元最強の黒騎士がメイドに転生して活躍する、なろう小説のコミカライズ作品。16歳の少女マリアは、王国貴族であるアーバンド侯爵家に、侯爵令嬢リリーナのメイドとして雇われている。彼女の仕事はもちろんリリーナの世話だがそれだけではない。侯爵家の人間を狙う暗殺者たちを始末することも、マリアの仕事だった。彼女はただのメイドではなく戦闘メイドなのだ。圧倒的な戦闘センスを誇るマリアだがそれもそのはず。彼女の前世は最強の黒騎士オブライトだった。
仲間や国王から絶大な信頼を寄せられていたフレイヤ王国黒騎士部隊隊長オブライト。彼は友でもある国王の剣として戦場に赴き、命を落とした。オブライトが意識を取り戻すと、そこは戦場ではなく温かな場所。彼はマリアという娘に転生し、優しい父母と穏やかな日々を送り始める。しかしある日、強盗に襲われて父母が死亡。孤児となったマリアは、スラムで一日一日を必死で生き延びる生活を送るようになる。そんなマリアがアーバンド侯爵家に拾われるきっかけとなったのは、侯爵家子息アルバートを危機から救ったことだった。戦闘メイドとしてアーバンド侯爵家に仕えるようになったマリアはやがて、王子と婚約したリリーナと共に王宮へ行くことになり、そこで前世の仲間と再会する。
女性が苦手な黒騎士とエッチな女奴隷が繰り広げる異世界コメディー漫画。主人公の黒騎士ローランドは、高潔な意志で民を助ける騎士の中の騎士だと評判の男。とても人気があるのだが、彼にはある問題があった。それは、とにかく女性が苦手だということ。女性を前にすると途端に上手く喋れなくなり、過呼吸気味になってしまう。そのため、アラサーになっても妻子どころか恋人の一人すらいなかった。そんな彼の前に、ひどく騒がしい奴隷の少女ジェシカが現れる。
黒騎士ローランドは、幼少期から女運がなかった。姉たちからはこき使われ、初恋の相手からは初デートで別れを切り出された。親しくなった女性がストーカーだったこともある。そのため、大人になる頃には女性不信がすっかりこじれてしまっていた。しかしローランドとて、お付き合いや結婚に興味がないわけではない。ある日、彼は盗賊団が女奴隷を隠しているという情報を聞き、救出すれば奴隷の女性から好意を抱いてもらえるかもしれないと考え、盗賊団退治に向かう。そこで出会ったのがジェシカだったのだが、彼女は女性が苦手なローランドじゃなくても引いてしまいそうなほどハイテンションでエッチな奴隷だった。ローランドは戸惑いながらも、救出したジェシカと交流を重ねていく。
ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの抗争劇が描かれたアクション漫画。物語の舞台となるのは、19世紀末のイギリス。主人公は名門貴族ジョースター家の跡取り息子である正義感の強い少年ジョナサン・ジョースター、通称ジョジョだ。彼の敵として現れるのが、貧民街出身の少年ディオ・ブランドー。ディオはジョースター家に養子として入り、ジョースター家の財産の乗っ取りを計画していた。2012年10月にテレビアニメ化された。
『ジョジョの奇妙な冒険』は、ジョースター一族とディオ、そしてディオの後継者たちの長い戦いを描いた壮大な大河群像劇だ。その始まりであるPart1には、ブラフォードという黒騎士が登場する。黒騎士ブラフォードは、スコットランド王国の女王であるメアリー・スチュアートを守護していた騎士。戦で家族を失った彼は、自身に救いを与えてくれた女王メアリーに絶対の忠誠を誓っており、過酷な鍛錬の末に得た超人的な能力を彼女のために使っていた。しかし、そのメアリーが処刑されてしまい、世に強い恨みを抱きながら死亡。後に吸血鬼となったディオの手でゾンビとして復活させられ、ジョナサンの前に敵として現れる。ジョナサンを苦しめるブラフォードの強さに注目だ。
少年と少女の出逢いをきっかけに始まる広大な空を巡る旅を描いた、王道RPGのコミカライズ作品。舞台となるのは、人々が空中に浮かぶ島々で生活している世界。主人公のグランは、星の民が暮らすと言われている伝説の島「イスタルシア」への冒険を夢見ている少年だ。ある日、グランはエルステ帝国に追われる不思議な少女ルリアと出逢う。この出逢いが、グランの空の果てへ向かう壮大な冒険の始まりだった。2017年4月にテレビアニメが放送された。
エルステ帝国に追われる少女ルリアを庇い瀕死状態になったグランは、ルリアの持つ不思議な力のおかげで一命を取り留めた。しかしその結果、グランとルリアの命は同化し、互いの距離が離れすぎると命の危険にさらされるという身体になってしまう。そのためグランは、帝国から逃げるルリアに同行して空の冒険に繰り出すことになった。後にそんな彼の前に現れるのが、漆黒の鎧に身を包んだ黒騎士だ。黒騎士は色の名前を冠する7人の騎士「七曜の騎士」の1人で、エルステ帝国の最高顧問。エルステに帝政を導入した立役者だが、独自の考えのもと帝国軍からは距離を置いて行動している。果たして黒騎士は敵か味方か。作品を読んでその正体を見極めよう。
少女バットの活躍を描いたSFバトル漫画。主人公のバット・デュランは17歳の少女。彼女は今いる世界に別れを告げ、自身の生まれた世界「レインボーリア」に帰ろうとしていた。レインボーリアに繋がる涸れ井戸を通り、光の海を抜けると、そこにあったのがバットの生まれ故郷である星「星船(スターシップ)」。星船は魔物の手に渡らぬよう、バットの母親によって封印されていた。バットは星船の姫として、封印を解いて王位を継ぐべく奔走する。
一度くらい生まれ故郷を見ておきたい。そんな想いで世界を渡りレインボーリアにある星船に戻ってきたバットは、そこで自分の母親が星船の女王であったことを知る。星船は代々、黒騎士と呼ばれる女王によって動かされてきた。女王は聖なる力で星船を導き、魔物を退けてきたのだ。しかし年と共に女王の力は弱まっていくため、当然ながら後継者が必要となる。その後継者こそ、星船の姫であるバットなのだ。最初こそ王位を継ぐことに消極的であったバットだが、星船の平和を守るために星船の主となって戦うことを決意。バットを守る円卓の騎士、ローン・ウルフ、アイアン・ブル、ジェット・モンキー、フー・チェンと共に、数々の騒動に身を投じていくことになる。