によってコミカライズされた作品。「メダロット」と呼ばれるロボットのおもちゃが世界的に浸透した世界が舞台。主人公「あがたヒカル」がレアな「メダル」で動く人間臭い「メダロット」の相棒「メタビー」と共に、世界征服を目論む悪の組織と戦う物語だ。本作は幼児向けマンガながら、おもちゃメーカーへの風刺や哲学的な台詞回しなどで高い評価を得ており、原作となったゲームは発売当初から20年近く経った今でも新作がリリースされている。脇役の1人1人にも台詞を多く回し、比較的多い登場人物たちもキャラクターがしっかり立っている。またロボット同士の殺伐ともいえるバトル描写は、見ていて痛みすら感じるような内容まで細かく描写されているのも魅力の一つだ。近年では新装版も販売されており、気になった方は是非ご覧頂きたい。

『サイボーグクロちゃん』

『月刊コミックボンボン』で連載されていた作品で、サイボーグに改造された猫「クロ」が街を破壊しながら暴れまわるハチャメチャなギャグコメディ。しかし時折扱われるえげつない描写や登場人物の過去にまつわる重い話は、とてもじゃないが幼児向けマンガとは思えない。こういった緩急のある物語構成が魅力だ。特に屈指の名エピソードと言われるのは、主人公「クロ」の永遠のライバル「ミー」の誕生秘話だろう。バトルの際は頼れる味方として描かれる「ミー」と、その駄目な主人「剛万太郎」の出会いはおそらく涙なしでは語れない。本作はアニメ化もされているため、マンガ版も併せて読んでみるとより一層楽しめるはず。

『機動警察パトレイバー』

『週刊少年サンデー』にて連載されていた、近未来の東京を舞台としたSFロボットマンガ。ロボット工学が発展し、作業用のロボット「レイバー」が各方面で活躍する一方、このロボットを犯罪に使用することが社会問題とされていた。これらの「レイバー犯罪」検挙のため、警視庁により導入された「パトロールレイバー(通称パトレイバー)」の活躍を描いた物語。主人公の1人に女性パイロットを当てたことは、当時のロボット物の中では異色と言える。また組織の運営状況やロボットの壊れやすさ、企業と犯罪組織の陰謀うごめく大人なストーリーなど、当時のロボットマンガではあまり描かれなかった側面を詳細に描くことで、リアルロボット物の代表格として今日でも広い支持を集めている。アニメ版とは物語構成や登場人物の役柄が異なっているが、作者曰く「マンガが原作ではなく双方原案」というスタンスなので、是非ともアニメ版だけでなくマンガ版にも目を通して欲しい。

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