古い木造アパート「一刻館」の新しい管理人としてやってきた未亡人の音無響子と、可憐な彼女に一目ぼれした5号室に住む浪人生 五代裕作の恋物語。本編では二人の恋が一刻館の住人たちに揉まれながらもゆっくりと育まれていく様が丁寧に描かれている。また、浪人生だった裕作が大学生から社会人になるまでを追った成長ドラマとしても楽しむことが出来る。その他のサブキャラクターたちもひとりひとりキャラが立っており、各々の物語も同時に展開されている。
高橋留美子の有名な漫画というと『らんま1/2』、『うる星やつら』、『犬夜叉』の印象が強いが、同作家の名作となると『めぞん一刻』の名を挙げる読者も多いはず。
今回はその魅力の一端を担っている個性的なキャラクターたちを紹介する。
出典:めぞん一刻〔新装版〕
古い木造アパート「一刻館」の新しい管理人としてやってきた未亡人の音無響子と、可憐な彼女に一目ぼれした5号室に住む浪人生 五代裕作の恋物語。本編では二人の恋が一刻館の住人たちに揉まれながらもゆっくりと育まれていく様が丁寧に描かれている。また、浪人生だった裕作が大学生から社会人になるまでを追った成長ドラマとしても楽しむことが出来る。その他のサブキャラクターたちもひとりひとりキャラが立っており、各々の物語も同時に展開されている。
◎音無響子(一刻館管理人)
「管理人さん」の愛称でおなじみ、めぞん一刻のヒロイン響子。
「惣一郎」という亡き夫と同じ名前の大型犬を連れている。知る人ぞ知る元祖ツンデレキャラでもある。
◎五代裕作(一刻館5号室住人)
もう一人の主人公。響子が管理人となったことで一刻館に継続して住むことを決める。
優柔不断で意志が弱く、女性キャラをイライラさせ、読者をハラハラさせ、一刻館の住人たちにおもちゃにされている。
◎三鷹瞬
響子の所属するテニスクラブのコーチで、スポーツ万能、容姿端麗、お金持ちと世の女性が求める理想の男性像を言葉のとおり絵にしたような人物。響子に近づくため自ら犬を飼い、犬嫌いを克服。愛犬の名は「マッケンロー」、飼い主同様白い歯が光る。
◎一刻館の住人たち
一の瀬花枝とその家族、四谷、六本木朱美、中盤から登場する二階堂望。
彼らが裕作と響子の恋のキューピッド(?)であり、盛り上げ役でもある。
ただ茶化すだけではなく、必要な場面では叱咤し主人公たちを成長させていく。
最終局面では温かく見守ってくれる心優しき住人達。
◎女性キャラクターたち
主人公と関係が深い女性キャラクター三名。
性格もタイプもまったく違う女性陣、ストーリー展開も三者三様。
それぞれの気持ちの流れも丁寧に描かれているので、彼女たちをメインに物語を追っても楽しめる。
・九条明日菜
三鷹の婚約相手、ポメラニアンの「サラダ」を飼っている。
・七尾こずえ
バイト先で知り合った裕作のガールフレンド。
・八神いぶき
教育実習先である裕作の母校の生徒。
読み手の着眼点によって何通りにも楽しめる「めぞん一刻」。
雑誌初掲載から30年以上が経過しているが、今でも色あせない不朽の名作だ。
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