甲斐谷忍の代表作の一つ。現代日本を舞台に、巨額の金銭を賭けた騙し合いのゲーム「LIAR GAME」に巻き込まれた女子大学生の直が、天才詐欺師の秋山と出会い、1億円の参加費を元手にして心理戦に挑む物語。直は中学時代の恩師との対戦を経て、「少数決ゲーム」「密輸ゲーム」「感染ゲーム」といった複数のゲームを勝ち抜きながら、謎の組織「LIAR GAME事務局」の正体にせまっていく。本作は、人間の欲望と信頼をテーマにした心理サスペンス・ゲーム漫画。各ゲームにおける複雑なルール設定と参加者同士の駆け引きが物語の中核を成し、金銭を介した人間関係の変化や極限状態における人間性が、詳細な図解と心理描写を通じて描かれている。集英社「週刊ヤングジャンプ」2005年12号から2015年8号まで連載。テレビドラマ第1期が2007年4月から、第2期が2009年11月から放送。実写映画(劇場)が2010年3月、2012年3月に公開された。