人類滅亡か?!終わりのある世界を描いた漫画集342 Pt.

地球規模の天変地異や世界戦争、宇宙からの侵略に種の限界…。古今の漫画の中で、人類はさまざまな災厄に襲われます。多くの作品では、それらの危機を乗り越えて行く様が描かれるのですが、そのまま人類が滅亡してしまう作品も少なくありません。今回紹介させていただくのは、そんな作品たち。さまざまな形で描かれる人類の終焉をご覧ください。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『風の谷のナウシカ』

宮崎駿の代表作である同名アニメ映画の原作漫画。その結末は、アニメ版からは想像もつかない方向に展開していく。実は漫画版でのナウシカたち人間は、汚染された環境に適応するべく遺伝子操作によって産み出された存在であり、真の人類たちは地上が浄化されるまで眠り続けていた。それを知ったナウシカは激しく怒り、真の人類が眠る施設を破壊、自らを作り出した者たちを絶滅させてしまうのだ。

『火の鳥 未来編』

手塚治虫のライフワークとして知られる『火の鳥』の時系列上での最終エピソード。はるかな未来、政治的判断の一切を巨大な電子頭脳に一任していた世界各地の人類たちは、電子頭脳が下した決断に従って誰も望まないままに最終戦争に突入してしまう。

『漂流教室』

学校ごと超未来の荒れ果てた地球に転移してしまった小学生たちの、恐怖と絶望に満ちたサバイバルを描いた楳図かずおの代表作。砂漠化し怪物たちが跳梁する未来の地球で、それでも生きていくことを決意する主人公の姿で物語は終わりを迎え、その後の運命は語られない。

『ザ・ムーン』

大富豪が巨額の私費を投じて作り上げた巨大なロボット、ザ・ムーンと、それを操る権利を与えられた9人の少年少女の戦いを描いた作品。最終エピソードでは、少年漫画とは思えないほどのシビアで衝撃的な物語が展開し、主人公たちの敗北と人類の絶滅が暗示されたまま物語が終わる。

『ヨコハマ買い出し紀行』

人間とほぼ変わらない容姿とメンタリティを持つロボットの女性を主人公に、未来の人間たちの生活が淡々と描かれる作品。コミカルな表現や心温まるエピソードが中心だが、実はこの世界の人類文明は衰退期に入っており、徐々にだが確実に滅びに向かっているということが断片的に示唆されている。

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