踊る男装少女とダンスの王子様が、恋とダンスでユニットを組むラブコメディ。中高生に人気の動画サイトで人気の美少年ダンサー“アイ”。その正体は、人見知りでダンスだけがとりえの女子中学生、雫石愛(しずくいしあい)が男装した姿だった。ダンスの王子様の異名を持つハヤテに負けじと動画をアップしていたアイは、あるきっかけでオーディションを受け、ハヤテとのユニットでデビューが決定。事務所の規則で、ふたりは相部屋生活を送ることになる。
主人公の愛が友人のきーちゃんに見せてもらった初めての動画が“ダンスの王子様”ことハヤトの動画だった。自由で自信満々で目が離せない彼の姿に、好きなことなら誰にも負けない自分になりたいという呼び起こされた愛は、男の子の格好をして、“アイ”の名前でダンス動画を投稿。正体不明の美少年ダンサーとして評判になっていく。そんなある日、偶然にもハヤトと出会った彼女は、彼が伝えたオーディションに飛び入り参加し、憧れのハヤトとアイドルユニット「BUDDYZ」としてデビューする事に。しかし、所属する芸能事務所の決まりでハヤトと同居することになってしまい、愛は自分が女の子であることを隠して同居生活をスタートさせる。ハヤトは当初はライバルとしてアイを意識していたが、芸能活動の中でアイが女の子であること、アイと愛が同一人物であることに気付いていく。
男装女子が、お金持ちのお坊ちゃんの執事になって男子校に通うスクールラブ。借金がもとで出稼ぎに出た父親の代わりに、知り合いのパン屋に身を寄せながら弟の面倒を見ることになった類(るい)。弟のために少しでもいい環境に移りたい彼女は、友達に紹介された男子限定の少し危ないバイトに手をだしてしまう。悪い客に騙されてピンチの類を救ったのは、金持ちの鞠桐祷真(まりきりとうま)だった。祷真は類に執事にならないかと提案する。
はた目には美少年に見えるルックスの類。彼女の父親は知人に騙されて借金を負い、単身出稼ぎ中で、類は引きこもりになってしまった弟の京(きょう)を連れ、友人の萌香(もえか)宅に居候させてもらっている身だ。萌香に負担をかけたくない類は、友人に紹介された男子限定というバイトを始めるが、そこでタチの悪い強引な客に店の外に連れ出されピンチに陥ってしまう。そんな類を救ったのは、通りかかったお坊ちゃまの鞠桐祷真(まりきりとうま)だった。女性アレルギーである祷真だが、類にはアレルギーが起きなかったことを面白がり、「男装して彼の執事となって祷真の学校に通い、来年の春まで女であるとバレなかったら1000万払う」という条件を出してくる。借金返済のために男子校へ通うことになった類は、そこで暴君と呼ばれる祷真のいとこの遥祈(はるき)に恋心を抱いてしまう。
好きな人に近づく為に男装するヒロインと、彼女に恋するイケメン男子の片想いストーリー。高校1年の神崎颯士(かんざきそうし)は、女の子にモテモテのイケメン男子。今までどんな美女にも本気になったことのない颯士が初めてときめいたのは、バスケ部の朝比奈湊(あさひなみなと)だった。男にときめくことに動揺が隠せない颯士だったが、あるトラブルをきっかけに、実は湊は男装した女の子だということが発覚する。
イケメン高校生の神崎颯士は、男子バスケ部に所属する朝比奈湊が気になって仕方がない。練習中に不良に絡まれていた湊を助けた颯士は、自分の机にお礼のキャラメルを入れようとしている湊を発見。そこで颯士は、ふとしたトラブルから湊が女の子だと知ってしまう。正体がばれた湊は、憧れの人である先輩、榊匠海(さかきたくみ)に近づくために男装をしてバスケ部に入部したのだと語り、颯士に自分が女であることを秘密にしてほしいと語る。事情を知り、さらに湊に惹かれた颯士は自分もバスケ部へ入部し、本気で彼女へのアプローチを開始。湊が憧れる匠海だけでなく、湊が女の子だと知りちょっかいをだしてくる者まで現れて、それぞれの片思いが絡み合っていく。
性別を偽って新選組に入隊したヒロインの幕末青春グラフティ。舞台は幕末の京都。長州の勤皇派に父と兄を殺された富永セイ(とみながせい)は、仇討ちのために性別を偽り、後の新選組となる壬生浪士組へと入隊する。神谷清三郎(かみやせいざぶろう)と名を変え武士として生きることになったセイは、血気盛んな浪士に囲まれながら新選組として様々な事件へと立ち向かっていく。
性別を偽り、新選組の前身である壬生浪士組へと入隊した富永セイ。彼女が性別を偽って神谷清三郎と名乗り、荒くれ者だらけの浪士たちの中に身を投じたのは、倒幕派の長州浪人に殺された父と兄の仇討ちのためだった。女の身でありながら壬生浪士組へ入隊したのも、かつて兄が入隊を志願していたからだ。小柄な清三郎はそのスピードと身軽さ、何度倒されても挑み続ける芯の強さを武器に入隊試験を無事合格し、沖田総司の下で働くこととなる。入隊早々に沖田に女であることがばれてしまったセイは、涙ながらにいきさつを打ち明け、沖田は秘密を黙認する事に。次々と巻き起こる事件に奮闘するセイとそれを見守る沖田の間には、いつしか淡い恋心が生まれて行く。
金持ち学校のホスト部に入部する事になった男装ヒロインの物語。超お金持ちばかりが集まる私立桜蘭学院。その高等部に奨学特待生として入学してきた一般庶民の娘、藤岡ハルヒはうっかり第三音楽室に迷い込んでしまう。そこで彼女が出会ったのは私立桜蘭学院「ホスト部」の美男子6人だった。人の外見に興味がなく彼らに関心のないハルヒだったが、部室にあった高価な花瓶を割ってしまい、その借金を返すためホスト部員になる事に。
私立桜蘭学院は家柄が良く、お金も暇も持て余した超金持ちが集まるブルジョア系名門校。藤岡ハルヒは、桜蘭学院に奨学特待生として入学してきた一般庶民。静かに勉強できる場所を探していたハルヒは、第三音楽室に迷い込んでしまう。そこは華やかな美麗男子6人が「ホスト部」の部室として使用している部屋だった。ホスト部とは、暇を持て余した高等部の美麗男子6人が、同じく暇な女子をおもてなしする遊戯だった。部室に飾られていた800万の花瓶を割ってしまい、ハルヒは弁償のためにホスト部へ入部することに。男装して接客を担当することになった彼女は、お客様のニーズに合わせて女子とばれないように奮闘しつつも持ち前の天然な性格を活かして人気者となり、ホスト部員たちとの距離も近づいていく。