ツジトモの代表作にして初連載作品。原作の綱本将也は、単行本10巻より原案・取材協力。日本のプロサッカー界を舞台に、イングランドでの監督経験を持つ元選手・達海猛が古巣チーム「ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)」の監督として復帰し、弱小クラブの改革に挑む物語。独自の戦術と育成方針で若手選手の才能を開花させながら、ベテランキャプテン・村越茂幸との確執やサポーターとの関係構築を通じて、チーム全体の変革を目指していく。本作はサッカー漫画でありながら、監督を主人公とした群像劇となっている。試合の勝敗だけでなく、選手の成長過程、チーム運営、戦術構築など、サッカーチームを取り巻く多面的な要素が盛り込まれている。作中では、実在のJリーグクラブをモデルとしたチームが登場し、各クラブの特徴を反映したリアルなサッカー界の状況が描写される。講談社「モーニング」で2007年6号から掲載。2008年に第2回「とらのあなコミック&ノベル大賞」、2010年に第34回「講談社漫画賞」一般部門を獲得。テレビアニメが2010年4月から放送された。