署の音楽界に向けて、各々担当の楽器を練習することになった両津たち。
両津はバイオリンを担当することになったが、部長から、「お前のような品のないやつにバイオリンは似合わない」と罵られてしまう。
どうしても部長を見返したい両津は、麗子が幼い頃バイオリンを習っていたガンディーニ氏に直接指導を依頼、部長を見返したい一心で練習を始めるや否や、どんどん上達していきプロ顔負けの腕にまでになる。
何故か顔まで音楽家らしくなった両津は、中川や麗子までもが「ガンディーニが乗り移ったようだ。」という素晴らしい演奏を披露し、部長をギャフンと言わせることに成功したのだが…。
部長を見返すがために両津が何かを極める話はいくつかあるが、これはその中でも特に面白い話である。
トランプの大貧民をすることになった両津たち派出所メンバー。
ゲームの中くらいは中川、麗子たちの上を行きたいと息巻く両津だが、実際にやってみると中川・麗子が大富豪・富豪、両津と寺井が平民、貧民と現実と全く変わらない展開に。
この後、麗子に惚れる白鳥麗次が登場していっしょにゲームをするのだが…白鳥麗次が登場する話はほとんど展開が同じなのだが、どれも面白い。
本人はもちろん、家族全員が超多忙な中川一家。ここではコミック連載開始以来、初めて中川一家が全員集合する。
中川本人も実の父親の顔が思い出せなかったり、妹の顔を初めて見た気がすると言ってしまうような始なのだが、なんとか日本で全員集合することに成功。
両津から惑星直列家族と揶揄されてしまうのだが、なんとも言い得ていて面白い。
ちなみに父、母、妹は2011~2014年にまた日本を訪れる予定だったが、実際の作中ではそれは叶っていない。
このほかにも爆笑回はまだまだあるので、またの機会に紹介しよう。